エピソード

  • 私立ずんだもん女学園放送部 podcast 20260612
    2026/06/11
    youtube版(スライド付き) 関連リンク OpenAI to acquire Ona 概要:OpenAIによる「Ona」の買収とAIエージェントの未来 OpenAIは、安全なクラウド実行環境とシステム管理(オーケストレーション)技術を持つ「Ona」を買収することを発表しました。この買収の目的は、OpenAIの開発者向けAI支援プラットフォームである「Codex」を強化し、自律的に動く「AIエージェント」をより実用的かつ安全に使えるようにすることです。 1. なぜOnaが必要なのか?「永続的」なAI作業の実現 現在、Codexは週に500万人以上のユーザーに利用されています。従来のAIツールは、人間が指示を入力して数秒〜数分で回答を得る「単発のやり取り」が中心でした。しかし、AIが人間の代わりに「テストの実行」「バグの修正」「システムの移行」といった複雑なタスクを自律的にこなす(エージェント化する)ようになると、作業時間は数時間から数日間に及びます。 ユーザーがPCを閉じたり、ブラウザのセッションを切ったりしても、AIがクラウド上で安全に作業を継続できる「永続的な(裏側で働き続けられる)実行環境」が必要です。Onaはこれまで、200万人以上の開発者に対してセキュアなクラウド開発環境を提供してきた実績があり、その知見と技術がCodexの次の進化に直接活かされます。 2. 企業が求める「セキュリティと管理性」の確保 AIエージェントを実際の業務システム(本番環境)で動かすためには、セキュリティや権限管理が極めて重要になります。機密データへのアクセス制限や、AIの操作ログの記録、人間の承認フローの構築などが必須です。 Onaの技術(顧客管理型の実行モデル)を導入することで、企業は自社のクラウド環境内で安全にAIエージェントを動作させることができるようになります。OpenAIが優れた「知能」を提供し、Onaの技術が「安全な実行境界(インフラ)」を担保することで、企業はデータ漏洩などのリスクを抑えながらAIの恩恵を最大化できます。 3. 今後の展望とエンジニアへの影響 買収手続き完了後、OnaのチームはOpenAIに合流し、開発のライフサイクル全体(テスト、脆弱性対応、複雑なワークフローの維持など)をAIが安全にサポートできる環境を作ります。 エンジニアにとっては、「AIに長時間の面倒な作業を任せ、自分は進捗の確認や最終的な意思決定に集中する」という、新しい開発スタイルが当たり前になる未来を引き寄せる重要なニュースです。 引用元: https://openai.com/index/openai-to-acquire-ona Introducing North Mini Code: Cohere’s First Model For Developers Cohere社は、自律型AIエージェントによるソフトウェア開発に特化した、開発者向けの新しいコード生成モデル「North Mini Code」をApache 2.0ライセンスで公開しました。 本モデルは、総パラメータ数30B(300億)のスパースMixture-of-Experts(MoE)モデルであり、推論時にはそのうち3B(30億)のパラメータのみをアクティブにする軽量な設計です。それでありながら、同等クラスやさらに巨大な競合のオープンソースモデルを凌駕する極めて高いコーディング・エージェント性能を誇ります。 ■ 主な特徴とアーキテクチャ ・ハイブリッド・アテンション: 局所的な処理を行うスライディングウィンドウと、全体を俯瞰するグローバルなアテンションを組み合わせることで、長文のコードも効率的に処理します。 ・MoE(混合専門家)構成: 128個の「専門家(エキスパート)ブロック」からなり、トークンごとに最適な8個をアクティブにします。これにより、無駄な計算を省きつつ高度な推論が可能です。 ■ 高性能を実現する学習アプローチ(ポストトレーニング) 実世界で「動くAIエージェント」として機能させるため、以下の高度な学習プロセスが採用されています。 2段階のSFT(教師あり微調整): 1段階目で基礎的なコーディングや推論能力を学習させ、2段階目で検証済みの高品質なエージェント行動データ(最大128Kの長い文脈)を用いて専門性を高めました。複数環境(ハーネス)への適応: AIエージェントが操作する開発環境やツール(SWE-Agent、OpenCodeなど)は多種多様です。複数の環境データを混ぜて学習させることで、予期せぬツール環境...
