-
サマリー
あらすじ・解説
人類の文明社会は約5000年前に始まったとされ、医療や文化は世界各地で発展を続けてきた。しかしその中で、ある身体現象については長い間、多くの国でタブー視されていた。それこそが「月経」、いわゆる「生理」だ。日本においても出血を伴う生理は「穢れ」の一種として長らくタブー視されてきた。日本国内で初めて生理用の使い捨て紙ナプキンが販売されたのは、アメリカから遅れを取ること40年、1961年のことである。それまで日本人女性は、和紙や布、ススキの穂や脱脂綿などを用いていた。アルナーチャラム・ムルガナンダムは、不衛生なボロ布や紙きれを生理用ナプキンとして使用するインド人女性のために行動を起こした、インドの発明家であり起業家だ。彼は、生理問題に悩む当事者であったはずの妻や妹に白い目で見られながらも、タブーに踏み込むことを恐れず、結果的に延べ5億人以上のインド人女性を不快で不衛生な生理から救ったのだ。今回は「インド女性の救世主」と呼ばれるムルガナンダム氏が、生理用ナプキンの開発に至った経緯や、彼が成し遂げた偉業について触れていこう。 草の実堂 元記事→ https://kusanomido.com/study/overseas/96067/
web : https://kusanomido.com/
X : https://x.com/kusanomido
Audible で聴くYoutube で聴くSpotify で聴くAmazon music で聴く