実説 城谷怪談「待っていたよ」
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
<内容紹介>
「待っていたよ」(37分)
井村さんという五十代の男性は大阪出身、とても貧しい幼少期を過ごしたという。
そのころの楽しみと言えば、近所の神社で年二回開かれるお祭りだったが、小遣いもない上ではただ夜店縁日の通りをひやかして歩くことしかできないため、友達と連れ立っていくのはためらわれたのだが、イド君という友人は別だった。彼もまた井村さん同様に貧しかったのである。
毎回二人で縁日を楽しみ、夕暮れ時にベンチに腰かけて「いつか俺たちも腹いっぱい食えるようになりたいなぁ」と話して別れるのであった。
だが、その内井村さんは転校を繰り返し、お祭りに来られなくなってしまう。数年後、久しぶりに覗いたお祭り会場でイド君と再会を果たすのだが……。
<城谷 歩(しろたに わたる)>
1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年~2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com©Wataru Shirotani 2019