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  • 株式会社ずんだもん技術室AI放送局 podcast 20260611
    2026/06/10
    youtube版(スライド付き) 関連リンク Claude Fable 5 のプロンプティング 本ドキュメントは、新モデル「Claude Fable 5」および「Claude Mythos 5」を効果的に活用するための、プロンプティングと設計(スキャフォールディング)のベストプラクティスを解説したガイドです。旧モデル(Opus 4.8)からの進化を踏まえ、エンジニアが押さえるべき要点をまとめました。 1. Claude Fable 5 の主な進化 Fable 5は、従来は複雑すぎたり長時間を要したりしたエンドツーエンドの課題で真価を発揮します。 長期の自律性と正確性: 数日間にわたる目標に向け、指示を保持したまま自律実行します。複雑なタスクでも、一回の実行(シングルパス)で正確に実装する能力が向上しました。ビジョンとデバッグの強化: 技術的な画像や図の解釈、リポジトリ全体を対象としたデバッグ精度が大幅に向上しています。高度な並列協調: 複数の並列サブエージェントをディスパッチし、非同期に通信させながらタスクを進行させることが得意です。 2. プロンプティングのコツ 指示追従能力が大幅に向上したため、プロンプトの設計思想をアップデートする必要があります。 エフォート(Effort)レベルの調整: high(デフォルト)や最難関タスク用のxhighだけでなく、日常のタスクにはlowやmediumを活用します。低設定でも旧モデルを凌駕するパフォーマンスを発揮し、速度とコストを節約できます。指示はシンプルに: 指示追従が極めて高いため、細かなルールを列挙せず「簡潔に記述して」などの一言で余計な説明を排除できます。境界(制約)の明示: 自律性が高く、依頼していない不要な関連作業まで実行することがあるため、「やってはいけないこと」を明示的に定義します。メモリの提供: Markdownファイルなどのシンプルな履歴ファイルを用意し、これまでの実行の教訓を記録・参照させるとパフォーマンスがさらに向上します。 3. 推奨されるシステム設計の変更 応答テキスト内での思考(推論)再現の禁止: プロンプトで「思考プロセスを回答に書き出して」と要求すると、拒否(refusal)を誘発する原因になります。思考過程が必要な場合は、専用の「適応的思考(adaptive thinking)」ブロックを読み取ります。非同期実行とタイムアウトの調整: 深い推論や自律実行には数分〜数時間かかる場合があります。クライアント側での接続タイムアウトを防ぐため、非同期ジョブとして進捗を確認できる設計に切り替えます。古いプロンプトのリファクタリング: 旧モデル向けの細かすぎるスキル指示は、Fable 5本来の力を抑制してしまうため、不要な指示は積極的に削除します。 Fable 5は、細かくAIを誘導するのではなく「適切な目標と制約を与えて自律的に解決させる」という、次世代のエージェント開発に適したモデルです。 引用元: https://platform.claude.com/docs/ja/build-with-claude/prompt-engineering/prompting-claude-fable-5 DiffusionGemma: 4x faster text generation Googleは、テキスト生成の推論速度を最大4倍に高速化する実験的なオープンモデル「DiffusionGemma」を発表しました。Apache 2.0ライセンスで公開されており、GPUの処理能力を最大限に引き出す新しいアプローチ「テキスト拡散」を採用しています。 ■ 従来のモデルとの違いと「テキスト拡散」の仕組み 従来の一般的な大規模言語モデル(LLM)は「自己回帰型」と呼ばれ、文字(トークン)を左から右へ1つずつ順番に出力します(タイプライターのような動作)。この方式は、ローカル環境で1人のユーザーが実行する場合、GPUが次の文字の計算を待つ状態になり、ハードウェアの性能を活かしきれない課題がありました。 一方、DiffusionGemmaが採用する「テキスト拡散」は、画像生成AIのように「ノイズ状態から徐々に鮮明な画像を浮き上がらせる」プロセスをテキストに応用したものです。256トークン分のテキストブロックを並列かつ同時に生成・推敲し、一気に書き上げる(印刷機のような動作)ことで、GPUの計算リソースを無駄なく使い切り、圧倒的な高速化を実現しています。 ■ 主な特徴とメリット 圧倒的な推論速度:専用GPUを用いることで最大4倍の高速化を達成。NVIDIA H100で毎秒1000トークン...
