『小川未明 「赤い船」』のカバーアート

小川未明 「赤い船」

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小川未明 「赤い船」

著者: 小川 未明
ナレーター: 中山 依里子
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このコンテンツについて

貧しい露子はオルガンの音が大好きでした。学校の先生から、オルガンは外国からやってきたという話を聞いてから、露子はオルガンの音を聞くたびに懐かしい、遠い感じがして、広い海の彼方の外国を思い浮かべました。十一のとき、貧しさから露子は東京のある家へ奉公へ出ました。その家にはとても優しいお姉さんがいて、お姉さんが家にあるピアノを弾くと、露子はやはり懐かしい、遠い感じがしました。初夏のある日、露子はお姉さんと一緒に海辺へ遊びにいくと、沖の向こうに赤いすじの入ったいっそうの大きな汽船がありました。赤い船に不思議な懐かしさを感じる露子は、いつか自分もあの船に乗って外国へ行って、オルガンやピアノを聞いたり習ったりしたいと思いました。次の日、窓辺で赤い船のことを思う露子のところへ、南の海からやってきたというつばめが一羽飛んできました。海を越える間に赤い船を見たというつばめは、明るく静かな月夜の中、船の上ではいい音楽が奏でられ、人々がみな楽しんでいたと、露子に話して聞かせました。そうしてまた飛び去っていったつばめを見守りながら、赤い船はいまどこを航海しているのだろうと、露子は考えました。(C)Pan Rolling 文学・フィクション 童話・民話・神話

小川未明 「赤い船」に寄せられたリスナーの声

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