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真・日本の歴史

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真・日本の歴史

著者: 井沢元彦
ナレーター: 綴木 凌
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このコンテンツについて

日本とはこんな国だったのか

日本人の行動原理はここにあったのか

あなたの知っている日本の歴史がひっくり返る!

目からウロコ  衝撃の面白さ

ゼロから学び直す真(シン)・日本史!

教科書も学者も教えてくれない「歴史の流れ」がわかる! 謎が解ける!

「比較」と「宗教」の視点を持てば、日本史ほどユニークで面白い歴史はない。

シリーズ累計580万部突破『逆説の日本史』著者による、30年の歴史研究のエッセンス。

本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、PCサイトのライブラリー、またはアプリ上の「目次」からご確認ください。

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日本

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色々面白い!!

Audibleに井沢元彦をリクエストしたので登場して嬉しいです。

私は特に歴史好きって訳じゃないので、詳しい知識は分からないのですが、前にaudio bookというサービスで井沢元彦をたまたま聞いて面白かったのです。

その時に、信長がなんで勝てたのか(商圏を築いた利益で専業の武装集団を持てた)や、源頼朝が清盛とは違って幕府を築けたワケ、穢れ信仰から朝廷に武力組織がいなかったことなど、学校では分からなかったことが知れてとても納得しました。

自分は全く素人なので、その真偽にそこまで興味はないのですが、一応本になって出版出来るくらいなので、ユーチューバーよりは信頼できるかな。まぁ歴史小説、フィクションだと思って聞けば十分楽しめます。
Audio bookで聞いた本より新しく、内容が厚くなっている気がします。

ただ、著者は歴史業界では評価されていないようで、その反動で歴史研究者を随所でこき下ろしており、ちょっと聞くに堪えない点は残念です。せっかくの内容なのに品が下がるというか。しかし、それでも言いたくなるほどご本人がモヤモヤしているんだと理解して、まぁそこは温かく聞き流すしかないですね。

せっかくなので、逆説の日本史というシリーズもaudibleに追加して欲しいです。

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逆恨み

学校の歴史教育を否定する人に限って、
自分の説は根拠が薄く、聞いていて笑ってしまう。

教科書にはこう書いてあるが私はこう思う、ちなみにこういう資料もあります、くらいのソフトな言い回しならいいのですが。

〜は嘘だ、〜は間違いだ、などと言うのは極端すぎる。「〜は嘘だ」と主張する著者の意見こそ、飛躍がありすぎて間違いである。


例えば、秀吉の朝鮮出兵については、「海外では戦争が終わっても兵士を解雇するわけにはいかないから戦争を続ける必要がある」ことが常識なので、朝鮮出兵は正しい判断だった、というような
論を展開している。そして、武士は皆んな喜んで朝鮮出兵に馳せ参じた、としている。
別に、そういう論を展開するのは自由なので、いいですけど。


その過程で、「だから教科書は間違いだ」と言い切るのはおかしい。

「歴史学者は、秀吉の朝鮮出兵を批判した林羅山の書籍に情報操作されている」とか、いちいち他者を批判する書き方は、イライラする。



また著者は、昔の人が書いた文字が読めないらしく、それらの資料にあたることができない、と自分で言っている。
その事についても、「歴史学者は昔の資料に書いてあることを鵜呑みにして狭い視点に陥っている」というような批判をしておいて、文字の読めない自分を広い視点の持ち主だ、というような書き方をしているが、

いや、あなた古文書読めないんかい。
古文書読めなければ、そりゃあ学界からは相手にされないでしょうね。



この本は、こんな主張ばかりである。
そんな事ばかり言ってるから、自分は学界で評価されず、逆恨みをしているのでは、と勘繰ってしまう。

逆恨みですね、この本は。

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聴く人を選ぶ歴史家による新たな視点

この著者はいわゆる『歴史学者』と違う切り口から歴史を語る点において、一部の著書は読んでいるが、全てにおいて「自分はわかっているけど」という『上から目線』が鼻につく。
本書はそれが特に顕著で、第一章を聴いてそれが全く気にならない人にはお勧め。


ちなみに自分は第一章半ばで挫折した、と言うより強制終了させてもらった。

そんな状況でのレビューだが、まず日本史を知るために世界史(決して西洋史ではない)と比較すると言うスタイルは悪くない、と言うより歴史を勉強する上では欠かせない視点だ。

ただ「比較」という言葉にはどうしても「優劣」のニュアンスが入り込むので、「相対化」とした方が良いと個人的には思う。
あくまでも「第一章」のみでの感想だが、その比較については自分の論にあう世界史を恣意的に選んでいるように感じはしたが…

そんな中でとても気になり、強制終了した最大の理由は全体に「現代人の思想」をベースに論を展開しようとしたことにある。

当時の人々には当時の人々の常識があり事情があり思想がある。現代で言えば、家族以外であっても、目上のものを敬うのは常識だと考えている人が多いが、これにしたところで歴史のある一点において人々にインストールされたものでしかない。

300年たてば「昔の人は変だ」と言われているかもしれないのだ。

そんな視点を欠いた著書を(自分にとって)貴重な時間をさいてまで聴く気にはなれなかった。



第一章を聴いただけで言うのもおこがましいが、歴史には縦軸と横軸の視点が大切だと思う。
横軸というのが著者の言う「比較」にあたるとしたならば、縦軸というのは、その時代の人々が、生きている間にした選択が後にどのような結果を生むのか、という視点である。

この縦軸視点はその時代に生きる人々には決してわからないことであり、確定的な予測も出来ないことだ。
それを知ることができるのは後世の「歴史家」のみ。

そしてそれを知ることが歴史を愛するものにとってたまらなく嬉しいことなのだ。

ただこれを知るには、膨大な基礎知識が必要になる。
その一端に最初に触れるのが学校教育だろう。

暗記科目になった歴史を非難する人は多い。自分としてもなぜ覚えなければならないか、を教えずして暗記を強いるのは賛成できかねるが、歴史に触れて、今の自分(社会)との相対化を試みるための基礎知識と考えれば、ある程度やむを得ないとも思う。

この著者のように頭ごなしに暗記行為を否定する態度には拒否感しか感じない。

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ある意味面白い内容でした

面白い部分半分、そりゃ決めつけでしょという部分半分でしたが、最後まで聞いてしまったのは、興味が勝ったのかなと思います。

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