『頼朝と義時 武家政権の誕生』のカバーアート

頼朝と義時 武家政権の誕生

(講談社現代新書)

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頼朝と義時 武家政権の誕生

著者: 呉座 勇一
ナレーター: 中川 典
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このコンテンツについて

*本タイトルは、差し替え修正済みです。(2022年12月15日更新)

日本史を変えた「鎌倉殿」と「執権」という、2人の政治家――。

源平合戦から承久の乱まで、武士中心の社会は、いかにして生まれたか?

朝廷と幕府の関係が劇的に転換する日本史上の画期を描き出す!

・流人の頼朝を、北条氏が庇護した理由とは?

・富士川合戦の実像

・一の谷合戦の勝因は?

・源平合戦とは「武家の棟梁」勝ち抜きトーナメントだった

・頼朝の権力は、従来の「武家の棟梁」とは何が異なるのか?

・なぜ弱小御家人が筆頭の地位を占めるに至ったか?

・ポスト頼家をめぐる北条氏と比企氏の対立

・父時政を追放した義時

・実朝暗殺という窮地

・承久の乱は何をもたらしたか……

したたかに、武士の世を切り拓いた二人の奮闘に迫る!

貴族的であるがゆえに頼朝には限界もあった。朝廷に仕える「王家の侍大将」という自己認識が強く、朝廷と大きな軋轢を起こしてまで武士たちの権利を擁護するという意識は希薄だった。結果、鎌倉幕府成立後も、公家が武家に優越する体制は続いた。この体制を覆したのが承久の乱であり、その勝者が義時である。東国武士として生まれ、かつ義兄頼朝の政治(と権謀術数)を学んだ義時という人物が、頼朝の後継者として必要だった。武士一般の利益を代弁する組織としての鎌倉幕府が成立するには、頼朝と義時という二人の政治家が不可欠だった。どちらか一人だけでは不十分なのだ。本書が武家政治の創始者として、頼朝と義時の二人を取り上げる所以である。――「はじめに」より

©呉座 勇一 (P)2022 Audible, Inc.
日本

頼朝と義時 武家政権の誕生に寄せられたリスナーの声

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ナレーション
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ストーリー
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NHK大河ドラマが目に浮かぶ

先にナレーションについて触れる。
他のレビューにある「家人」問題はすべて差し替えられ、「けにん」となっている。
そのほかも非常に聞き取りやすい。また最終章にある「判官贔屓」もきちんと「ほうがんびいき」と読んでいてすごいなぁと感心したが、同じ章にある「晩節を汚す」が「ばんせつをよごす」だったのが、ちと残念だった。

内容についてだが、大河ドラマによって鎌倉幕府成立時の書籍が雨後の筍のように出版された。本書著者はどちらかと言えば気に入っている学者さんだったので購入しようか、とも思ったが、何だかブームに乗っている人と思われそうで控えていたところにaudibleで発見したので、これ幸いと飛びついた次第である。

本書は他の歴史一般書にあるような政治制度では無く、頼朝、義時の人物像に焦点をあてた内容になっている。聴き進むにつれて大河ドラマ出演の俳優さんたちの顔が次々に浮かび、そういう意味では他になく歴史上の人物たちがイキイキと感じられる。

史実とされている内容や脚色がなされているのではという内容も、先人たちの研究や自身の見解を踏まえて紹介されているので、「歴史の勉強のために大河ドラマを見ています」などと公言して憚らない輩どもには是非読んでいただきたい。

と感想を抱きながら読んできて「あとがき」で驚いた。
「自分の責任で大河ドラマの見解歴史考証を退いた」とある。
あいにくと知らなかったので調べてみると、限定閲覧のTwitterで女性研究者を誹謗した、というのだ。
これだけ著書で自分の見解を主張する人だから、対象となる研究者とのやりとりの中では「あり得る」とは思ったが、その個人的な他者への見解と研究内容を混同する世情は、そろそろ無くしたいものだ。

ただ、結局ドラマスタッフと喧嘩してかもしれないけど。

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誤読多い

朗読のプロが読めばそれがそのまま商品になるとは限らない。読み手にもそれなりの準備は必要ではなかろうか。

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読み間違い

本書の中で頻繁に出て来る「家人」は武士の家来を指すもので読み方は(カジン)ではなく(ケニン)です。(カジン)では家族の意味になってしまいます。家族では「家人」ではなく「門葉」となってしまい、源義経や源範頼と同列になり身分が「家人」とは異なるものとなり、本書の意図を大きく損なうものです。
特に87ページの「…頼朝に直属する家人である。後に彼らは主君たる頼朝への敬意から「御」の一字を付され、「御家人」と呼ばれるようになる。」の箇所で「家人」をナレーターが読む(カジン)が正しいとするなら、「家人」に御の一字を付す御家人は(ゴケニン)でなく(ゴカジン)と読むのが素直な日本語なのに、ここは(ゴケニン)と読んでいて、結果的にメチャクチャな日本語になっている。
この「家人」は本書の中で数多く出て来る用語であり重要な用語の一つで、読み間違いは致命的なもので、早急に訂正すべきものです。

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くどい文章だけど、細かくて分かりやすい

先に「くどい」部分を挙げておきます。それぞれ数十回以上は出てくるので。

歴史作家にありがちな「通説ではこうですが、本当は違います!」の類の語りが多すぎる。通説は人それぞれなので、この人が真実と思うことを言えば良いと思うんだけど。

「誰々の説」の表記がやたら多い。人の説を引用していることを素直に言ってて良いかと思ったけど、後半はもう飽き飽きした。その「誰々」をそもそも知らないねん!

引用の歴史書をくどいくらい書く。おそらく文章だとかっこ付き。まあこれは上二つほど気にならないし必要は必要だろうけど、吾妻鏡に至っては100回以上出てくる上、「吾妻鏡は北条びいきがうんたら」の説明がこれも10回以上は出てくる。

後は「第何章〇〇」のような自書内の引用もいちいち言いたがる。

と、ケチばかり付けたけど、内容は面白いです。
頼朝から義時までの歴史の流れを余さず書いていて、いろんな説の説明も納得がいく。
大河のこの時代詳しくない人は「鎌倉殿の13人」を見てから聞くと、人物が頭に入って来やすいかもです。

ナレーションもイケボだし聞きやすい。
上に挙げた点は後半になればなるほど気になるので、気になっちゃうと「またか、、」となるから事前情報として伝えてます。

もしかしたら文章で読んだらそれほど気にならないのかも知れないかなぁ、と少し思いました。

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