エピソード

  • 121 - The Formula
    2024/09/14

    ネットワーク科学者アルバート=ラズロ・バラバシの著書『The Formula』を読みながら、べき乗則、年齢と成功、Qファクター、Explore & Exploit、人生というギャンブルなどについて話しました。


    • べき乗分布: ある現象の発生頻度が、その規模の大小に反比例している分布。地震の規模、生物の大きさ、商品の売上、収入や資産などに広く観察され、80:20の法則(パレートの法則)などを説明する現象としても知られる。
    • “Quantifying reputation and success in art” Magnus Resch との共著
    • Qファクター の論文https://www.science.org/doi/10.1126/science.aaf5239
    • Multi Arm Bandit: ギャンブルや意思決定の問題をモデル化したもので、複数の選択肢から最適なものを選ぶ過程を示す。
    • Explore & Exploit: Exploreは新しい情報を探求する行動、Exploitは既知の情報を利用して最大の利益を得る行動を指す。


    成功の5法則

    • パフォーマンスが成功を促す、パフォーマンスが測定できない時にはネットワークが成功を促す
    • パフォーマンスには上限があるが成功には上限がない
    • 過去の成功x適応度=将来の成功
    • チームの成功にはバランスと多様性が不可欠だが、功績を認められるのはひとりだけ
    • 不屈の精神があれば成功はいつでもやってくる


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    1 時間 21 分
  • 120 - ハワイで捻挫
    2024/09/04

    Ayakaがハワイで捻挫しました。大丈夫だったの? ことの顛末をお届けします。


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    1 時間 7 分
  • 119 - ロングトレイルって何? アメリカのハイキング文化を調べてみた
    2024/08/15
    ニューヨークで再会し、ジョン・ミューア・トレイルを5日間・85km歩く計画をしている2人。アメリカの国立公園や、トレイルエンジェルなどロングトレイルにまつわる文化、3週間後のハイキングに向けた準備などについて語りました。 ※このエピソードは7月に収録されたものです。2人は無事ケガなく歩くことができました! • John Muir Trail - カリフォルニア州にある300キロ以上のトレイル、すなわち登山道。今回はMammoth LakesからYosemiteまでの85kmを歩いた。 • ロングトレイル - どこからがロングなのか? 定義は人それぞれ • セクションハイク - ロングトレイルを一度に歩くのではなく、いくつかの部分に分けて歩くこと • スルーハイク - ロングトレイルを一気にスタートからゴールまで歩くこと • Pacific Crest Trail (PCT) - アメリカの西海岸を南北に貫く約4,300キロのトレイル • Appalachian Trail (AT) - アメリカの東海岸にある約3,500キロのトレイル • Continental Divide Trail (CDT)- アメリカの中央部を南北に貫くトレイル • ウルトラライト • トレイルエンジェル • ウォーターキャッシュ
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    1 時間 10 分
  • 117 - Interhemispheric Relationship
    2024/05/19

    東京とニューヨークの国際遠距離夫婦も2年目に突入! 1年間でLINEの変化を分析、コミュニケーションの変化、うまくいった工夫などを語りました。

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    40 分
  • 116 - コロナ禍、どう乗り越えた?
    2024/05/04
    忘れてしまう前に、2020年に起こったことを思い出してみよう。意外と語ったことのなかった、コロナ禍の2人の過ごし方。トイレットペーパー、リモートワーク、帰省や結婚式、(mRNA)ワクチン開発など、主に2人の主観的な体験を思い出しながら話しました。
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    37 分
  • 115 - Big red rocks
    2024/04/14

    NYと東京の中間地点、アメリカ西海岸に集合した旅好き夫婦の2人。サンフランシスコ・ザイオン・グランドキャニオン・ロサンゼルスなどアメリカ西部を巡った旅行を振り返り、思い出に残ったスポットやロードトリップのススメなどを話しました。


    実際に訪れた場所の一覧はこちら↓

    https://maps.app.goo.gl/SEsKWRT3buLuqDCb7


    ・1:00 訪れた都市・スポットの振り返り

    ・7:00 サンフランシスコ

    ・11:00 完全自動運転タクシーwaymo / UCSF

    ・14:00 Mission District

    ・16:00 Fisherman's Wharf

    ・17:30 ラスベガス レンタカーを借りる

    ・22:30 カジノホテルの恐怖

    ・32:00 ザイオン国立公園

    ・38:00 レイクパウエル

    ・40:10 レイクパウエルの歴史 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%83%AB%E6%B9%96

    ・45:00 ホースシューベンド

    ・46:00 アンテロープキャニオン

    ・56:00 国立公園っていいよね

    ・1:00:00 Ayaka免許取得計画

    ・1:05:00 ガソリン価格の違い

    ・1:07:00 LA 大富豪が建てた美術館

    ・1:11:30 NYとLA、比べてどうですか?

    ・1:14:00 リトルトーキョー

    ・1:19:00 グリフィス天文台

    ・1:22:30 Academy Museum of Motion Pictures


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    1 時間 33 分
  • 114 - 後悔ってどんな心の動き?
    2024/03/24

    後悔に関する神経活動を調べた研究者にAyakaが会ったことをきっかけに、そもそも「後悔」ってどんな心の動きなのか、どんな実験タスクを組めば後悔を測ることができるのか、あるいは実感としてどういうときに後悔しやすいのか等について語りました。


    後悔についてのネズミにおけるの研究

    Behavioral and neurophysiological correlates of regret in rat decision-making on a neuroeconomic task | Nature Neuroscience

    Mice learn to avoid regret | PLOS Biology

    レストラン列課題:お腹がすいたネズミは4つの "レストラン "で異なる味のついた報酬の連続的オファーに遭遇する迷路で訓練された。ウェイトゾーンで待たなければならない遅延時間(1~30秒、ランダム)を表すトーン音が鳴って、カウントダウンに合わせて音程高が下がり、最後まで待てば報酬が得られる。ネズミがカウントダウンの間にレストランのウェイティングゾーンを出ると、その報酬は得られず、次のレストランで待つかどうかを選ぶ。

    ヒトとマウス、ラットにおけるサンクコストの研究(ヒト版ビデオダウンロードタスクの説明もあり)

    Sensitivity to “sunk costs” in mice, rats, and humans | Science

    後悔のタイプとうつ病などの関係に関する論文

    後悔タイプI:高値のオファーをスキップした

    後悔タイプII:低値のオファーを受け入れた

    Brain’s Sensitivity to Different Types of Regret May Impact Mood Disorders Like Depression, Mount Sinai Researchers Find

    2004年のRedishによる依存症の数理モデルの論文

    Addiction as a Computational Process Gone Awry | Science

    Ayakaらが取り組んだ、行動依存にも適用が可能な数理モデルの論文

    Rigid reduced successor representation as a potential mechanism for addiction

    ↑上の2つのモデルの解説を含む、依存症の強化学習モデル日本語の解説論文

    強化学習を用いた依存症の計算論的精神医学研究

    行動依存に関する数理モデルのレビュー論文

    Computational models of behavioral addictions: State of the art and future directions - ScienceDirect



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    1 時間 17 分