エピソード

  • 一夜語Podcast~2026年1月前半の星空~
    2025/12/27

    2026年1月前半から後半にかけての星空案内です


    0:36

    お正月の風物詩、年賀状には干支がよく登場します。2026年は午年。星座には天馬のペガスス座、並びあう こうま座が。また冬の大三角の中にはユニコーン、いっかくじゅう座もあります。夏には半人半馬の いて座やケンタウルス座と、馬に関係する星座はいくつもあります。4日未明にはしぶんぎ座流星群が極大となり、同日、地球が近日点を通過します。遠日点通過は7月、今は7月よりも500万㎞も太陽に近いのです。また7日未明にはレグルス食が起こります。


    7:25

    太陽系の第5惑星、木星が1月10日に衝となります。おおいぬ座の一等星シリウスよりも明るい-3等級近い輝き。星が瞬く夜は気流が乱れ、望遠鏡でも細かな模様が見えないこともあります。気流が落ち着いていると表面の縞模様や、周りのガリレオ衛星がわかる木星。ガリレオ・ガリレイはこの木星の衛星の観察から、地動説の証拠の一つにつなげていったといいます。凍て空に強く輝く木星を観察してみては。


    プラネタリウム一夜語

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    12 分
  • 一夜語Podcast~2025年12月後半の星空~
    2025/12/12

    2025年12月後半から2026年1月前半にかけての星空案内です。


    0:38

    夜空には星空の目印として夏の大三角や冬の大三角があります。星座にも、そのまま「さんかく座」があり、ちょうど年末の午後8時頃には天頂近くに昇っています。アンドロメダ座の足元あたりにある3等星と4等星で作る細長い三角。昔はギリシア文字のデルタ(Δ)に見ていたといいます。さらに「みなみのさんかく座」という星座もありますが、こちらは日本の緯度では見ることができません。


    4:33

    今年の大晦日、ちょうど除夜の鐘から新年を迎える頃、月とすばる(プレアデス星団)がとても近いところに並んで見えます。月がまぶしくて肉眼ではわからないので、双眼鏡や望遠鏡で見てみましょう。月の間近に星団の星がいくつか見えるはずです。ちょうど日本では両者が一番近づく頃に年越しとなりますが、アメリカやヨーロッパでの年越しの頃にはだいぶ離れてしまうので、今回は自宅組に有利な星空からのプレゼントといえます。双眼鏡を片手に、ゆく年くる年に思いをはせてみては。


    2025年が終わります。

    たゆまず巡るこの星影が、等しく窓辺を照らしますように。


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    10 分
  • 一夜語Podcast~2025年12月前半の星空~
    2025/11/27

    2025年12月前半から後半にかけての星空案内です。


    0:38

    夏の大三角はまだ西の宵空に残っており、はくちょう座の北十字はクリスマスツリーに飾る十字架のよう。天頂付近には秋の四辺形があって、西側の星を結んで下に伸ばすと、みなみのうお座のフォーマルハウト、東側の星を結んで下に伸ばすと、くじら座のディフダが見つかります。今年は近くの土星を結び三角形ができあがり、夏の大三角によく似ています。西と南の三角を見比べてみてください。


    4:27

    東の空にぼんやりと見えるのはプレアデス星団、すばるです。肉眼でも6個ほど、双眼鏡を使うとより多くの星が集まっている様子がわかる散開星団。数千万年から1億年程度の年齢の、同時期に生まれた星々の集団です。清少納言の枕草子にも登場するすばる、漢字では「統ばる」となり、一つに集まるという意味を持ちます。すばるに続いて昇る赤みがかった一等星は、おうし座のアルデバランです。


    8:04

    北東の空から見えてくるふたご座は、兄カストルと弟ポルックスに加え、木星も近くにあってまるで三つ子のよう。12月13~15日頃をピークにふたご座流星群も見られます。カストルの近くに輻射点があり、夜半過ぎにはまるで頭のてっぺんから降り注ぐようなイメージとなります。防寒には十分気を付けて、たくさんの流れ星を楽しんでみては。


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    12 分
  • 一夜語Podcast~2025年11月後半の星空~
    2025/11/12

    2025年11月後半から12月前半にかけての星空案内です。


    0:38

    西の空には夏の大三角、天頂付近には秋の四辺形が見つかります。11月下旬の21時頃になると夏の大三角が西の空低くなりますが、反対東の空には冬の星座が広がり、冬の大三角も昇ってきます。東西がよく開けたところだと、この両方をいっぺんに見ることもできるかもしれません。


    4:48

    太陽系の第7惑星・天王星が、おうし座のすばるの近くで衝を迎えます。明るさは6等級、1781年に発見された惑星です。地球の直径の4倍ほどある氷惑星に分類される天体で、自転軸が98度ほど傾いているので、横倒しに回っていると表現されます。秋の四辺形から目をおろしたところにある第6惑星・土星の近くには第8惑星・海王星、西の空のやぎ座にはかつての第9惑星・冥王星もあります。

    天王星ウラヌス、海王星ネプチューン、冥王星プルートにちなみ、元素表の下のほうにウラン、ネプツニウム、プルトニウムの名前が付けられた元素が並んでいます。地球を意味する言葉から名付けられたテルルの上には、月の女神の名がつけられたセレンも。天文学と化学の面白いつながりを思いながら空を眺めてみては。


