『割られよ、凍てついた王冠よ 犬吠埼ナイン構想』のカバーアート

割られよ、凍てついた王冠よ 犬吠埼ナイン構想

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割られよ、凍てついた王冠よ 犬吠埼ナイン構想

著者: 犬吠埼 一介
ナレーター: 芦屋 もこ
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このコンテンツについて

かつて、周辺国家との利権を伴う軍事的衝突や搾取的な労働により、民衆から闇の時代と
称された小国ベリエルグの悲惨な歴史は、革命組織ウインドウォーカーズによって覆され、
一時は光の時代が訪れたかに見えた。

だが、その後急速に生み出された新基幹技術「マグナ」のエネルギーに対する依存は社会
の姿を大きく変え。人々は再び、マグナ粒子を採掘するための労働に従事し、支配者階層
である「不可知領域」がマグナ悪用防止のために敷設した、自動機械たちの監視のなかで
暮らしていた。弱者大衆たちは、現代のベリエルグを、影の時代と呼んでいた。

不可知領域に仕える精鋭部隊「七曜」のひとりであるイリヤは、採掘場から回収した収益
であるマグナ粒子のパッケージを丸ごと奪われてしまう。フラルと名乗った女はいったい
何者なのか。街中に見え隠れするウインドウォーカーズ再来の気配。長年従事した七曜と
しての大義と、日々の暮らしのなかでおのずと芽生えてきた彼自身の実存との板ばさみに
なりながらも、イリヤが選んだ結論とは……?

上位1%の支配者階層による支配を、99%の弱者大衆が打倒し、本当の幸せを得ること
はできるのだろうか。混迷した世界のなかで、光に向かって進んでいく人々の姿を描いた、
「反資本主義」の思想を題材にしたSFです。

「誰かが心から流したひと滴の悲しい涙のほうが、国や、歴史なんかより、何倍も重たいんだ」

小説:犬吠埼一介
挿絵:芳村拓哉
朗読:芦屋もこ

界隈で話題になっている、九作品の中編小説からなる「犬吠埼ナイン構想」という
サーガの五番目の章作品です。章作品ごとに完結しているのでどの章作品からでも
読み進めていただけます。オフィシャルサイトでも詳細なご紹介を掲載しています。
電子、紙、朗読のすべてをご用意しておりますのでぜひお気軽にお楽しみください。

犬吠埼一介のホームページ: http://inubousaki-ikkai.kir.jp/
わさらー団 電子書籍普及委員会(電書会): http://inubousaki-ikkai.kir.jp/denshokai/

©「割られよ、凍てついた王冠よ 犬吠埼ナイン構想」, (C)犬吠埼一介 2015年4月19日 (P)犬吠埼一介 2015年4月19日
ライトノベル(ラノベ) 冒険 文学・フィクション・ライトノベル

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