『土佐の国柱』のカバーアート

土佐の国柱

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土佐の国柱

著者: 山本 周五郎
ナレーター: 野口 晃
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このコンテンツについて

"山本周五郎は「文学には“純”も“不純”もなく、“大衆”も“少数”もない。ただ“よい小説”と“わるい小説”があるばかりだ」を信念とし、普遍妥当性をもつ人間像の造形を生涯の目的とした作家で、時代小説を中心に沢山の作品を残しています。
 その作風は今なお古臭さを感じさせず、繊細に描かれた人の心の機微や人情に、思わず笑わされたり、胸を打たれたりする魅力に溢れています。


<あらすじ>
高閑斧兵衛は主君である土佐守山内一豊が危篤となり、城中に詰めていた。二十日以上一度も下城せずに回復を祈っていた斧兵衛は、一豊に呼ばれ、すぐに病間の主君を見舞った。斧兵衛は一豊がまだ若い頃から付き従っていたこともあり、身分こそ高くなかったが深い信頼を得ていた。一豊の心残りは、元の国主であった長曾我部氏に懐いていた領民の心を掴めなかったことであった。しかし、一豊は高圧的に領民を従わせることを良しとしなかった。
 一豊を追って腹を切るつもりだった斧兵衛だが、一豊はすぐには許さず、「三年の間に土産を作って参れ」と伝える。四十余年、戦塵の間に生死を共にした二人は、この場で何かを約束したのであった……

<山本周五郎>
1903~67年。小説家。山梨の生まれ。本名・清水三十六(さとむ)。名は生まれ年からつけられ、筆名は東京で徒弟として住み込んだ質屋「山本周五郎商店」にちなんだ。20代前半に作家活動を始め、39歳の時『日本婦道記』が直木賞に推されたが受賞辞退。その後も多くの賞を固辞する。江戸の庶民を描いた人情ものから歴史長編まで作品は数多い。代表作には、「樅(もみ)ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「おさん」「青べか物語」「さぶ」などがある。1987年9月には、「山本周五郎賞」が新潮文芸振興会により設定された。(c)2018 Pan Rolling
古典 歴史小説

土佐の国柱に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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ナレーションが素晴らしい

ストーリーも武士の本懐を核にした素晴らしい内容で感動しました。
色々なナレーターさんがおられますが久々にナレーションに感激しました。
お声の質はもちろん、間合い、トーン、多様な声色、感情表現等どれをとっても
聴き惚れてしまうくらいでこの方(野口晃さん)のファンになりました。

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切れ者の山内一豊

四国では有名な山内一豊!
それを踏まえての山本周五郎のストーリーはさすがと言う他ありません。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

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