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    #季節の星空の目印#天王星#天文学と化学

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    12 分
  • 一夜語Podcast~2025年11月前半の星空~
    2025/10/27

    2025年11月前半から後半にかけての星空案内です。


    0:36

    天頂付近に見つかる秋の四辺形。西側の星を結び下におろすと、みなみのうお座のフォーマルハウト、東側の星を結んで下に伸ばすと、くじら座のディフダが見つかります。この星はデネブ・カイトスと呼ばれていましたが、現在の正式名称はディフダです。そして二つの星と秋の四辺形の間に、今年は土星がやってきていて、秋空に三角を作っています。くじら座と秋の四辺形の間には、うお座も見つかります。

    「たのしみはまれに魚煮て児等皆がうましうましといひて食ふ時」橘曙覧


    7:40

    11月18日に、しし座流星群がピークを迎えます。2001年には一時間に千個以上ともいう流れ星が見られた流星群です。母彗星であるテンペル・タットル彗星が約33年で太陽を巡るのにあわせて大出現を繰り返しています。今年は数は多くないものの、明るい流れ星を見るチャンスはあります。いしいしんじさんの「プラネタリウムのふたご」という作品では、主人公の双子の名前がテンペルとタットルです。冬間近の夜長、本を読みながら宇宙を旅する彗星を思い浮かべてみては。


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    #秋の四辺形#橘曙覧#しし座流星群#プラネタリウムのふたご

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    12 分
  • 一夜語Podcast~2025年10月後半の星空~
    2025/10/12

    2025年10月後半から11月前半にかけての星空案内です。


    0:35

    午後7時ともなると空は真っ暗。見上げた天頂をはさみ、西寄りに夏の大三角、東寄りに秋の四辺形が見つかります。秋の四辺形は別名ペガススの四辺形、天馬の体を作ります。ただ、おへその星アルフェラッツは隣のアンドロメダ姫の頭の星です。ペガサスはひっくり返って飛んでいるため、頭は南西のほうへたどり、鼻先の星がエニフ。このあたりには、88の星座の中で2番目に小さな「こうま座」があり、また望遠鏡を使うとM15という見事な球状星団も観察できます。一般的にはペガサスですが、星座の名前としてはペガスス座と少し違う表現になります。


    6:47

    2025年は11月2日が十三夜、後の月(のちのつき)です。十五夜とあわせて二つとも見るべきとされるお月見の日。続く5日が満月で、スーパームーンと呼ばれることでしょう。地球に近いところで起こる満月とされますが、定義がないため、一年に複数ある場合もあります。すっかりと冷たくなった空気の中、澄んだ白い月を眺めてみては。


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    10 分
  • 一夜語Podcast~2025年10月前半の星空~
    2025/09/27

    2025年10月前半から後半にかけての星空案内です。


    0:32

    今年の中秋の名月は10月6日です。旧暦の8月15日、十五夜です。旧暦の7月一か月間は「仲秋」、7~9月の秋の期間の真ん中である8月15日が「中秋」、よって、名月は「中秋」の字が使われています。もう一つのお月見が後の月、今年は11月2日で、どちらかしか見ないのは片月見などといって避けるものといいます。


    3:45

    宵の東空に昇ってきたエチオピア王家の人々。5つの星がぎざぎざに並んだ王妃カシオペア座は見つけやすく、北極星探しもできます。王のケフェウス座は目立たないながら、望遠鏡で見るとザクロ石のように赤く見えるガーネットスターがあります。王女アンドロメダ座にはアンドロメダ銀河。私たちの銀河系と同じく、数千億ともいう星やガスが集まった渦巻円盤の大集団です。その距離は約250万光年、これでもお隣の銀河。長い時をかけて届く淡い光を秋空に探してみては。


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    #中秋の名月#エチオピア王家の星座

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    10 分
  • 一夜語Podcast~2025年9月後半の星空~
    2025/09/12

    2025年9月後半から10月前半にかけての星空案内です。


    0:37

    9月22日に土星が、続いて24日には海王星が衝となります。地球から見て両者は太陽と反対の方向にあり、見かけ上も同じあたりに位置しています。土星の公転周期は29年半ほど、海王星は約165年です。このためこの先土星は海王星と位置が離れていきますが、再び海王星に追いつくのが36年後の2061年。この年はハレー彗星が帰ってくる年でもあります。


    4:46

    9月23日は秋分の日。春分の日や秋分の日は昼と夜の長さが同じ日ではありません。日の出、日の入り時に太陽が地球の大気によって浮き上がって見える大気差、そして、日の出と日の入りの定義によって、昼のほうが長くなります。

    また、一年も春分、秋分で均等に分けられているのではなく、冬側の秋分~春分の日数の方が短いのです。これは地球の軌道が楕円で、1月初めころに太陽に最も近づき、このあたりの公転スピードが速くなるためです。日本の冬の時期、太陽に一番近いのは不思議な感覚ですが、四季は地軸の傾きによって生じています。正月明けの冬の太陽を見たときには、本当は夏よりも太陽が近いことを思い出してみては。


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    #土星#海王星#秋分の日

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    12 分