『猫料理(小学館の名作文芸朗読)』のカバーアート

猫料理(小学館の名作文芸朗読)

小学館

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猫料理(小学館の名作文芸朗読)

著者: 村松 梢風
ナレーター: 紺乃 ゆう
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このコンテンツについて

【小学館の名作文芸朗読】 七年ほど前に、金沢猫のメスが舞い込んできた。素晴らしいグラマーで、美貌の点でも京マチ子以上だった。次々と子を産むので去勢手術をしたが、その際に死んでしまった。現在、十匹になる猫たちの食物は魚。だんだん贅沢になり、キス、ヒラメ、マグロの刺身など毎日六、七種になる。鮮度の落ちたものは匂いを嗅いだだけでプイと行ってしまう。人間のように我慢して食うことは絶対にしない。©- (P)エイトリンクス 文学・フィクション

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