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サマリー
あらすじ・解説
2024年9月後半から10月前半にかけての星空案内です。
0:25
今年は9月17日が中秋の名月。旧暦は月の満ち欠けから日付が決められるので、十五夜は必ず丸い月が眺められます。けれど、日付の決め方などから必ずしも満月になるとは限りません。今年は翌18日が満月。この次に中秋の名月が満月と重なるのは2030年となります。
2:00
宵の南の空には いて座、やぎ座の姿がわかります。半人半馬のケンタウロス族、ケイローンがモデルといういて座、上半身がヤギで下半身が魚の姿で描かれる牧畜の神パーンがモデルというやぎ座。パーンの名前は現在も、恐慌を意味するパニック、木管楽器のパンフルートなどに見ることができます。
4:27
9月21日に海王星が衝(太陽と正反対の方向)となります。それでも地球からの距離は29天文単位、約43億㎞もある8つの惑星の中で最も遠い惑星です。ボイジャー2号はこの海王星を訪れた唯一の惑星探査機で 、その接近は1989年のことでした。
8:25
9月末から10月にかけてツーチンシャン・アトラス彗星が肉眼でも見える可能性があります。今年初めころから明るくなると期待されていた彗星ですが、実際にどれくらいの尾が見えるかは見てみないとわかりません。9月末から10月に入るころは明け方の東の空地平線近く、10月12日ころからは夕方西の空低いところに現れてきます。太陽系の旅人、彗星がどんな姿を私たちに見せてくれるか、ぜひ確かめてみては。
プラネタリウム一夜語
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