検索キーワード： 旅行記・解説

島根の県庁所在地・松江市北部、島根半島の中程に、出雲国二宮・佐太神社が鎮座する。全国の神々が出雲に集う旧暦十月「神無月」も、出雲では「神在月」となり、出雲大社では「神在祭」が行われるが、ここ佐太神社にも、神々が集うと言われ、「神在祭」が行われる。佐太神社に神々が集う理由は、奥の山に神々の母・イザナミノミコトが葬られており、「法事」を行うためだという。その先触れを告げるのが、毎年秋になると海流に乗って出雲へやって来る海蛇「龍蛇様」だ。蛇は、世界中の伝承で、永遠の生命の象徴とされる。それは、男性器に似た形状に由来するという。男性器は子孫を生み出すものであり、それを通じて、過去の祖先と、未来の子孫に繋がっていると。それ故に永遠の象徴だと。その永遠の象徴たる「龍蛇様」が、あの世から祖先神を連れてきて、子孫の神々と再会する。それが毎年繰り返される。この繰り返しによって、永遠の時が紡がれる。それが神在祭なのだという。これは「死と再生」という、世界中の多くの宗教が中心に据えたテーマである。神々の国・出雲で、その真髄を見る。語り:高橋御山人 聞き役:盛池雄峰

本州の北端近く、下北半島の付け根近くに位置する、青森県東北町。 ここには県内最古級の歴史を誇る、千曳(ちびき)神社がひっそりと鎮座する。 日本神話には「千曳の岩」というものが登場する。死した妻・イザナミを求め、 冥界へ下った夫・イザナギが、醜く変わり果てた妻から逃げて、 怒り追って来た妻を足止めする為、この世とあの世の境界に置いた岩である。 即ち、「魔」を入り込ませぬ為の境界防衛の岩であり、「塞の神」「道祖神」として、 村落の入口などを守る神として崇められた。千曳神社の神格も同様である。 ただし、この北辺の地にあっては、単なる村落の防衛が目的ではなかった。 ここは朝廷の勢力が辛うじて及ぶか及ばないかという地域であり、 蝦夷(えみし)を「魔」として、「魔」を祓い、朝廷を守る目的があった。 ゆえに、神社の創建は、征夷大将軍・坂上田村麻呂によるとされる。 そして、坂上田村麻呂がこの地に来て、「日本中央」と岩に刻んだという、 奇妙な伝説が、平安時代に生まれ、都の貴族らの歌に詠まれた。 その岩が、千曳神社の社殿の下に埋められていたというが、いつしか行方不明となる。 明治天皇の行幸時、政府の命令により捜索されるも見つからなかったその岩は、 戦後になってから、偶然発見され、今は近くの施設にて保存されている。...

平成25年に式年遷宮が行われた、伊勢の神宮。それが内宮・外宮より成ることは一般にも知られているが、その他に多くの別宮・摂末所管社があり、全て合わせると125社となる。由来は様々だが、その多くは、神宮創祀の際、地元の神が従って、神宮に土地の譲渡や貢納を約束する話となっている。その別宮の一つ伊雑宮が、志摩市に鎮座する。この伊雑宮は、伊勢から離れたリアス式海岸に近いという地理的条件もあって、別宮の一つでありながら、独立的傾向が強かった。明治の神仏分離を経てもなお、北極星の信仰に関わる祭祀が続けられ、江戸時代には、伊雑宮こそが神宮の発祥、中心であるという偽書の発行に関わり、幕府より弾圧を受けるという「まつろわぬ」歴史もある。そもそも伊勢とは、神話の時代に遡れば「まつろわぬ」土地だった。また、中世においても「まつろわぬ」ものの噴出する土地であった。朝廷、国家の宗教的中心地に、なぜ「まつろわぬ」要素があるのか。事象の「裏側」から見た、伊勢というものの深層を掘り下げる。語り:高橋御山人 聞き役:盛池雄峰

