ハッカーがダークウェブで脆弱性を売っているというお話です。今回はニコール・パーロース「サイバー戦争 終末のシナリオ」という本を主に参考にしました。今までスノーデン側のアナーキーな意見の書類をよく読んでいましたが、安全保障や政府側の事情をある程度踏まえたジャーナリストの本は読んでこなかったので反対側の視点を見た気分でした。 ▼ニコール・パーロース「サイバー戦争 終末のシナリオ」 https://www.amazon.co.jp/dp/4152101547

サイバー防衛のニュースって結構報じられてるけど、あんまり何書いてあるか分かんなかったから自分で調べてみた。サイバー先制攻撃！とか日本だとセンセーショナルに書いてあるけど、潜入されていることに気付くとか、悪いファイルを事前に見つけておくとか大事だと思った。日本って色々紙とかはんこ文化結構残ってるけど、実はセキュリティ的には強いんじゃねと。ウクライナのインフラがハッキングから復旧が比較的に早くできたのは、自動化が進み過ぎてなかったためとかで。そんな感じの話です。ちなみに、ロシアでは捕まったハッカーが政府のために働くことがあるそうです。クルル曹長かよと。

結構リサーチが大変だった回。ビッグブラザーのお出ましだ。 ▼参考リンク Paul Mozur, “Looking through the Eyes of China’s Surveillance State,” New York Times, July 16, 2018 https://www.nytimes.com/2018/07/16/technology/china-surveillance-state.html Zhang Ye, “Translation Tech Booms in Xinjiang,” Global Times, April 26, 2017 https://www.globaltimes.cn/content/1044253.shtml Danielle Cave, Fergus Ryan, and Vicky Xiuzhong Xu, “Mapping More of China’s Tech Giants: AI and Surveillance,” Issues Paper No. 24, Australian Strategic Policy Institute, November 28, 2019 https://www.aspi.org.au/report/mapping-more-chinas-tech-giants Alexandra Harney, “Risky Partner: Top U.S. Universities Took Funds from Chinese Firm Tied to Xinjiang Security,” Reuters, June 13, 2019, https://www.reuters.com/article/us-china-xinjiangmit-tech-insight-idUSKCN1TE04M Human Rights Watch, “China’s Algorithms of Repression,” May 1, 2019 https://www.hrw.org/report/2019/05/01/chinas-algorithms-repression/reverse-engineeringxinjiang-police-mass ジェフリー・ケイン「AI監獄ウイグル」(新潮社) https://www.amazon.co.jp/dp/4105072617