掌の小説 全122編収録
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松宮 森乃
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著者:
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川端 康成
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【数分で味わえる文豪の世界】 品格、叙情、エゴ、真情、変態性、エロス、醜、美・・・巨星「川端康成」のあらゆる要素が凝縮された「掌の小説」。40年余の歳月をかけて滴り落ちた掌編をあつめた、文豪の半生ともいうべき122編のうちの1編です。川端康成の本質と深く関わる濃密な時間を、じっくりとご堪能ください。 監督/吉田純子・編集/三好達也_林岳史
著者: 川端 康成
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潮のかおる闇に浮かぶ真紅の部屋。そこには美しい娘が眠っている。妖婦の嫣のある娘、小さい娘、可愛らしさが危うい娘、野蛮な匂いのする娘、やさしいやわらかさの娘、娘、娘・・・ その部屋に、娘たちにとって「安心の出来る」身となった老人たちが訪れる。もう行くことはあるまいと思った江口老人もすいよせられるように数を重ねる。——うつくしい娘たちは追憶を誘う。そして・・ 表題作『眠れる美女』ほか『片腕』『散りぬるを』収録。 監督/吉田純子・編集/三好達也_武井寿夫
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本因坊秀哉名人に若き七段が挑んだ、名人の引退碁を観戦した川端康成は深い感銘を受け、観戦記者の視点での小説を描き上げた。一芸に魂をささげきった人間のすがたは、恐ろしく、美しく、背筋が寒くなるほどである。観戦記としても、小説としても、逸品の本作、どうぞご堪能ください。
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迫りくる脅威を直視せよ!■キューバ危機以来の人類滅亡の危機――全面核戦争の可能性■米中激突の主戦場となる東アジア。覇権争いの「焦点」は日本■アメリカが頼りにならない日がやってくる
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谷崎潤一郎「お艶殺し」
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伊豆の踊子
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大和の吉野の地を旅して、その風物自然と、その地に伝わる歴史伝説を語る谷崎潤一郎の中期の随筆的な中編小説。
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「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」の冒頭部分が有名な川端康成の代表作。雪国の温泉宿を舞台に、東京に妻子のある島村と、土地の芸者である一途な駒子の揺れ動く心の襞を軸に、彼女とも知り合いの美しい葉子への関心と平行しながら描かれる。雪国の雪の白さ、冷たく澄みきった空気の透明感や緊張感、温泉の温かさや湯煙、突き抜けるような青空、若葉の瑞々しい緑、列車の汽笛、そして駒子の肌の感触、女性2人の美しい声や手鞠歌の歌声、火事の紅い炎と熱気・・・五感に訴える哀しくも美しい川端美学の結晶的な作品。 ...
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- うさこ社長
- 2019/12/04
日本が生んだノーベル賞作家・川端康成と同じ母語で幸せ
Audible通読2冊目。「短編小説集」はAudibleにもっとも適したコンテンツの一つだと感じた。122作、14時間3だが、通勤&移動時間の車内でiPhoneからBluetooth自動接続にしておくと便利。短編というのもいい。恥ずかしいことに、私が中高生時代にこれを読んだときはずっと「たなごころ」の小説だと思っていたが、冒頭で「てのひら」と読まれていてちょっとびっくり。自然、人間、男と女、生と死、といった普遍的な素材を扱うまさに珠玉の短編集。この作家と同じ母語に生まれて良かったと嬉しくなった。
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- のびた
- 2019/06/06
場所を選びません
通勤途中の車で聴いています。
ビジュアルコンテンツの溢れる現代でも
文字で情景をみずみずしく
イメージさせる川端文学はすごいです。
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ナレーション
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ストーリー
- zfguntvi
- 2019/06/10
究極のショートショート
川端康成といえば雪国とか思い浮かべますが、晩年にかかれた新聞連載のこのショートショート122話すべて見事にストーリーで完結しています。1話3分程度のものもありますが、ストーリー完結しているのが凄いです。読み手もしっとり感あっていい感じです。
毎日ラジオ聞くように一作ずつ聞いています。
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ナレーション
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ストーリー
- 日凡人
- 2021/11/02
本当に短編です
本当に短編で、もうこれで終りですかという感じでした。ナレーションは、素晴らしかったです。
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ナレーション
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ストーリー
- Amazon カスタマー
- 2022/11/24
退屈さ
現代の小説読みとしては基本的に退屈ですが、退屈さの中に面白みを見出すのが元来の日本だったのだろうと思わされるほど、退屈さに徹底しています。それが川端康成固有の価値でもあるのでしょう。しかし中には、謎めいた、ぼかした、意味深な、隠喩的な終わり方をしているものもあり、そういうのは考えさせられますし、深みというか、悲しみというか、あとに残るであろう、どこかで思い出すであろう話で、そういったものもいくつかあったように思います。
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ナレーション
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ストーリー
- 匿名
- 2023/06/08
オーディブルで聴くのに適した短編集
一筆書きのような鮮やかな人物の描写に魅了される。不思議な、時にモラルと反する世界をリアルにvividに描いており、中、長編よりも彼の作家としての立ち位置が分かりやすいとも言える。ナレーターは癖がなく聴きやすい。しばしば入眠してしまった時にタイトルに戻りやすいのもとても重宝してます。たまに音声が途切れることがあるのが困ります。同じ箇所のようですが、出来れば理由を教えてください。
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ナレーション
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ストーリー
- JPS
- 2024/04/25
ナレーションがよい
耳で聴くわけですから、よいストーリーもよいナレーションあってこそです。
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ストーリー
- シニアユーザー
- 2021/09/02
文豪パワーに、途中退場しました
夜寝る前に聞けるものをと思い、短編集にひかれて購入しましたが、
文字で追うのと朗読による音声を聞くのでは、
頭の中に広がる世界が違うのでした。不覚です。
良くも悪くも文豪パワーはさすがであり、
リアルな世界観を展開させられ眠れません。
文学に深々と一礼して、永久途中退場と相成りました。
残念ながら、自分のニーズ向きではなかった。
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