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[3巻] 知らないと恥をかく世界の大問題3

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[3巻] 知らないと恥をかく世界の大問題3

著者: 池上 彰
ナレーター: 白川 周作
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このコンテンツについて

東日本大震災から1年以上過ぎても、復興の見通しが見えない日本。動くべき政治家たちは政争に明け暮れ、先送りの構図に何の変化もないままだ。しかし、世界は大きく動いている。この激動の2012年に世界の新リーダーが登場する。彼らは、問題山積の世界をどこへ導こうとしているのか。復興の年となるのか、それともさらなる混乱か。転換期にある現代社会を読み解くために欠かせない、池上彰の“シリーズ100万部突破”新書の第3弾、最新版の登場。ビジネスに、教養に、そして受験に、就活に。幅広い読者のニーズにこたえる汎用性の高さ、といった特長は変わらない。老若男女問わず、すべての現代人に贈る必読の書!(C)Akira Ikegami/KADOKAWA MAGAZINES Inc.2012 政治学

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震災後から

2011年震災直後から2012年春までの世界情勢。過去の歴史も織り交ぜながらの解説は、歴史を俯瞰する視点があり、わかりやすい。中東問題もサラリとおさらいできます。

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財政危機回避のため国債の新規発行を食い止めるには「増税と緊縮財政」しかないと誤りの見解が国民を惑わす

素人が世界の時事問題を広くザックリと知るには良書です。しかし、著者は大間違いの貨幣感を持っているので、悪気は無くても国民を惑わし「増税と緊縮財政」を「仕方ない」と諦めさせ、デフレ不況を長引かせる一翼を担っている気がしてなりません。池上彰さんというと国民からの信頼はとても高く、ゴールデンタイムには2022年の現在もテレビに出ていますから。池上さんが嘘を言っているなんて殆どの人は思いません。

適切か不適切か、経済が良くなるか悪くなるかは考慮せず「増税と緊縮財政」をとる政策で高い人事評価を受ける財務省の官僚方にとっては好都合な人物になってしまっていると感じます。

137頁「日本はギリシャ化しないのか?」では、”国民が金融機関に預けたお金で国債が買われている。動かせる個人金融資産は1,000兆、国債の発行額は1,000兆、高齢者が預金を取り崩せば買えなくなる。そうすると海外に国債を買ってもらう必要があり、日本の財政が悪化すれば売り払われて国債が暴落する”旨の記載があります。いつ、銀行に行って自分の預金が国債にまわされているから引き出せなかったことがあったでしょうか?

”消費税を上げるゆとりがあるから日本の格付けは下がらない”旨の記載がありますが本当ですか?供給力があり政治が安定しているからではないのですか?

『国債は私たちの預金で買われておらず、スペンディングファーストや国債買い取りにより日本銀行が「信用創造」をして無から生み出したお金によって国債は買われていること、財政出動では逆に私達国民のお金は増えること、国債発行は借金ではなく通貨発行であること、財源確保のためにはことに今のようなデフレ不況環境下では増税によらず国債発行で賄えること・・・」など、国民皆が正しい貨幣感を持ち、今までと逆の意見を言わないと、20~30年続く不況からは脱せず国は衰退の一途をたどると感じます。

財務官僚の方々は、普通の人が営業成績を上げるために頑張るのと同じく、自分や家族の生活を守るために省内で高評価されるのに懸命ですから、デフレ不況の現在「増税と緊縮」を止めるためには国民が知るしかないのです。

池上さんが正しい貨幣感に早く気づいて、数多くの書籍やテレビで言ってきたことの訂正本を出すなど、国民の為に動かれることを切に願ってやみません。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

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