『60 誤判対策室』のカバーアート

60 誤判対策室

(講談社文庫)

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60 誤判対策室

著者: 石川 智健
ナレーター: 後藤 敦
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このコンテンツについて

老刑事・有馬と、女性検察官・春名、若手弁護士・世良の三名は、「誤判対策室」に配属された。無罪を訴える死刑囚を再調査し、冤罪の可能性を探る組織だ。配属から半年後、有馬は行きつけの飲み屋の女将・綾子から不穏な話を聞く。最近来た二人組の男客が、殺人の犯行を仄めかすような話をしていたというのだ。冤罪事件に関わっているのではないかと有馬は疑い、該当する事件を突き止める。2011年に母親とその子供二人を殺害した罪で、古内博文という男の死刑が裁判員裁判で確定していた。誤判対策室は調査を開始し、綾子が言っていた怪しい二人の内の一人の身元を割り出す。大窪という男が判子詐欺の容疑で捕まったのだ。有馬と世良がその線を調べていくうちに、古内の娘・琴乃が詐欺事件に関わっている可能性が浮かび上がる。しかも、その夫の矢野高虎は、殺人を仄めかしたもう一人の男かもしれないのだ。──迫りくる古内の死刑執行。有馬は警察の取り調べ記録を、春名は検察の証拠品リストを、世良は解剖医の鑑定書を、それぞれ洗い直すとに!©石川 智健 (P)2019 Audible, Inc. ホラー ミステリー

60 誤判対策室に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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チーム結成!

最初バラバラに感じる「誤判対策室」の3人が、1つの事件を追ううちに協力し合い、1つの強固なチームになっていく。
この先のストーリーも楽しみです。

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数字60でイメージできるものは?

数字60でイメージできるものは?例えば定年60歳・・・
著者は何をイメージしてこの小説を書き始めたのだろうか。

刑事有馬、検察官春名、弁護士世良のキャラ立てがうまい。
はじめは穏やかな展開だが段々熱を帯び、終いにはそれぞれ職を賭しての戦いとなり息をのむ。

著者は現在の司法制度に対する強烈なアンチテーゼをじわりじわりと語り始める。

読み始めると止まらない一気読みしかないだろう。
絶対絶命の窮地でこう来るか、その手があるか。

刑事裁判の進め方のお勉強にもなるが、お勉強よりとにかくおもしろい。

気になる人は「綾子さん」
キーワードは「死刑」

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引き込まれました!

このシリーズは「60」と「20」が公開されていますが、私は「20」を先に聴いてしまいました。つまり、「20」の過去を遡った感じです。

「20」も大変面白かったですが、こちらもとても素晴らしいと思います。ストーリーに引き込まれました。

1つだけ残念なのが、ラストが尻切れトンボ的になってしまっている点です。最後まで戦いを描いて欲しかった。でも、「20」を先に聞いているので勝負の行方は想像は出来ますが、その戦う様子を聴きたかったです(^_^;

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死刑台のシーンが聴き入る程印象的

先にシリーズの後になる「20」を聴きましたが、
なる程と納得してます。
真実とは何か、考えさせられました。

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世良、なぜ?

世良なぜその選択になる?割りきれない、考えさせられるエンディングだった。

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自分には合わなかった。

昭和中期の小説かな?と思うくらいキャラクターや、それぞれのやり取り、話運びが古臭くていつの作品か調べてしまいました。刊行が2015年なのかな?作者さんもそんなにお年なわけじゃないのに、なんでこんな作風が古いんだろうと少し疑問に思うくらいでした。
レビューが良かったので聞いてみましたが、正直古臭くて聞いてて苦痛なほど。
メンバーの3人共好きになれなかったし、話自体も良いと思うところはありませんでした。

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