『猫を棄てる 父親について語るとき』のカバーアート

猫を棄てる 父親について語るとき

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猫を棄てる 父親について語るとき

著者: 村上 春樹
ナレーター: 中井 貴一
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このコンテンツについて

各紙誌で絶賛! 村上作品の原風景がここにある

村上春樹が自らのルーツを綴ったノンフィクション。中国で戦争を経験した父親の記憶を引き継いだ作家が父子の歴史と向き合う。

父の記憶、父の体験、そこから受け継いでいくもの。村上文学のルーツ。

ある夏の午後、僕は父と一緒に自転車に乗り、猫を海岸に棄てに行った。家の玄関で先回りした猫に迎えられたときは、二人で呆然とした……。

寺の次男に生まれた父は文学を愛し、家には本が溢れていた。

中国で戦争体験がある父は、毎朝小さな菩薩に向かってお経を唱えていた。

子供のころ、一緒に映画を観に行ったり、甲子園に阪神タイガースの試合を見に行ったりした。

いつからか、父との関係はすっかり疎遠になってしまった――。

村上春樹が、語られることのなかった父の経験を引き継ぎ、たどり、自らのルーツを初めて綴った、話題の書。

©Harukimurakami Arichival Labyrinth, 2020 (P)2023 Audible, Inc.
現代文学

【特別動画】中井貴一さんインタビュー

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猫を棄てる 父親について語るときに寄せられたリスナーの声

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ストーリー
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淡々とした語りの重み

文章もナレーションも最高です。
どなたたかも書いていますが、私も村上作品を読もうとして、挫折を繰り返してきた一人です。
だから、オーディブルがなかったらこの作品も読まなかったかもしれない。
私は村上さんより6年程年下ですが、父親のシベリア体験を聞いていたので、かなり感情移入できました。
父子関係というのは、大人になるとまずお互いの照れもあって、付かず離れずの難しい点がある。
私も遅ればせながら、父が死んでから、今は毎週墓参りに行ってます。
何でもう少し親孝行できなかったのかと後悔しつつ。
一点、人間の目にはどんなに偶然に見えても、やっぱりそれぞれの人生は。。。

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父親

村上春樹さんの作品で一番感銘を受けた。親の辿ってきた人生を知りたくても、面と向かって尋ねるのは憚られる。文献と思い出でそれを辿っていく。過酷な人生の擬似体験。

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降りるのは登るのより難しい

確かに。
でも上で何もやりたいことできずに終わるくらいなら命かけて飛び降りた方が絶対いいと思いました。
子猫はそうしたと信じたいですね。

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ナレーションが素晴らしい

皆さんが書いてられる通り、中井貴一さんのナレーションがとても聞きやすくてすばらしいです。

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自分との幼少期を思い出す

村上春樹さんと私は世代は違いますが、幼い時の自分と父との関わりも思い出しました。
中井貴一さんの落ち着いた優しい声と村上春樹さんの素朴な、少し切なさも感じる文章に自然吸い込まれいきました。

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これは聞くより読むほうが良いかも

中井貴一さんは好きです。ナレーションも良かった。
・・・のですが、この本はイラストも大事!!作者のお父様の話は戦争を避けてはできない。イラストレーターの方は台湾出身の方。平和な世の中になったからこそ実現した。

イラスト見たさにこれは目で楽しむべきなのかも。

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素晴らしい!

中井貴一さんのナレーションが、とにかく素晴らしい。
あまりにも自然で、まるでお話しされているようなのに、しっかり内容が沁み込んでいきます。
何度でも聴きたくなる語り口でした。
本当に素晴らしい。

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とても良かったです

親子の関係を振り返り見つめること、我が身と重ねてとても穏やかに振り返り、父への感謝や自らがこの世に居られることは感謝する時間をいただきました。

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中井さん、待っていました!

いつか中井貴一さんもナレーターをしてくれないかなぁと夢見ていました。
村上春樹さんの作品を多く読んで行くと、ご家族の記述が少なくお父様は
どんな方なのかとても知りたくなっていた事もあり、早速聴いてみました。
落ち着いた語り口で、村上作品にすーっと入って行けました。
今後も中井さんのナレーションをお待ちしています。

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淡々と語られるファミリーヒストリー

あとがきにあったように、私たちの世界を作りあげる大きな世界のごく一部分の話。ストーリーではなくそのまま語ることを意図した歴史のかけら。ひとつの戦争がふつうの人に与えたものについて淡々と伝える。自分の親のことではあるけれどひたすら淡々と。。祖父母のそして親の世代にあったできごとや世界を村上春樹さんがかいた"かけら"から思いはせる。

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