早稲田大学Podcasts 博士一歩前

著者: 早稲田大学広報室
  • サマリー

  • この番組は、早稲田大学の研究者たちが日々の研究活動を通じて得た深い世界や、社会を理解する視点を広く伝えることを目的としています。 人文科学系、社会科学系の領域を中心に、「知の扉」の手前から扉の向こうへの一歩前進を後押しする、「入門一歩前」を探求します。 学びへの意欲を持続させる社会人、大学院進学を検討する学生、第一線で活躍する研究者など知への好奇心に溢れた方々に向けて、異分野のアプローチから得られる「ひらめき」「セレンディピティ」を通じて、学問や世の中への関心を深めるきっかけを提供します。
    早稲田大学広報室
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あらすじ・解説

この番組は、早稲田大学の研究者たちが日々の研究活動を通じて得た深い世界や、社会を理解する視点を広く伝えることを目的としています。 人文科学系、社会科学系の領域を中心に、「知の扉」の手前から扉の向こうへの一歩前進を後押しする、「入門一歩前」を探求します。 学びへの意欲を持続させる社会人、大学院進学を検討する学生、第一線で活躍する研究者など知への好奇心に溢れた方々に向けて、異分野のアプローチから得られる「ひらめき」「セレンディピティ」を通じて、学問や世の中への関心を深めるきっかけを提供します。
早稲田大学広報室
エピソード
  • Vol.7 政治学方法論(1/2)/ 【人文社会科学が評価される時代】北米テック企業で重宝される数理的スキルの可能性/山本鉄平教授
    2024/11/14

    今回と次回は早稲田大学 政治経済学術院 の山本鉄平教授をゲストに、「因果革命で切り拓かれた、人文社会科学での数理的素養の可能性」をテーマにお届けします。

    「政治をデータを使って分析するための方法」について研究する『政治学方法論』中でも統計学の一分野である『因果推論』の理論を用いた研究が専門分野の山本教授。


    近年よく使われている『エビデンス』という言葉をキーワードに、社会科学や人文科学だけでなく、伝統的な理系分野の統計学からも重要視される『因果推論』の概念や歴史に注目し、現在大統領選で注目を集める「アメリカの政治とメディアの関係」を例に、過去実際に行った実験データを紹介します。


    また海外、特にアメリカでの研究キャリアの長い山本教授が「数理的スキルやコミュニケーション能力を評価され、企業や政府での就職が魅力的な選択肢となっている」「NetflixやUberといった企業に就職する例もある」と語る、日本とアメリカの人文社会科学関係の博士号取得者のキャリアにおける評価の違い、これからの可能性についても伺います。


    書き起こしは

    https://www.waseda.jp/top/other/106065

    をご覧ください。


    ゲスト:山本 鉄平

    2006年に東京大学教養学部を卒業。2011年にプリンストン大学政治学部で博士号を取得。2024年までマサチューセッツ工科大学(MIT)政治学部教授を務め、同年6月より早稲田大学政治経済学術院教授に就任。政治・社会データ分析における計量的および統計的手法の開発と応用に幅広い関心を持ち、特に因果推論、社会調査、実験計画のための統計的方法論に精通している。American Journal of Political Science や American Political Science Review など、世界的に権威のある主要ジャーナルに多数の論文が掲載されており、2024年8月時点で日本国内の政治学研究者の中で最も論文が引用されている研究者として、政治学分野に大きな貢献をしている。


    ホスト:島岡 未来子

    研究戦略センター教授。専門は研究戦略・評価、非営利組織経営、協働ガバナンス、起業家精神教育。2013年早稲田大学公共経営研究科博士課程修了、公共経営博士。文部科学省EDGEプログラム、EDGE-NEXTプログラムの採択を受け早稲田大学で実施する「WASEDA-EDGE 人材育成プログラム」の運営に携わり、2019年より事務局長。2021年9月から、早稲田大学研究戦略センター教授。2022年2月から、アントレプレナーシップセクション副所長 兼任。

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    32 分
  • Vol.6 ゲーム理論(2/2)/【国際間コラボレーション + AI】異分野交流で切り拓く新理論の探求 / 船木由喜彦教授
    2024/10/24

