youtube版(スライド付き) 関連リンク Google Workspace Studio: Automate Workflows with Agentic AI Powered by Gemini Googleは、日々の業務をAIで劇的に効率化する新しいツール「Google Workspace Studio」を発表しました。これは、皆さんが普段使っているGoogle Workspace(Gmail, Drive, Docsなど)のアプリ内で、AIエージェントを簡単に作成・管理できるノーコードのサービスです。 新人エンジニアの皆さんも、これからの仕事に役立つポイントに注目してみてください。 プログラミング不要!誰でもAIエージェントを作れる 「AIって難しそう…」と感じるかもしれませんが、Workspace Studioは、やりたいことを普段の言葉で入力するだけで、Googleの最先端AI「Gemini」が自動的に業務フローを組んでくれるんです。例えば、「毎日の未読メールを要約してGoogle Chatに送ってほしい」と指示するだけで、そのタスクをこなすAIエージェントを数分で作成できます。 いつものGoogle WorkspaceアプリでAIを操作 作成したAIエージェントは、GmailやGoogle Chat、Google Driveといった馴染み深いWorkspaceアプリの中でシームレスに動作します。エージェントの活動を追跡したり、設定を変更したりするのも、使い慣れた環境から離れることなく行えるので、導入も管理も非常にスムーズです。 具体的な業務をAIが自動でこなす! 様々な業務の自動化が可能になります。 会議の詳細、参加者、添付ファイルをもとに要約を生成し、Google Chatに自動共有。会議中のタスク項目を自動で抽出し、必要なら翻訳してチームに共有。重要なメールをAIが自動で検出し、適切な優先度ラベルを付ける。受信メールの添付ファイルをGoogle Driveに自動保存し、その情報をGoogle Sheetsに記録。顧客からのフィードバックに対して、AIが適切なメール返信の下書きを自動作成。 このように、面倒なルーティンワークから少し複雑な判断が必要な作業まで、AIが皆さんの代わりに行ってくれます。 業務効率が向上し、AI活用が身近に このツールは、個人の生産性を高めるだけでなく、チーム全体の業務効率を大きく向上させます。IT部門に頼りきりにならず、現場のメンバーが自分たちのアイデアでAIを活用し、業務改善を迅速に進められる「AIの民主化」にも貢献するでしょう。 安心のセキュリティとプライバシー 皆さんのデータは、あくまでお客様自身の所有物であり、広告目的で利用されることはありません。また、お客様のドメイン外のGoogle汎用AIモデルの学習に使われることもなく、企業レベルの厳重なセキュリティとプライバシー保護が適用されるため、安心して利用できます。 Google Workspace Studioは、2025年12月5日より、Google WorkspaceのBusinessおよびEnterpriseプランのユーザー向けに順次提供が開始される予定です。未来の働き方を体験できる、とてもわくわくするニュースですね! 引用元: https://workspace.google.com/studio/ Human-in-the-Loop な AI エージェントを作るためのソフトウェア設計 Wantedly Engineer Blog ウォンテッドリーが新しくリリースしたスカウト機能「AIエージェントモード」は、採用担当者の方が候補者を探す手間(ソーシング工数)をAIで効率化するものです。この機能では、採用担当者が求める人材の条件を入力するだけで、AIが自動で候補者リストを作成する「ソーシング計画」を提案してくれます。 しかし、AIに全てを任せて候補者リストを作るやり方にはいくつかの課題がありました。例えば、AIが意図しない検索条件を生成してしまう誤動作のリスクや、AIがなぜその判断をしたのか後から検証しにくいという説明責任の問題、そしてAIが学習データから持つ可能性のある偏見(バイアス)を見つけにくいといった点です。採用活動は、応募者のキャリアや企業の信頼に直接関わるため、これらの問題は避けるべきです。 そこでウォンテッドリーでは、「Human-in-the-Loop(HITL)」という設計思想を採用しました。これは、AIによる自動化のプロセスに、意図的に人間の確認や判断のステップを組み込むことで、システムの安全性、説明責任、そして信頼性を高める考え方です。 AIエージェントモードにおけるHITLの具体的な流れは次のようになります。 採用担当者が...
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