実説 城谷怪談 撰集二十四
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
<内容紹介>
「コール」(30分)
歓楽街、札幌すすきの。当時40代だった下田さんが勤務していた風俗店で体験した奇妙な出来事。
風俗嬢として勤務していたミミちゃんは、真面目で責任感も強くお客の評判も良かったが、その分精神的に不安定なところがあった。下田さんの心配は悪い方に当たり、ミミちゃんは段々情緒不安定となり、ある日自宅で自殺してしまう。
ミミちゃんが亡くなった翌日の深夜、お店の受付の内線がプーと鳴って…。
「捨てたはず」(30分)
断捨離という言葉が今程ポピュラーではなかったころ、当時高校生だった体験者の女性は思い立って、自室の大掃除を始めた。
大型のゴミ袋数袋分の不用品を、翌朝母親に頼んでゴミに出してもらった午後のこと。確かにゴミ袋に詰めたはずのぬいぐるみが、学校から帰宅した自室の学習机の上にポンと座らされていた。
幼少からのお気に入りだったそれを、母親が気を回してわざわざ戻したのだろうかとも思ったのだが、真相は違っていた。
「死者の手」(24分)
かつて池内さんという医師が担当していた資産家のご老人。重い病を患い入院していた。献身的に見舞う次男夫婦とは対照的に、長男の姿は殆ど見ることがなかった。
ある時、廊下にまで響く声で患者のご老人と珍しく訪れた長男の激しい口論の声を聞く。
やがてご老人が息を引き取り、親族が集まった霊安室に最後に遅れてやってきた長男は、父の顔を覗き込み「やっとくたばったか」と嫌な笑顔を浮かべた。 その時その場にいた一同は思い寄らぬ光景を目の当たりにすることになる。
「使ったの誰?」(31分)
愛さんという体験者の女性。彼女がかつて大学四年生の時に同級生の恵さんという女性とルームシェアをしていた時のこと。
お互いにアルバイトや趣味の関係からすれ違いの生活を送っていたのだが、愛さんは、ある朝玄関に見知らぬ女性ものの靴が一つ転がっていることに気が付く。もちろん自分の物でも恵さんの物でもない。
このことをきっかけにして、日ごと共用スペースに色々な物が増えていくようになった。
そしてある日、ついに散らかり放題散らかった部屋で、愛さんはおそろしい現象に巻き込まれることになってしまった。
<城谷 歩(しろたに わたる)>
1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年~2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com©Wataru Shirotani 2019
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