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  • 株式会社ずんだもん技術室AI放送局 podcast 20260610
    2026/06/09
    youtube版(スライド付き) 関連リンク Claude Fable 5 and Claude Mythos 5 米Anthropic社は、同社史上最高性能を持つ最新AIモデル「Claude Fable 5」および、そのセキュリティ・バイオ研究向けの特別版「Claude Mythos 5」を発表しました。従来のモデルを大幅に上回る実務能力を持ちながら、高度な安全対策が実装されているのが特徴です。日本のエンジニア、特に新人エンジニアが押さえておくべき主要ポイントは以下の4点です。 1. 開発・実務を劇的に効率化する圧倒的な性能 Fable 5は、コーディング、視覚理解(ビジョン)、複雑な意思決定などのベンチマークで世界最高水準(SOTA)の性能を記録しました。 コーディングの超効率化: Stripe社における先行テストでは、通常なら開発チーム全体で2ヶ月以上かかる5,000万行のRubyコードの移行(マイグレーション)作業を、Fable 5がわずか1日で自律的に完了させました。高度な視覚理解: 画面のスクリーンショット画像だけを頼りにWebアプリのソースコードを再構築できます。また、補助ツールを一切使わず、ゲーム画面の画像入力のみで『ポケットモンスター ファイアレッド』をクリアするほどの空間・状況把握能力を持ちます。自律性と記憶力の向上: 外部メモリを活用し、長期にわたるタスクでも破綻せずに自律的に思考を継続できます。 2. 安全性を担保する「フォールバック」システム 高い能力を持つAIはサイバー攻撃などに悪用されるリスクもあります。これを防ぐため、Fable 5には危険な対話を検知する高度な「分類器(セーフガード)」が搭載されました。 もしサイバー攻撃やバイオ兵器に関連する危険な質問だと判定された場合、システムは回答を拒否するのではなく、安全な前世代モデル「Claude Opus 4.8」に自動で処理を引き継ぎます(フォールバック)。通常の用途(95%以上のセッション)ではこの制限に引っかかることなく、Fable 5のフルパワーを利用できます。 3. 専門家向けの特別版「Claude Mythos 5」 Fable 5と全く同じモデルでありながら、サイバーセキュリティやバイオ分野のセーフガードを解除した「Mythos 5」も提供されます。こちらは、政府機関や信頼されたセキュリティ防衛組織、高度な医薬品・ゲノム研究を行う専門家にのみ、厳格な審査を経て限定提供されます。 4. 価格とデータ保持ポリシー 低価格化: 入力100万トークンあたり10ドル、出力100万トークンあたり50ドルに設定され、従来のプレビュー版の半額以下に抑えられています。データの30日保持: 新たな安全基準として、ビジネスデータは30日間保持されます(ただし安全確認目的のみに使用され、AIの学習には一切使われません)。提供状況: APIおよび一部プランで即日利用可能となっており、個人向けのProプランなどでも段階的に展開される予定です。 Fable 5の登場により、エンジニアが面倒な定型業務をAIエージェントに丸投げし、より本質的な設計や創造的タスクに集中できる未来がすぐそこまで来ています。 引用元: https://www.anthropic.com/news/claude-fable-5-mythos-5 Fluid, natural voice translation with Gemini 3.5 Live Translate 2026年6月9日、Googleは音声から音声への翻訳をほぼリアルタイムで実現する最新モデル「Gemini 3.5 Live Translate」を発表しました。本モデルは、従来の翻訳システムが抱えていた「不自然な間」や「感情の欠如」という課題を打破する画期的な技術です。 ■ 技術的な特徴と革新性 Gemini 3.5 Live Translateの最大の特徴は、70以上の言語を自動検出し、話し手の「抑揚(イントネーション)」「話速(ペース)」「声の高さ(ピッチ)」を維持したまま、自然な音声を生成する点にあります。 従来のシステムは話し手が最後まで話し終えるのを待ってから翻訳を開始する「ターン制」が主流でしたが、本モデルはストリーミング処理により継続的に音声を生成します。文脈の理解度と即時性のバランスを高度に制御することで、話者からわずか数秒遅れるだけの、スムーズで同時通訳に近い体験を提供します。 ■ 開発者向けの提供と活用 新人エンジニアの方にとっても、この強力な機能を自分のアプリケーションに組み込むチャンスがすぐに用意されています。 ・APIの公開:Gemini Live...