鳥取県西端の米子市、日本海と汽水湖・中海を仕切る弓ヶ浜の中海側に、粟嶋という小高い丘がある。ここには、古くから粟嶋神社が祀られて来たが、「伯耆国風土記逸文」によれば、神話に登場する小人の神・少彦名命が、ここから常世の国へ渡ったという。少彦名命は、大国主命の国造りをその豊かな知恵によって助けたとされる神だが、小人であるという他に、蛾の羽を身に纏い、呪術や医療にも長けているなど、謎が多い。少彦名命の、極小の身体に豊かな知恵という属性は、昔話の「一寸法師」の原型ともされる。また同じ昔話の「浦島太郎」も、古い形では、竜宮ではなく、海の向こうの常世の国へ渡ったとされる。海の向こうの永遠の世界からやって来た、超常の能力と身体を持つ神が少彦名命であり、そうしたテーマは、神話から昔話まで、繰り返し語られて来た。人魚の肉を食べて不老不死となった「八百比丘尼」の伝説が、日本各地にあるが、彼女が籠ったという岩屋も粟嶋にある。また、八十八にて子を授かったという、「米子」の地名由来とされる長者の伝説もある。不老長寿の神話と伝説が幾重にも重なる地の神秘を探る。語り:高橋御山人 聞き役:盛池雄峰

佐賀市の北の郊外に鎮座する與止日女神社（よどひめじんじゃ）は、肥前一宮。嘉瀬川畔、肥前国府の近くに建ち、現存する五風土記の一書「肥前国風土記」にも登場する古社だ。風土記によれば、嘉瀬川の上流に荒ぶる神がおり、往来の人の半分を生かし、半分は殺していた。そこで領主が占いで神意を問うたところ、土蜘蛛（記紀や風土記に登場する、朝廷に反逆的な「まつろわぬ民」）の大山田女（おおやまだめ）と狭山田女（さやまだめ）が、埴輪のような土の人形・馬形を神に捧げれば、祟りは鎮まると告げた。その通りにしたら祟りが鎮まったので、領主は彼女達を「さかしい（＝賢い）女」だと誉めた。それが「佐賀」という地名の由来だという。また風土記には、川上に石神がおり、毎年海の神たるワニ（サメまたはナマズとされる）と小魚たちが遡上して来るが、捕って食べると死ぬことがある、とも書かれている。そして、現代のこの地域を見てみると、土蜘蛛の女性達の名を残す「東山田」という地名があり、嘉瀬川上流には「肥前大和巨石パーク」と名付けられた古くから信仰される巨石群があり、ナマズを食べないという風習がある。人の往来が激しく、先進文化が押し寄せる、近代を開いた佐賀という地の特性を古代に見る。

The magnificent Danube both cuts across and connects Central Europe, flowing through and alongside 10 countries: Romania, Ukraine, Moldova, Bulgaria, Serbia, Croatia, Hungary, Slovakia, Austria, and Germany. Travelling its full length from east to west, against the river's flow, Nick Thorpe embarks on an inspiring yearlong journey that leads to a new perspective on Europe today. Thorpe's account is personal, conversational, funny, immediate, and uniquely observant - everything one expects in the best travel writing.

Anthony Bourdain chases the fumigation truck in Bergen County, New Jersey. Dave Eggers tells it straight: Illinois is Number 1. Louise Erdrich loses her bikini top in North Dakota. Jonathan Franzen gets waylaid by New York's publicist...and personal attorney...and historian...and geologist. John Hodgman explains why there is no such thing as a "Massachusettsean."

Get ready for a one-of-a-kind audio experience: discover Venice through intimate, guided audio walking tours of the city's most historic and enchanting quarters. There are four guided tours for you to listen to as you walk through Venice, plus essential Italian words and phrases that every traveler wants to know.

Long overshadowed by Japan and China, South Korea is a small country that happens to be one of the great national success stories of the postwar period. From a failed state with no democratic tradition, ruined and partitioned by war, and sapped by a half-century of colonial rule, South Korea transformed itself in just 50 years into an economic powerhouse and a democracy that serves as a model for other countries. With no natural resources and a tradition of authoritarian rule, Korea managed to accomplish a second Asian miracle.

Building on the success of The Yarn Whisperer, Clara Parkes' rich personal essays invite listeners and devoted crafters on excursions to be savored, from a guide who quickly comes to feel like a trusted confidante. In Knitlandia, she takes listeners along on 17 of her most memorable journeys across the globe over the last 15 years, with stories spanning from the fjords of Iceland to a cozy yarn shop in Paris' 13th arrondissement.

