著者が傑作50編を自選。SF作家・星新一の入門書。バーで人気の美人店員「ボッコちゃん」。彼女には、大きな秘密があった……。

深川佐賀町の裏店に住まう棒手振りの八五郎は、平凡かつ地味な男。人並み外れた影の薄さが悩みの種だが、独り身ゆえの気楽な貧乏暮らしを謳歌している。そんな八五郎は、ある夜、巷で噂の幽霊剣士「鳴かせの一柳斎」が旗本を襲う場に出くわす。

小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校1年生。きょうも2人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、2人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に駆られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星をつかみとることができるのか? 新鋭が放つライトな探偵物語。

天から降下した、翼を持った小動物。天使か、悪魔か？善と悪、益と害との区別がつかないまま、人びとは「妖精」を肩に乗せた――。

※本タイトルの配信日・再生時間は前後する可能性があります。詳細は、後日更新予定。

神さまはおせっかい! 金もうけの夢を叶えてくれた“笑い顔の神"の正体は?スマートなユーモアあふれるショートショート集。全40編。

自己をラジオだと思いこめば、身体はラジオと同じ性能を示すようになる。われ思う、ゆえにわれ変質す。それが「狂的体質」だ……。

植民地獲得に地球からやって来た宇宙船が占領した惑星は 気候温暖、食糧豊富、保養地として申し分なかったが……。表題作等35編。

ままならない人生の転機や旅立ちを誠実な筆致で描く、ウェルメイドな連作短編集。念願かなって海外旅行の添乗員になった遥。風光明媚なアイスランド、スロベニア、食べ物がおいしいパリ、北京……

森若沙名子、27歳、彼氏なし。入社以来、経理一筋。きっちりとした労働と、適正な給料。過剰なものも足りないものもない、完璧な生活をおくっている、はずだった。

「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しい。日本エンターテインメントの最前線&最高峰!

「王様のブランチ」で取り上げられ大反響の『家族スクランブル』。短編『海酒』が又吉直樹主演で映画化、ショートショート講座を開催し後継を育てるなど、新世代ショートショートの旗手・田丸雅智が贈る珠玉の短編１８編を収録。

京都から遠く離れた能登の実験所に飛ばされた大学院生・守田一郎。

抗争か、半グレの怨恨か――“史上最弱”!?の刑事が大活躍！ 甘糟達夫は「俺のこと、なめないでよね」が口ぐせのマル暴刑事だ。ある夜、多嘉原連合の構成員が撲殺されたという知らせが入る。

佐藤健主演で映画化! 　数々の映画賞を受賞したヒューマンミステリーの原作小説。「あなたにこの物語の犯人はわからない」―― 中山七里

現在、チャンネル登録者数23.5万人。 ホラー好きの間で「今一番キている」とされる、モキュメンタリ―ホラーというジャンルを築いたパイオニア的存在。 個人撮影した恐怖映像が偶然見つかったという設定で、未編集の動画を流すスタイルのジャンルである。

東京で挫折し、故郷の丹馬九重市に戻った主人公・弓沢は、市役所のアルバイトに採用され、正規職員を目指していた。

わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された──新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』など童話×本格ミステリが大人気の青柳碧人は、実は無類の怪談好き！これまで蒐集した実話怪談をまとめ昨年刊行した『怪談青柳屋敷』の大好評第二弾。

「結婚したら専業主婦になって、ぼくの収入は好きに使っていいよ」――飲食店の社長だと自称していた恋人の理空也に騙され、正社員として勤めていた会社を“寿退社”してしまった藤本あすみ、２８歳。理空也は姿を消し、残ったのは二人で贅沢したぶんの高額なカードの支払いだった。通帳の残高は４２８円。ピンチに陥ったあすみは親友の仁子に説教され、家計簿をつけることに。

鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う鳩子。今日も風変わりな依頼が舞い込みます。友人への絶縁状、借金のお断り、天国からの手紙……。身近だからこそ伝えられない依頼者の心に寄り添ううち、仲違いしたまま逝ってしまった祖母への想いに気づいていく。

あの日なら、僕はすべてを捨ててしまうことができた。仕事も家庭も金も、何もかもをあっさりと捨ててしまえた。

グルメ×任侠!!
就職活動中の大学生が暮らす6畳のワンルームに転がり込んできたヤクザは、妙に「食」にウルサイ男だった！ 異色グルメ小説。

本屋大賞受賞『成瀬は天下を取りにいく』を超える、爆走型ヒロインが誕生！

奥多摩の、太古から神を祀ってきた霊山・御嶽山の上にある村。そこにある神官屋敷は浅田氏の実家である。彼が少年だったころ、美しい伯母から聞かされた怪談めいた夜語り。それは怖いけれど、美しくも哀しく、どれも引き込まれるものばかりだった。