『恋歌』のカバーアート

恋歌

(講談社文庫)

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恋歌

著者: 朝井 まかて
ナレーター: 中村 夏緒
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このコンテンツについて

樋口一葉の師・中島歌子は、知られざる過去を抱えていた。幕末の江戸で商家の娘として育った歌子は、一途な恋を成就させ水戸の藩士に嫁ぐ。しかし、夫は尊王攘夷の急先鋒・天狗党の志士。やがて内乱が勃発すると、歌子ら妻子も逆賊として投獄される。幕末から明治へと駆け抜けた歌人を描く、第150回直木賞受賞作。© 朝井まかて (P) 2016 Audible, Inc. 歴史小説

恋歌に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
  • 4.5 out of 5 stars
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ストーリー
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そこだけが残念

あまり知らなかった水戸藩の壮絶な内乱に衝撃を受けつつも、中島歌子の見事な生き様に何度も涙した。素晴らしい歴史小説。
崇徳院の歌が「~逢わんぞと思う」と聞こえてしまうのは読み間違え(?)大事な部分だけに少し残念。

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さすがの直木賞作品

水戸の歴史について予備知識が無かったせいもあり、最初は期待外れかとも思いましたが、途中からは引き込まれて、大変楽しめました。

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隠れた幕末恋歌

素晴らしき小説なり、また、知らなかった幕末を知った
隠れた幕末

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良かったです❗

ただの恋愛ものだと思っておりましたが、幕末の会津藩や尊皇攘夷の武士の歴史物語に深い感銘を受けました。和歌の知識が乏しいので読み方がどうのこうの、は申し上げませんが、それをさっぴいても、素晴らしい作品でした❗ありがとうございました☺️

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逢はむぞ!

われても末に 逢はむぞと思ふ とwww
真逆ぢゃないか・・・

「校正」に相当することはしないんですかね?

あと、途中「なかやまどう」って言わなかったか??


錦のおはた てのもあった

ちょっとひどい

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小説本体は★5つなのに残念

オーディブル本だと優れた構成力や描写力が際立つもので、この作品も例外ではなかったです。幕末動乱期、それも水戸藩・天狗党・諸生党周辺をキャラクター豊かに書き分けて主人公に寄り添い、新たに知ることもあり飽きずに聞くことができました。

どのオーディブル本でも何回かは少し戻って聴き直すことがありますが、今回該当したのはナレーションの滑りや読み間違いのみ。残念でした。女性視点の小説なので女性ナレーター起用には異存なしですが、過剰なアニメ声になったり、何よりも読み間違いがおそらく20箇所近くあったと思います。

他の方のコメントにもありますが、少しだけ例を挙げます。

・『三十一文字』を『さんじゅういちもじ』と読むケースもあるかもしれませんが、歌人を扱った小説ではやはり『みそひともじ』でお願いしたいです。 また鍵となる和歌の読み間違いも聴いていて辛いものがあります。

・天狗党が落ち延びる街道『中山道』、『なかやまどう』ではなく今も昔も『なかせんどう』 

・『子曰く』は明治中頃より『し いわく』も認められているそうですが、江戸時代が舞台のこの作品では『し のたまわく』でしょう。

多分ナレーターご本人も校正(しているとは思えないけれど)ご担当も『あれ?おかしい』と思う感覚が既にないのかもしれません。
 
声にはその人の教養や知性が反映されます。日頃からの勉強や修練はかかさず、こういうところのレビューも『重箱の隅〜』などと思わずに反省材料にして 良い次作を作っていただきたいです。

小説としては文句なく★5つですが、オーディブル本としての評価をつけなければならないのが残念。ナレーション分引いて4つになってしまいました。

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尊皇攘夷と幕末期の昏迷

幕末の水戸藩のことは井伊直弼暗殺者が水戸藩士ということ以外知らず、天狗党や諸生党の事は知りませんでした。
血で血を洗うような藩士同士の争いや若くして志半ばで亡くなった藩士の無念さ残酷さに心が痛みました。
読み応えのある一冊です。

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立派な歴史小説

歌を絡めた恋愛ものかと思いきや、しっかり歴史小説でした。
歴史に翻弄された水戸藩の面々は生き生きと表現され、最初はなかなかはまり込めませんでしたが、次第にグイグイ引き込まれました。

引き込まれたのはナレーションの方のおかげでもあります。演じ分け、表現力に脱帽です。
読み違いだけが勿体ない!周りの人もチェックしてあげてー

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ナレーションがすばらしい

出だしは抑え目の声ですが、幕末の頃に話が戻るなり、いきいきと若やいだ声に変わり、さまざまな登場人物を細やかに表現されて、初々しさや凛々しさ、悲しさ、悔しさが鮮やかに伝わってきます。もう何度も繰り返し聴いてます。

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幕末から明治にこのような切ない恋の物語が、あったことに感動しました。

幕末の水戸藩で恐ろしい戦いがあり、残虐な行為が、あったことを全然しりませんでした。
人間にこんな恐ろしいことができるのだろうかと、涙がでました。
明治維新という近代国家へ生まれ変わるときなは、もっと色々な物語があったのだろうと思います。
1人の女性により語られたこれらの出来事、そして変わらぬ恋心に衝撃をうけました。

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