    早稲田大学 政治経済学術院 の船木由喜彦教授をゲストに、「ゲーム理論の現在地とこれから」の後編をお届けします。

    船木教授は、「ゲーム理論」の学会がない頃から、国際的な研究集会に第1回目から参加されるなど、常に研究の最前線に身を置いてきました。

    世界的にも珍しい早稲田大学内にある「ゲーム理論」の実験環境の紹介や、船木教授が現在注力されている研究テーマなど様々な話を聞きました。

    船木教授自身も「世界的にも新しい理論の構築が必要ではないか」と語られるように、新たな研究フェーズに入った「ゲーム理論」。教授が考える異分野と連携した実験や研究の重要性、次世代の研究者へ向けた情熱的なメッセージも必聴です。


    書き起こしは、

    https://www.waseda.jp/top/other/104942

    からご覧ください。


    ゲスト:船木 由喜彦

    1985年東京工業大学にて博士号を取得。 東洋大学経済学部教授を経て、1998年より現職 早稲田大学政治経済学術院教授に。Mathematical Social Sciences や Journal of Mathematical Economicsなど、国際学術誌の編集委員も務める。専門は、協力ゲーム理論、実験経済学。日本経済学会、日本OR学会、国際ゲーム理論学会、ESA(実験経済学学会)に所属。著書 『 演習ゲーム理論』(新世社, 2004年)『はじめて学ぶゲーム理論』(新世社, 2014年) など。


    ホスト:島岡 未来子

    研究戦略センター教授。専門は研究戦略・評価、非営利組織経営、協働ガバナンス、起業家精神教育。2013年早稲田大学公共経営研究科博士課程修了、公共経営博士。文部科学省EDGEプログラム、EDGE-NEXTプログラムの採択を受け早稲田大学で実施する「WASEDA-EDGE 人材育成プログラム」の運営に携わり、2019年より事務局長。2021年9月から、早稲田大学研究戦略センター教授。2022年2月から、アントレプレナーシップセクション副所長 兼任。

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    27 分
  • Vol.6 ゲーム理論(1/2)/ 【紛争や環境問題が陥る囚人のジレンマ】 最も合理的な意思決定を導く数理的なアプローチの探求/ 船木由喜彦教授
    2024/10/10

    今回と次回の二回に渡って、早稲田大学 政治経済学術院 の船木由喜彦教授をゲストに、「ゲーム理論の現在地とこれから」をテーマにお届けします。

    船木教授は、相互依存関係における意思決定を数理的に分析する「ゲーム理論」の専門家です。プレイヤーの行動が他者に与える影響や、最も利得を最大化する行動を探るこの理論は、金銭的な利益だけでなく、幸福度などの概念も含めて扱います。

    地球の環境問題や家電量販店同士の価格競争を例に、「ゲーム理論」における代表的な概念「囚人のジレンマ」や「ナッシュ均衡」に注目しながら、様々なシーンで最も良い決断を行うために活用されるゲーム理論の面白さや役割について深掘りしていきます。

    また、「人間の行動と理論は乖離する可能性がある」と考える船木教授の「ゲーム理論」の実験と研究の重要性、その取り組みへの情熱についてお話を伺います。


    書き起こしは、

    https://www.waseda.jp/top/other/104752

    からご覧ください。


    ゲスト:船木 由喜彦

    1985年東京工業大学にて博士号を取得。 東洋大学経済学部教授を経て、1998年より現職 早稲田大学政治経済学術院教授に。Mathematical Social Sciences や Journal of Mathematical Economicsなど、国際学術誌の編集委員も務める。専門は、協力ゲーム理論、実験経済学。日本経済学会、日本OR学会、国際ゲーム理論学会、ESA(実験経済学学会)に所属。著書 『 演習ゲーム理論』(新世社, 2004年)『はじめて学ぶゲーム理論』(新世社, 2014年) など。


    ホスト:島岡 未来子

    研究戦略センター教授。専門は研究戦略・評価、非営利組織経営、協働ガバナンス、起業家精神教育。2013年早稲田大学公共経営研究科博士課程修了、公共経営博士。文部科学省EDGEプログラム、EDGE-NEXTプログラムの採択を受け早稲田大学で実施する「WASEDA-EDGE 人材育成プログラム」の運営に携わり、2019年より事務局長。2021年9月から、早稲田大学研究戦略センター教授。2022年2月から、アントレプレナーシップセクション副所長 兼任。

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    29 分

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