
天災と国防(小学館の名作文芸朗読)
小学館
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ナレーター:
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紺乃 ゆう
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著者:
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寺田 寅彦
このコンテンツについて
戦前の物理学者で俳人でもある寺田寅彦の随筆。二十世紀の日本は全体が一つの有機体である。文明が進むほど、天災の暴威による災害は激烈の度を増す傾向があるという事実を自覚し、平生から防御策を講じなければならない。それにも関わらず、一向にできないのはなぜか? 国家の安全を脅かす敵国に対する防御策は熱心に研究するのに。人類の進歩に従って、愛国心も大和魂も進化するべきだ。Public Domain (P)エイトリンクス
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初出は「経済往来」[1933(昭和8)年]。「寺田寅彦随筆集 第四巻」[小宮豊隆編、岩波書店、1948(昭和23)年]に収録。
幼い頃から体が弱かったので牛乳を飲まされていた。当時まだ飲みにくいものであった牛乳に少量のコーヒーを混ぜて飲んだ、という話から広がりを見せ、ついにはコーヒー哲学の序説なるものを綴った作品である。
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初出は「経済往来」[1933(昭和8)年]。「寺田寅彦随筆集 第四巻」[小宮豊隆編、岩波書店、1948(昭和23)年]に収録。
幼い頃から体が弱かったので牛乳を飲まされていた。当時まだ飲みにくいものであった牛乳に少量のコーヒーを混ぜて飲んだ、という話から広がりを見せ、ついにはコーヒー哲学の序説なるものを綴った作品である。
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明治から昭和初期にかけて活躍した物理学者、随筆家、俳人である寺田寅彦の随筆作品。
初出は「東京帝国大学新聞」[1929(昭和4)年4月]。「日本の名随筆89 数」[作品社、1990(平成2)年]に収録。
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著者: 夏目 漱石