実説 城谷怪談「お前も見た?」
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「お前も見た?」(23分)
ダイキさんが長野県、善光寺の参道でお仕事をされていた頃、帰り道は表の大通りを使わずに、善行寺裏手の山道を使っていたそうだ。
九月か十月の雨降りの夕方、仕事を終えて車に乗り込み、ワイパーで雨をはじきながら帰路に就く。暗くなり始めた道の端に黄色い傘を差した小学生の男の子が立っていた。
道路を横断したいのだろうと手前で車を停めると、男の子は左右を確認せずに渡り始めた。その時、対向車が速度を上げて猛然と走ってきた...。©2020 Wataru shirotani