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  • 株式会社ずんだもん技術室AI放送局 podcast 20260609
    2026/06/08
    youtube版(スライド付き) 関連リンク Claude Code × Claude Design で趣味のアプリを作った話 本書は、開発者の広瀬氏がAIコーディングエージェント「Claude Code」とUIモック生成ツール「Claude Design」を駆使し、個人で筋トレ記録アプリを開発した体験レポートです。新人エンジニアにとって、最新のAIアシスタントと協働する「次世代のシステム開発フロー」を学ぶ上で非常に参考になる内容となっています。 1. 開発の概要と技術構成 電波の弱いジムでも快適に動くよう「オフラインファースト」を掲げたモバイルアプリを開発。技術選定や詳細設計は、Claude Codeに相談しながら一つずつ決定されました。 フロントエンド: Expo SDK 54 (React Native), TypeScriptバックエンド: Supabase (Postgres, Auth, RLS)状態管理: TanStack Query (キャッシュを利用したオフライン対応) 2. AIと人間が協働する「開発フロー」 開発は、設計・実装を担当する「Claude Code」と、UIデザインを担当する「Claude Design」をシームレスに行き来しながら進められました。 計画・設計(Claude Code): 要件(オフライン対応、指標計算など)を伝えて、データモデルや画面構成、分割されたタスクの提案を受け、対話しながら設計を決定。プロジェクト専属「Skill」の育成: 繰り返し行う手順(型定義の再生成、UIスタイルガイドなど)をMarkdown形式の手順書(Skill)として定義。AIが自律的にこれを参照して開発を進める仕組みを構築。デザインモックの生成(Claude Design): Claude Codeに詳細なデザイン仕様を書き出してもらい、それをClaude Designに渡すことでイメージに沿ったUIモック(JSX)を生成。実装(Claude Codeへの受け渡し): モックのデザインファイルをClaude Codeに読み込ませ、React Nativeの実装コードへ自動変換。ズレの監査とテスト: 自動でモックと実装コードの差分をチェックする監査エージェントを動かしつつ、最終的には自身の目で実機確認。また、コードの崩壊を防ぐため、機能ごとにJest(ユニットテスト)やMaestro(E2Eテスト)によるテストをこまめに実行。 3. 新人エンジニアが持ち帰りたい教訓 AIに毎回同じ説明をしない: 共通の前提やルールをあらかじめドキュメント(Skill)にまとめておくことで、指示の精度が上がり、開発テンポが向上します。こまめなテストで手戻りを防ぐ: AIは高速に大量のコードを出力するため、最後にまとめて確認するとバグの特定が困難になります。テストを小刻みに挟むことが成功の秘訣です。「作る楽しさ」を主目的にする: 評価軸や技術選定をすべて自分で決められる「趣味の個人開発」は、エンジニアとしての視野を広げ、結果として業務に活きる大きな経験値となります。 最新ツールを組み合わせることで、一人でも設計・デザイン・実装・テストの全工程を高品質に回し切れる、夢のある開発手法を示した好例です。 引用元: https://blog.asial.co.jp/6808/ AIウォーターフォール開発:コンテキストゼロのAIを一人前にする仕組み 本書は、AIを活用したシステム開発において、AIが過去の設計判断やドキュメントのつながりを理解できないという課題を解決するための新しい開発手法を提案しています。 1. AI開発における課題:記憶喪失の「新人」 Claude Codeなどの高度なAIツールは非常に優秀ですが、セッションを開始するたびに記憶(コンテキスト)がリセットされてしまいます。プロジェクトの背景や過去の意思決定をその都度説明し直す必要があり、まるで「毎朝記憶を失ってやってくる新人エンジニア」に指示を出すような状態になってしまいます。ただ関連資料を渡すだけでは、仕様の矛盾や他への影響範囲にAI自身が気づくことは困難です。 2. 解決策:ドキュメントの「トレーサビリティ(追跡可能性)」 この課題を解決するため、従来のウォーターフォール開発が持つ「トレーサビリティ(設計のつながりを追いかけられる状態)」の仕組みを導入します。「どの要件が、どの仕様に紐づき、どのテストで検証されるか」というドキュメント同士の「つながり」を、AIが自分で辿れるように設計します。 具体的には、以下のレイヤーでドキュメントを体系化し、相互に関連付けます。 ADR(設計判断...
