実説 城谷怪談「トントン坊」
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ナレーター:
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城谷 歩
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著者:
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城谷 歩
このコンテンツについて
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「トントン坊」(29分)
ある方の曾祖母の実体験。雪国の冬の厳しさは現代の比ではなかったらしい。 古い木造屋は、隙間風は入る上に吹雪の夜などはガタガタと家が揺れる。
その夜も兄と布団を並べて寝ていたのだが一向に寝付かれずにいると、当時まだ小学校にも上がらない年齢の妹に、 「なぁ...。トントン坊って知ってるか」と兄が話しかけてきた。 兄がトントン坊とは何かを話してくれるのだが、それはまるで昔話の妖怪譚のようであり身を縮ませていた。
翌朝、 それが決して夢幻ではなかったのだと思い知ることになる...。©2019 Wataru Shirotani