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  • 日本のDXはなぜ不完全なままなのか――システムと人をつなぐ「DAP」というラストピース

  • 著者: 小野 真裕
  • 再生時間: 7 時間 23 分

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日本のDXはなぜ不完全なままなのか――システムと人をつなぐ「DAP」というラストピース

著者: 小野 真裕
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あらすじ・解説

"2025年までに、70%の組織がテクノロジースタック全体でデジタルアダプションプラットフォームを活用するようになり、不十分だったアプリのユーザーエクスペリエンスを改善できる"

"2026年までに、40%の組織がデジタルアダプションプラットフォームに組み込まれた生成AIを使用して、新しいワークフローを自動的に従業員に提示するだろう"

これはDAP(Digital Adoption Platform、デジタルアダプションプラットフォーム)に対する、ガートナーの予測である。

DX (Digital Transformation) という言葉がその重要性とともに認知されるようになって久しい。しかし残念ながら、成功しているという話を聞くことは稀なのではないか。実際にBCGが2020年に実施した調査によると、成功していると回答した企業は3割、つまり7割はうまくいっていないというのが現状である。生成AIや先進的なSaaSサービス等、テクノロジーの力は日増しに大きくなり、企業のDXへの投資等も日々増加しているにも関わらず、このようなギャップが生じているのはなぜか。

一つの理由はデジタルフリクション(摩擦)だ。デジタルフリクションとは、ユーザーや管理者が直面する「使い方がわからない」「問い合わせが膨大で大変」等のシステム利用に伴う副作用であり、DXの成功に向けて最初に乗り越えなければいけないハードルとなる。
もう一つはチェンジマネジメントだ。いかに優れたテクノロジーが導入されようとも、システムを利用するという段階を超えてDXの目的を達成するためには、「人」と「組織」がそのポテンシャルを発揮する状態にならなければならない。
このデジタルフリクション解消とチェンジマネジメントに関する課題を解決するラストピースとして、昨今、欧米を中心に注目されているのが DAP (Digital Adoption Platform, デジタルアダプションプラットフォーム) である。

DAPは、DXを支えるDX推進部門・IT部門を強力に支援するものだ。あらゆる部門のDXを支える、DX推進部門・IT部門の変革なしにして日本のDXの成功はない。
本書では、DAPというテクノロジーカテゴリーを創出したグローバルリーディングカンパニーである「WalkMe」の日本法人代表がDAPの概念から導入・展開のポイント等、具体的な事例等を交えながら解説する。また、特別付録として2本の対談を収録。特定非営利活動法人 CIO Lounge理事長 矢島 孝應氏、一般社団法人CDO Club Japan代表理事 加茂 純氏という2人のリーダーと、現在の課題、将来の展望について意見を交わしている。今後のDXの再注目テーマともいえるDAP、またChatGPTなどの生成AIを最大活用するプラットフォームとしてのDAPを理解するための最良の1冊である。
©2024 Masahiro Ono (P)2025 Audible, Inc.

日本のDXはなぜ不完全なままなのか――システムと人をつなぐ「DAP」というラストピースに寄せられたリスナーの声

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