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  • マジカルラブリー☆つむぎのピュアピュアA.I.放送局 podcast 20260608
    2026/06/07
    youtube版(スライド付き) 関連リンク E2Eテストを民主化したら、朝には失敗の分析も再実行も修正PRも終わっていた 本書は、医療スタートアップ企業がPlaywrightを用いたE2E(エンドツーエンド)テストの運用を、QA(品質保証)チームから各開発チームへ「民主化(自分たちで運用すること)」し、その過程で発生した課題をAI(Claude)を活用して解決した実践的な取り組みを紹介しています。 1. 背景と「民主化」における課題 従来、プロダクトのE2EテストはQAチームが単独で作成・保守を行っていましたが、「テスト失敗時の原因特定に時間がかかる」「開発チームからテスト内容が見えにくい」という課題がありました。そこで、各開発チームが自分たちのテストを自ら運用する方針へ切り替えました。しかし、これによって「どのエラーが誰の担当か分かりにくい」「エラー調査などの運用負荷が各チームに重くのしかかる」という新たな問題が発生しました。 2. AI(Claude)を活用した解決アプローチ 開発者の負担を減らし、本来の目的であるバグ修正に集中してもらうため、AI(Claude)を取り入れた自動化の仕組みを構築しました。 担当の見える化: Slackのエラー通知に担当チームのメンションを追加し、誰が対応すべきかを一目で分かるようにしました。AIによるログの自動分析: 夜間に実行したテスト結果やGitHub ActionsのログをClaudeに渡し、エラー原因が「環境の一時的な問題(Flaky)」か「アプリのバグ」かをAIに判定させ、チームごとに結果を整理してSlackへ通知します。分析に基づく自動アクションの実行: 環境起因のエラーの場合: AIが自動でテストを「再実行」します。仕様変更による失敗の場合: AIがコードの修正案を検討し、GitHub上に「修正プルリクエスト(PR)」を自動作成します。アプリのバグの場合: Slackで担当チームへ直接通知します。 3. 導入効果と今後の展望 この取り組みにより、エンジニアは「朝出社してSlackを開くと、テストの失敗分析も、再実行も、修正PRの作成もすべて終わっている」という状態を実現できました。人間はAIが作成したPRをレビューするだけでよくなり、大幅な工数削減に成功しています。 今後は、AIによる分析やPR作成の精度向上、複数チームにまたがる複雑なテストの分類方法などの課題を改善し、さらなる安定運用を目指していくとしています。 引用元: https://zenn.dev/lincwell_inc/articles/e8e288ee35f5b4 スマホで動くAI、Gemma 4が量子化対応で1GB未満に。Googleが軽量モデル公開 - すまほん!! Googleは、モバイル端末での動作に特化した軽量なオープンAIモデル「Gemma 4」において、量子化(モデルの軽量化)を前提に設計・訓練された新しいモデルを公開しました。これにより、最小構成である「Gemma 4 E2B」はメモリ使用量を約1GB、テキスト専用の用途であれば1GB未満にまで抑えることに成功しました。 本技術の最大の特徴は、軽量化のアプローチとして「QAT(Quantization-Aware Training:量子化意識訓練)」を採用した点にあります。 新人エンジニアの方向けにわかりやすく説明すると、AIモデルを軽量化するプロセスは「スーツケースへの荷物のパッキング」に例えられます。 従来の一般的な手法である「PTQ(学習後の量子化)」は、完成したモデルを力ずくで押し込んで圧縮するため、情報が壊れて品質が落ちてしまいがちでした。一方、今回の「QAT」は「最初からきれいに畳んで詰め込むことを想定して訓練(学習)を行う」ため、極限まで軽量化してもモデルの品質(賢さ)を高く維持できます。Googleのベンチマークでも、従来のPTQを上回る品質が確認されています。 具体的な効果として、4bit形式(Q4_0)への圧縮により、標準的な形式(BF16)と比較して約75%ものメモリ使用量を削減しています。例えば「26B A4B」というモデルは、Q4_0形式にすることでメモリ要件を約14.4GBに抑えつつ、一回り大きな31Bモデルに近い処理性能を発揮します。さらにモバイル向けの超圧縮では、重要度の低い処理部分を2bitまで大胆に削り、推論の中核を担う重要な層は高精度に保つといった、効率的な使い分けを行っています。 このアップデートは、ローカル環境(...
