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  • 正義の行方

  • 著者: 木寺 一孝
  • ナレーター: 平 修
  • 再生時間: 5 時間 9 分
  • 4.6 out of 5 stars (48件のカスタマーレビュー)

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正義の行方

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ナレーター: 平 修
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あらすじ・解説

文化庁芸術祭賞大賞、ギャラクシー賞選奨を受賞、映画化も決定した映像ドキュメンタリーの名作を書籍化。芥川の名作『藪の中』のような、圧倒的な読書体験。
1992年2月21日、小雪の舞う福岡県甘木市の山中で、二人の女児の遺体が発見された。
現場に駆け付けた警察官が確認したところ、遺体の服は乱れ、頭部には強い力で殴打されたことを示す傷が残っていた。
二人は、約18キロ離れた飯塚市内の小学校に通う一年生で、前日朝、連れ立って登校している最中、何者かが二人を誘拐し、その日のうちに殺害、遺棄したものと見られた。
同じ小学校では、この3年3ヵ月前にも同じ1年生の女児が失踪しており、未解決のまま時が流れていた。
福岡県警は威信を懸けてこの「飯塚事件」の捜査にあたることになる。わずかな目撃証言や遺留物などをたどったが、決定的な手がかりはなく、捜査は難航する。そこで警察が頼ったのが、DNA型鑑定だった。遺体から採取した血液などをもとに、犯人のDNA型を鑑定。さらに、遺体に付着していた微細な繊維片を鑑定することによって、発生から2年7ヵ月後、失踪現場近くに住む久間三千年が逮捕された。
「東の足利、西の飯塚」という言葉がある。栃木県足利市で4歳の女児が誘拐され、殺害された足利事件は、DNA型鑑定の結果、幼稚園バスの運転手だった菅家利和さんが逮捕・起訴され、無期懲役判決が確定したが、発生から18年後にDNA型の再鑑定が決まり、再審・無罪への道を開いた。
その2年後に起きた飯塚事件でも、DNA型鑑定の信頼性が、問題となった。
DNA型、繊維片に加え、目撃証言、久間の車に残された血痕など、警察幹部が「弱い証拠」と言う証拠の積み重ねによって久間は起訴され、本人否認のまま地裁、高裁で死刑判決がくだり、最高裁で確定した。
しかも、久間は死刑判決確定からわずか2年後、再審請求の準備中に死刑執行されてしまう。
本人は最後の最後まで否認したままだった。
久間は、本当に犯人だったのか。
DNA型鑑定は信用できるのか。
なぜこれほどの短期間で、死刑が執行されたのか。
事件捜査にあたった福岡県警の捜査一課長をはじめ、刑事、久間の未亡人、弁護士、さらにこの事件を取材した西日本新聞幹部に分厚い取材を行い、それぞれの「正義」に迫る。
「ジャーナリストとして学んだことがあるとすれば、どこかひとつの正義に寄りかかるんじゃなくて、常に色んな人の正義を相対化して、という視点で記事を書くという考えに至ったんです」(西日本新聞・宮崎昌治氏)
いったい何が真実なのか。
誰の「正義」を信じればいいのか――。
©木寺 一孝 (P)2024 Audible, Inc.

正義の行方に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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真実を知っているのは?

犯罪者を見つけ出すことの困難さ、真実を知ることの困難さについて、つくづくと考えさせられました。DNA型判定は正しいと信じてしまうことの危うさ、捜査のあり方の闇…結局は藪の中、ということがこの世には多すぎて、やり切れなくなります。
被害者のことを考えると痛ましさに胸が潰れる思いですし、久間さんももし無実の罪で死刑に至ったということであれば、それも余りに酷です。
丁寧な取材に頭が下がりました。

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    5 out of 5 stars

映像も見たくなった

取り調べの可視化、裁判員制度と以前より警察、またその先の裁判も進化していると信じたい。その為にも(例え死刑が執行サれていても)この30年前の事件を徹底的に検証しなければならないと強く思った。

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驚きました

こういった不透明な捜査や裁判は、80年代あたりまでと勝手に思っていたので、正直なところまさか90年代に入ってからも、こんな内容の裁判で死刑判決、そして時間を空けずに死刑執行がされたという事に驚きでした。
事件後30年が経っているのにも関わらず、ここまで取材されている事がとにかく凄い!

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    3 out of 5 stars

衝撃的に引き込まれる。鳥肌もの。

日本の警察、司法はAIでなく、感情のある人間が行っているものであるから、そこには、いろんな駆け引き(説得、プライド、脅し?まで。。)が存在するのだろう。聴者(私)はいろいろな立場の人たちの証言(フィクションでない)を聞いたわけだが、やはり2年で執行はおかしい。何かの意図があったとしか思えない。A政権下だったというのも怖い。疑わしきは罰せずではないのか。人の命ですよ?

なぜテレビドラマで多くの冤罪事件が扱われるのか、そんなに日本の警察はでっち上げているのか疑問に思っていたけれど、でっち上げてますね。そして司法の世界も同じなのでしょう。欧米の司法の女神は目をつぶっているけれど、日本のそれはあっち向いてホイ!みたいにキョロキョロするというのも真実なのでしょう。
怖い。2024年に新たに再審開始の判決があるとのことたが、どうか認められますように。
でないと、おかしいよ、日本の正義は。

こんなにのめり込むストーリー、なかなかない。皆さん聴きましょう。

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何故二年で、、、

100%の確実な証拠が固められないのに死刑判決。それも二年で決行。何故なのか。
今までも冤罪で死刑になった人達がいるのだろうと思う。

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  • ストーリー
    5 out of 5 stars

面白い

この事件のことは知っていましたが改めて詳しくしり、よかったです。

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