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まほうやしき

著者: 江戸川 乱歩
ナレーター: 豊岡 総仁, でじじ
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あらすじ・解説

少年探偵団 低学年シリーズ

トリックがわかりやすく、お話も短めで聴きやすい長さの低学年シリーズ。
少年探偵団 団長 小林君、ポケット小僧、怪人二十面相が多く登場します。

低学年のお子様へ、少年探偵団シリーズの入門編として、
楽しく面白い作品となっております。


内容紹介

少年探偵団の中で一番体が大きな井上くんには、小学校三年生のルミちゃんというかわいい妹がいます。
ある日の夕方、ルミちゃんが行方不明に。
井上くんは同じ団員の野呂くんとルミちゃんを探し、ちんどん屋と一緒にいるところを発見しました。

「ふしぎでおもしろいもの」を見せてくれるというちんどん屋に連れられ、三人は西洋館へ閉じ込められてしまいます。

怯えるルミちゃんと野呂くんを守る井上くん。
そこへ西洋悪魔が現れ、足元からスゥっと消えていきます。
そして残った首だけがふわふわと宙に浮いて、けらけらと笑うのです。
驚く三人の前で西洋悪魔は煙のように消えてしまいました。
残されたのは一枚のドアだけ。
三人は恐る恐るそのドアに入ると、ぴったりと閉まってしまいます。
あっと驚いてドアを開けようとしますが、もう遅かった。
突然地震のように部屋が揺れ始め、床が天井になり天井が床になったのです。

三人は一体どうなってしまうのでしょう?

この不思議なまほうやしきから逃げ出すことが出来るのでしょうか?
このあと三人にはもっと恐ろしい出来事が待っているのです。

どんなことが起こるのか、みんなも想像してみてください。


※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、 不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。
しかし作品の オリジナル性を尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。
©2022 PanRolling

まほうやしきに寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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スルスル進みます


種明かしというか謎解きの部分がかなりあっさりしていますが、入門編としてはピッタリだと思います。

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悪魔のいる屋敷

こどもが気になるような魔法、悪魔など出てきて楽しく聴けます。
ナレーターさんがたくさん配役されてますので、聞いていて面白かったです。

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乱歩作品なのにかわいらしい絵が目にうかぶ

小林くん、井上くん、ポケット小僧と少年探偵団シリーズでおなじみのキャラクターたちが、小さい子向けのシンプルなストーリーで活躍するのも楽しいですね。そして、ラスボスは『黄金の虎』のときのあの人。乱歩の作品なのに頭の中に絵本のような光景が浮かぶ。

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読みやすい江戸川乱歩

低学年向けに作られているので、トリックなどもあっさりしてて分かりやすい。短めなのでサクッと読めるのも◎

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雰囲気がとても伝わる

雰囲気のあるナレーターさんの語りと西洋悪魔のキャラクターが良い味を出してました。

井上くん達に次々と起こる不思議な出来事が聴いているこちらも伝わってくるようでした。

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自分で読むより

青空文庫にあるお話だが、自分で読むとひらがなが多く目がすべったりするので音読がありがたいです。
一人で読むのではなく複数というのが飽きずに楽しめます。

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