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  • 私立ずんだもん女学園放送部 podcast 20260605
    2026/06/04
    youtube版(スライド付き) 関連リンク Dreaming: Better memory for a more helpful ChatGPT OpenAIは、ChatGPTにおいてユーザーの過去の会話文脈をより賢く、効率的に記憶・整理するための新しいメモリシステム「Dreaming(ドリーミング)」の大幅なアップデートを発表しました。この技術は、長期間にわたる多数のユーザーとの対話における「情報の陳腐化」「正確性」「スケーラビリティ」といった技術的課題を解決するために開発されました。 ■ メモリ機能の進化と「Dreaming」の仕組み ChatGPTのメモリ機能は、2024年にユーザーからの明示的な指示(「〜を覚えておいて」など)を記録する形で始まりました。しかし、これでは情報のアップデートが難しく、指示がないと忘れてしまうという課題がありました。 そこで2025年に導入されたのが「Dreaming」です。これは、AIがバックグラウンド処理(人間が寝ている間に夢を見て記憶を整理するようなプロセス)を通じて、自動的に過去の対話履歴を分析・要約し、メモリを最新状態に更新するシステムです。今回のアップデート(Dreaming V3)は、この仕組みをさらに高性能かつ計算効率よく再構築したものです。 ■ Dreamingが実現する3つのコア体験 本システムは、エンジニアリングにおける「優れたメモリ」の要件として以下の3つを高度にクリアしています。 有用な文脈の引き継ぎ:過去に話した「自分のカメラ機材」などの前提情報を保持するため、次回からは「私のセットアップに互換性のあるパーツは?」と聞くだけで、個別具体的な提案が得られます。好みの遵守:「ベジタリアン」や「静かな店が好き」といった個人の制約や嗜好を常に反映した回答を行います。時間経過への適応:時間の経過を認識します。例えば「7月にシンガポールへ行く」という記憶は、旅行期間が過ぎると自動的に「過去に旅行した」と更新されます。これにより、帰国後に「今日の夕食のテイクアウトを提案して」と聞いた際に、旅行先ではなく現在の居住地に基づく提案を正しく行えます。 ■ 技術的ブレイクスルーと展開 今回の新アーキテクチャにより、メモリの合成処理に必要な計算コストを約5分の1にまで劇的に削減することに成功しました。このコスト効率の向上により、これまで有料プラン(Plus/Pro)限定だった高度なDreamingシステムが、数週間以内に無料プラン(Free)ユーザーへも順次提供開始される予定です。 ユーザーは「メモリ概要(Memory Summary)」画面から、ChatGPTが覚えている自身の情報を一覧で確認し、手動で追加や修正、削除を行うことができます。効率的なパーソナライズ基盤として、今後のAIエージェント開発においても重要なマイルストーンとなるアップデートです。 引用元: https://openai.com/index/chatgpt-memory-dreaming NVIDIA Nemotron 3 Ultra Powers Faster, More Efficient Reasoning for Long-Running Agents タイトル: NVIDIA Nemotron 3 Ultra Powers Faster, More Efficient Reasoning for Long-Running Agents 要約: NVIDIAは、長時間自律的に稼働する「AIエージェント」向けに最適化された新しいオープンLLM「NVIDIA Nemotron 3 Ultra」を発表しました。複数のツールやサブエージェントを組み合わせる複雑なワークフローにおいて、劇的な高速化とコスト削減を実現します。 1. 概要と優れたパフォーマンス 本モデルは、総パラメータ数550B(アクティブパラメータ数55B)のMixture-of-Experts(MoE)モデルです。エージェントがタスクを長期実行すると、会話履歴の肥大化によるコスト増や目的のブレ(ゴールズレ)が課題になります。本モデルはこれらを解決し、同クラスのオープンモデルと比較して「5倍のスループット(処理速度)」を達成。タスク完了までのトークンコストを「最大30%削減」することに成功しました。 2. 性能を支える革新的な技術 MambaとTransformerのハイブリッド: 長文脈を効率よく処理できる「Mamba」と、精密な情報回収が得意な「Transformer」を融合。長時間のタスクでも一貫した意思決定を維持します。MOPD(複数教師による強化学習): 10以上の専門分野を持つ「教師モデル」から、本モデル自身が試行錯誤しながら学習する手法を採用。コーディングや高度な推論能力を効率よく向上...
