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  • 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

  • 著者: 清水潔
  • ナレーター: くま かつみ
  • 再生時間: 14 時間 27 分
  • 4.9 out of 5 stars (64件のカスタマーレビュー)

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殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

著者: 清水潔
ナレーター: くま かつみ
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あらすじ・解説

少女5人が姿を消した。“真犯人”は野放しだ。日本中に衝撃を与えた怒りの調査報道!

5人の少女が姿を消した。群馬と栃木の県境、半径10キロという狭いエリアで。同一犯による連続事件ではないのか? なぜ「足利事件」だけが“解決済み”なのか? 執念の取材は前代未聞の「冤罪事件」と野放しの「真犯人」、そして司法の闇を炙り出す――。新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞受賞。日本中に衝撃を与え、「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション。
©清水潔/新潮社

殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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後書きまで必聴

 警察、検察がかつてのDNA鑑定の信用性を必死で守ろうとしている背景を思い震撼した。冤罪の陰に真犯人を野放しにしている現実があり、新たな被害者を生みかねないのに、体面、保身に走る組織に悪寒が走る。
 著者は、ジャーナリストとして、裏取りしながら、新聞が書けないことを、そのジャーナリスト魂にかけて書いている。文庫化に当たり加筆した後書きのボリューム、聞き応えもたっぷり。報道、司法に携わる者なら、聴くべき作品だと思う。

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闇に葬り去られる

4人もの幼女が殺され、1人の幼女がまだ行くえ不明の大事件なのに、警察、検察がメンツを気にして動かない。
雑誌、新聞、テレビ、国会議員、総理大臣までもが取り上げても動かない。
警察、検察は組織として終わってる。
このままでは国が終わる気がする。
この人達は自分の子が殺されてもこんな捜査しかしないつもりか。
非常に憤りを感じる。

本の内容は、とても考えさせられ、感情が溢れ、涙も出てしまう位に素晴らしい本だと思います。
ナレーションもとても良く、耳にスっと入って心地よいです。
是非聴いて欲しい。

事件か解決することを心から祈ります。

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本でも読みたい

内容は、記者のドキュメンタリー
全ての人に読んでほしい、と文庫Xとして話題になった作品
こんなことが、最近の日本にあるんだと、DNAの真実を知った 警察、検察、裁判所の真実を垣間見る
重い内容を絶妙な声のトーンで、聞きやすくなっているのも、私にとっては有り難かった
本でも再読した もっと清水潔さんの作品をいれてほしい
とても良かった

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暗い未来

私には この事件の本質は、
凄惨な事件の 隠蔽された内容を暴くため記者の成された数々の働きかけを無視し、
政治家、果ては総理大臣ですら 動かすことができない ぶくぶくと肥大化した警察官僚組織 の 制御不能の独善的不正義の醜悪には、
かつて行われた あの戦争の 影を垣間見せる。
我々はあの戦争から 制御できず 暴走する為政組織 が何を滅ぼし破壊し尽くすのか見てきたはずだが、 気づけばまた 検察や司法にその火種を起こしつつあるように見えた。
このよう不正義を上層組織が蔓延らせるのを黙認し続ければ、やがてその未来にはその行き着く果の地獄を体験せざるをえなくなるのではと恐ろしくなった。

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まさか事件はこのまま終わるのか…

犯人を早く捕まえてほしいと思いました。今だって誰かを狙っているかも。

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こんなことあってはならない!国は何をしてるのか

こんなことが罷り通ってはいけないと言う思いが率直な感想です。著者の思いが強く伝わりました。1人でも多くの人に読んでもらいたい。そして国にはミスを認めて真犯人を捕まえてほしい。

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この本の意義

憤りで涙が出た。
どれだけ心が、体が踏みつけられたんだろう。
許せない。正義とはなんだ。
絶対に忘れない。

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桶川ストーカー殺人事件と続けて聞きました

二つの事件は何となく聞いたことがあったがよくわかっていなかった。ルパンに似た男というのも噂レベルのものだと思っていた。
闇が深すぎる。重たい内容だったが一気に聞いた。

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現実の重みが胸に迫ってくる

ノンフィクションが好きだが、聞きながら(読みながら)涙が出てきたのは今作が初めてだ。
作中の現実の被害者遺族から搾り出された言葉を聞いて、思わず泣けてきた。
作者の姿勢は一貫して被害者とその遺族に寄り添っている。
なぜここまでできるのだろうか?と思うほどの現場取材だ。あとがきで作者の悲しみが描かれており原動力の一つと知った。
ナレーターさんの読み方も抑え気味だが胸に迫ってきてとても良かった。

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警察はこれをそのままにする?

事件について知ってはいたが、やはり「パチンコ屋に子どもを連れて行った親の不注意」ばかりが頭に残っていた。その陰で無実の人が長い間拘束され、本当の犯人は野放し。それが警察を含む国家の理由のわからない「メンツ」の為に?!
時折挟まれるやや感情過多の表現に始めは少し胡散臭さも感じないではなかったが、最後まで聴いてみるとそれは著者の「伝えたいという熱意の表れ」なのだと分かった。「後書き」でそれは悲しい確信となる。
この事件の真犯人はこのまま?私たちには何もできないのが口惜しい。唯一できるのは「忘れない事」だ。

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