母を捨てる
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著者:
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菅野 久美子
このコンテンツについて
毒母との38 年の愛憎を描いた壮絶ノンフィクション
私は何度も何度も、母に殺された――。
私の頭には、いつも母があった。
しかし、母と縁を切ってからは、自由になれた。
ノンフィクション作家である著者は、かつて実の母から虐待を受けていた。
教育虐待、折檻、無理心中未遂 。肉体的、精神的ネグレクトなど、あらゆる虐待を受けながら、母を殺したいほど憎むと同時に、ずっと「母に認めてもらいたい」という呪縛に囚われてきた。
その呪いは大人になってからも著者を縛り、ノンフィクション作家となって孤独死の現場を取材するようになったのも、子どもの頃の母の虐待が根源にあることに気づく。
そこで見たのは、自信と同じように親に苦しめられた人たちの“生きづらさの痕跡”だった 。
虐待サバイバーの著者が、親の呪縛から逃れるため、人生を賭けて「母を捨てる」までの軌跡を描いた壮絶ノンフィクション。©2024 菅野 久美子 (P)-