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  • 株式会社ずんだもん技術室AI放送局 podcast 20260604
    2026/06/03
    youtube版(スライド付き) 関連リンク Introducing Gemma 4 12B: a unified, encoder-free multimodal model Google DeepMindは、一般的なノートPCなどのローカル環境で軽快に動作する、高性能なマルチモーダルAIモデル「Gemma 4 12B」を発表しました。本モデルは、モバイル向けモデルの「E4B」と、より高度な「26B MoEモデル」のギャップを埋める位置づけとして開発され、メモリ消費を抑えながらも強力な推論能力を備えているのが特徴です。 新人エンジニアの方に向けて、このモデルの革新的なポイントを4つに分けて解説します。 1. 「エンコーダフリー」という新しいアプローチ 従来の画像や音声に対応するAI(マルチモーダルモデル)は、画像用や音声用の独立した「エンコーダ(前処理用AI)」を使ってデータを変換し、メインの言語モデル(LLM)に渡していました。 しかし、Gemma 4 12Bではこのエンコーダを排除した革新的なアーキテクチャを採用しています。 画像(ビジョン)処理: 軽量な埋め込みモジュールのみを使用し、処理の大部分をLLM本体が直接行います。音声オーディオ処理: エンコーダを完全に無くし、生の音声信号を直接テキストトークンと同じ空間にマッピングして処理します。 このシンプルな構造(Unified Architecture)により、処理の遅延(レイテンシ)とメモリの使用量を劇的に削減することに成功しました。 2. ノートPC(ローカル環境)で動く軽さ モデルのサイズが12B(120億パラメータ)とコンパクトに抑えられているため、16GBのVRAM(ビデオメモリ)やユニファイドメモリを搭載した一般的なPCがあれば、完全にオフラインのローカル環境で動作させることができます。これにより、クラウドのAPIコストを気にせず、手元で手軽にマルチモーダルAIを動かすことができます。 3. 大型モデルに迫る高度な推論力 メモリ消費量は半分以下であるにもかかわらず、ベンチマーク性能は上位モデルである「26B MoE」に迫る実力を持っています。これにより、複雑な「複数ステップの推論」や、自律的に動く「AIエージェント」のワークフローをローカルで実現可能です。また、Multi-Token Prediction(MTP)技術を搭載しており、推論速度も高速化されています。 4. オープンで充実した開発エコシステム ライセンスは「Apache 2.0」で提供され、自由な開発や商用利用が可能です。Hugging Face、Ollama、LM Studio、llama.cppなど、開発者が普段使っている主要なローカル推論ツールやライブラリに最初から対応しています。さらに、AIエージェント構築を支援する公式のスキルライブラリ「Gemma Skills」も同時に公開されています。 Gemma 4 12Bは、特別なGPUサーバーを用意せずとも、手元のPCだけで最先端の「画像・音声・テキスト」を融合したプロダクト開発を始められる、エンジニアにとって非常に魅力的な選択肢です。 引用元: https://blog.google/innovation-and-ai/technology/developers-tools/introducing-gemma-4-12b/ Introducing new capabilities to GPT-Rosalind OpenAIは、ライフサイエンス(生命科学)研究およびエンタープライズ規模の創薬に特化したAIモデル「GPT-Rosalind」のアップデートと新機能を発表しました。本モデルは、GPT-5.5が持つ高度なエージェント機能(自律的なコーディングやツール利用)に、医学化学やゲノミクスといった専門領域の強力な知識を融合させたものです。 本アップデートの主な要点と、技術的な特徴は以下の通りです。 1. 専門ベンチマークにおける高い性能と優れたトークン効率 ライフサイエンス研究の現場に即した複数のベンチマークにおいて、従来のGPT-5.5を上回る精度を達成しつつ、消費するトークン数を大幅に削減(コストパフォーマンスが向上)しています。 LifeSciBench: 科学的根拠の処理、分析、設計、推論など、実際の研究に必要なエンドツーエンドのタスクを評価する新ベンチマーク。本モデルは業界トップクラスの成績を記録。MedChemBench (医学化学): 創薬プロセスの最適化などを評価。GPT-5.5に比べトークン消費量を7.2%削減しつつ、精度を向上(27.5% vs 25.1%)。GeneBench (ゲノミクス・定量生物学): 長期的な計画と分析が必要なエージェントタスクを評価。GPT-5.5比でトークン数を31%削減し、21.6%の精度を達成。...
