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松本大の資本市場立国論

日本を復活させる2000兆円の使い方

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松本大の資本市場立国論

著者: 松本 大
ナレーター: 野口 晃
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このコンテンツについて

わたしは、個人が喜んで株式や投資信託などを買う環境を創れれば、日本経済の風景を一気に変えられると考えています。
 多くの国民が株式や投資信託を持つ国では、株価が上がれば、個人の資産価値が上がり、生活にゆとりが出ます。ローンや奨学金の返済も楽になります。年金のリターンも高まり、老後不安も減ります。企業活動が活発になり、経済全体が底上げされます。国民にとっても、企業にとっても、ハッピーなことばかりです。
 資本主義の総本山ともいうべき米国には、株価の上昇が広く社会全体に恩恵をもたらすような仕組みが、ビルトインされています。
 それと同じことができるのは、個人が2000兆円もの金融資産を持っている日本です。人口が減少し続ける日本でGDPを増やすことは非常に大変ですが、個人金融資産をはじめとする国富を2倍にするのは案外簡単なことだと思うのです。
 いまほど、資本市場を活用して日本を復活させるグランドデザインが求められている時代はないと思います。©2023 Matsumoto Oki (P)2024 Audible, Inc.
哲学 社会

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東京株式市場を幸福マシンへ

確かに、アメリカの国民とニューヨークやナスダック株式市場との間には大きな関連性があり、株式市場の上昇が国民の富を増やす方向に働きます。一方、東京株式市場は日本国民の多くとまだ切り離されています。松本さんが言うように、日本人の持つ膨大なストックを東京の株式市場で生かす仕組みを徐々に作っていけば、日本にある株式会社の実力を上げながら、世界に対して競争力を持ち、そして日本国民の富が株式市場の価値増大と歩調を合わせて幸福を作り出すマシンになっていくことでしょう。

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