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サマリー
あらすじ・解説
1955年7月28日、三重県津市の中河原海岸で前代未聞の悲劇が起きた。同海岸で泳いでいた女子中学生36名が、瞬く間に海にのまれて溺死してしまったのだ。
死亡した女子中学生たちは皆、毎年の恒例となっていた水泳訓練に参加していた生徒たちだった。当時はプールが備え付けられていない学校がほとんどで、公立校が海で水泳訓練を行うことは珍しいことではなかった。
この悲惨な水難事故は当時全国的に報道され、一部では「心霊現象説」まで囁かれた。その内容は、この事故が起きるちょうど10年前の1945年7月28日の空襲で亡くなった霊が、女生徒たちを海中に引きずり込んだというものだった。
事故当時の天気は快晴で、風も波も穏やかだった。この上なく海水浴に適していたはずの遠浅の中河原海岸で、なぜ多くの死亡者と負傷者を生む水難事故が起こってしまったのだろうか。
今回は、海の恐ろしさを日本中に知らしめた「橋北中学校水難事件」について解説したい。 草の実堂 元記事→ https://kusanomido.com/life/jiken/92203/
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