実説 城谷怪談 撰集三十二
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「裂け目」(28分)
札幌の怪談バーでのこと。8人連れの団体客は地元の大学生だった。
貸し切り状態で始まった怪談ライブの最中、どこからともなく鈍い軋み音が店内に響いた。
建物が古いせいと無視して話を進めていると、やがてギリギリ……という音と共に観客の頭上の空間に裂け目が入り、その向こうには見たこともない淀んだ空が広がっていて……。
「死の報せ」(21分)
炎天下の午後。アツシさんが都内某駅のホームで電車を待っていると、向かいのホームを歩く一人のサラリーマンに目がいった。厳密にはその男性の足元が気になったのだ。
見ると長く濃い影を引きづっている。いや、よく見ればそれは影とは似ても似つかぬ得体のしれないモノだった。そして、その男性は次の瞬間。
「電話」(28分)
大手スポーツメーカー勤務のマサヤ君が同僚と箱根の温泉に日帰り入浴をしに行った時の事。湯殿から上がってくつろいでいると、ふと廊下の奥の衝立が気になった。
傍には古い電話機が置いてあり、線ははずれ長く未使用のようだった。
彼は無性に写真を撮りたくなり、同僚の女の子を被写体に写真を撮ったのだが……。
「二人いる」(37分)
不動産業に従事する体験者の男性は、季節外れの訪問客の親子を忘れられない。
一人暮らしの部屋の条件は新築である事、また、自分たち以外にそれまで入居者がなかった部屋である事の二つだった。
すぐにめぼしい物件を手配し契約が成立したのだが、程なく件の女性が「自分の部屋に女の子が住んでいる、確認してほしい」と事務所にやってきた。©2019 Wataru Shirotani
実説 城谷怪談 撰集三十二に寄せられたリスナーの声
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ストーリー