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  • 株式会社ずんだもん技術室AI放送局 podcast 20260603
    2026/06/02
    youtube版(スライド付き) 関連リンク Rethinking Search as Code Generation ■ 背景と課題:なぜ今、検索の仕組みを見直すのか? 従来のAI向け検索システム(RAGなど)は、AIがクエリを送信し、検索エンジンが処理した固定の結果をAIがコンテキストとして受け取る「一括処理(モノリシック)」な仕組みでした。しかし、AIエージェントが複雑なタスクを自律的にこなす現代において、この方法には限界があります。不要な情報がコンテキストを圧迫してコストが膨らむ、柔軟な検索条件の変更が難しい、何度もやり取りが発生して処理が遅くなる、といった課題が生じていました。 ■ 解決策:「Search as Code (SaC)」の提案 Perplexityが開発した「Search as Code (SaC)」は、検索プロセスそのものをコードで制御する新しいアーキテクチャです。検索エンジンの各機能(情報の取得、順位付け、フィルタリング、並列処理など)を、細分化された「SDK(ソフトウェア開発キット)」の部品としてAIに提供します。AIは、提示されたタスクに合わせて自らPythonコードを生成・実行し、その場で最適な「特製検索パイプライン」を動的に組み立てます。 ■ SaCを支える3つのコアレイヤー モデル(Models):タスクを分解し、SDKを用いて最適な検索手順を実行するPythonコードを生成する司令塔です。サンドボックス(Sandboxes):生成されたコードを安全かつ確実に実行する環境です。処理中の状態(中間データ)をファイル保存することで、長時間のタスクでも破綻せずに次の処理へ引き継げます。Agentic Search SDK:検索プロセスをアトミック(最小単位)に制御できるPythonの部品集です。AIモデルが最もコードを書きやすい形になるよう、自動で継続的に最適化されています。 ■ 圧倒的な実績と効果 実際のセキュリティ情報(CVE)の調査タスクにおいて、SaCは精度100%を達成しながら、消費トークン数を従来比で85.1%も削減することに成功しました。また、難関ベンチマーク(WANDR等)において他社の最先端AIシステムを最大2.5倍上回るスコアを記録し、高いコストパフォーマンスを実証しています。 ■ まとめ SaCは、「検索APIをただ呼び出すだけ」の時代から、「検索自体をプログラムとして制御する」時代へのシフトを意味します。AIの柔軟な推論力と、決定論的なコード実行の強みを融合させたこの仕組みは、これからのAIシステム開発における重要な設計パラダイムとなるでしょう。 引用元: https://research.perplexity.ai/articles/rethinking-search-as-code-generation Expanding Project Glasswing 本記事は、AIスタートアップのAnthropic社が推進する、AIを活用したソフトウェアセキュリティ強化プロジェクト「Project Glasswing」の拡大について解説したものです。これからの開発現場やセキュリティ対策のあり方を大きく変える、エンジニア必読のトレンドとなっています。 1. 「Project Glasswing」の概要と実績 Project Glasswingは、世界中の重要なソフトウェアの安全性を確保するための共同取り組みです。初期フェーズでは、約50のパートナー組織がサイバーセキュリティに特化したモデル「Claude Mythos Preview」を利用し、自社のコードベースをスキャンしました。その結果、すでに1万件以上の「深刻(High)」または「致命的(Critical)」なセキュリティ脆弱性が発見されるという大きな成果を上げています。 2. パートナーシップの大幅な拡大 Anthropic社は、この取り組みをさらに約150の新たな組織へと拡大します。対象は15カ国以上に及び、電力、水道、医療、通信、ハードウェアといった社会の重要インフラを担う企業や、世界中の開発者が依存するオープンソースソフトウェア(OSS)のメンテナー(管理者)が含まれます。これらの組織のコードベースが攻撃された場合、1億人以上に影響が及ぶ可能性があるため、事前の防御策が急務となっています。 3. 防御側(エンジニア)の変革と支援策 強力なサイバー能力を持つAIが身近になる未来を見据え、防御側もAIを活用して対策を加速させる必要があります。Anthropic社は単に脆弱性を探すだけでなく、以下の支援を展開しています。 実用ツールの提供: 最新モデル(Claude Opus 4.8など)を用いてコードをスキャン...
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