Greek to Me is a charming account of Norris’s lifelong love affair with words and her solo adventures in the land of olive trees and ouzo. Along the way, Norris explains how the alphabet originated in Greece, makes the case for Athena as a feminist icon, seeks the fabled Baths of Aphrodite, and reveals the surprising ways Greek helped form English. Filled with Norris’s memorable encounters with Greek words, Greek gods, Greek wine - and more than a few Greek men - Greek to Me is the Comma Queen’s fresh take on Greece and its exotic yet strangely familiar language.

Before he grew up and became one of Washington's most respected reporters and editors, Andrew Ferguson was, of all things, a Lincoln buff, with the photos hung on his bedroom wall to prove it. Decades later, Ferguson's latent buffdom is reignited. In Land of Lincoln, he embarks on a curiosity-fueled coast-to-coast journey through contemporary Lincoln Nation, encountering everything from hatred to adoration to opportunism and all manner of reaction in between.

生田絵梨花が毎週日曜日のお昼にグッド・ミュージックと共に、ドライブ気分、ホリディ気分をお届けするプログラム「Volkswagen DRIVING WITH YOU」のPodcastバージョン。「おすすめの日曜日の過ごし方」、「おすすめのドライブスポット」や「グルメ情報」はもちろん生田絵梨花への質問や悩み相談も番組では募集しています！配信は毎週月曜日のお昼12時ごろ！お楽しみに！

Rory Stewart's sparsely poetic and highly acclaimed account of his walk across Afghanistan in January 2002 has been hailed as a modern classic of travel writing. Traveling entirely on foot and following the inaccessible mountainous route, Stewart was nearly defeated by the hostile conditions. With the help of an unexpected companion and the generosity of the people he met on the way, however, he survived to report back on a region closed to the world by twenty-four years of war.

Join me, Steve Turk, on the Hospitality Mentor podcast as we dive into the personal stories of some of the world's best Hospitality Professionals. We follow the journey of their ups, downs and wild turns and find out what it truly takes to make it in the amazing world of hospitality.

福岡市西部、博多湾と玄界灘を仕切る砂州・海の中道の先に、志賀島がある。ここは、漢の皇帝より奴の国王に贈られた金印が発見された地として、名高い。この島は、金印が発見されるにふさわしく、古代には海洋氏族・阿曇氏の根拠地であり、彼らが崇める海の神を祀った志賀海神社がある。顔に貝殻が付着して醜かったという「安曇磯良」の不思議な伝説もある。阿曇氏は、古代のある時期、志賀島から全国各地へ展開する。彼らが定着した土地には、氏族の名が付けられた。滋賀県の安曇川や、愛知県の渥美半島、福島県の安積原野などがそうだという。ここに見えるように、海洋氏族でありながら内陸にも展開した。その典型が、長野県の安曇野である。安曇野の穂高神社は、山に囲まれた信州にあって海神を祀り、船形の山車「御船」をぶつけ合う「御船祭」など、海洋氏族の名残を留める神事もある。一方、古代の安曇野には、坂上田村麻呂に討たれた「まつろわぬ者」八面大王の伝説もある。朝廷に食を奉る氏族でありながら、どこか異形の影がつきまとう、全国展開した海洋氏族・阿曇氏の足跡を追う。語り:高橋御山人 聞き役:盛池雄峰

この番組はあまのじゃく体質なアラサー男女二人組が素直になりたいと願いながら、ドライブ中の車中から安全運転でお届けする雑談系podcastです ドライバー：マナ 助手席：ケンセイ 後部座席：リスナーの皆さま お便り・感想をDMかメールで頂けると嬉しいです！ Twitter : ⁠@zatsudandrive⁠ Mail : zatsudandrive@gmail.com BGM:MusMus(https://musmus.main.jp)

O diário de um mago é o relato da peregrinação feita por Paulo Coelho em 1986 pelo Caminho de Santiago. Motivada por sua profunda ambição espiritual e pelo desejo de se tornar escritor, a travessia se transforma em algo maior do que ele imaginava. Enquanto narra sua jornada mística e as duras lições que aprendeu com o guia Petrus, Paulo entende que o extraordinário não reside em rituais e segredos mágicos, mas na simplicidade e no cotidiano das pessoas comuns.

In questo audiolibro Brilli racconta la storia e la fenomenologia del viaggio in Italia dalle origini al sorgere del turismo organizzato, attingendo a una messe pressoché infinita di episodi e osservazioni: come nel concreto si svolgeva il viaggio in Italia, quali i luoghi visitati, quali le aspettative e le reazioni dei "turisti". Ne viene una narrazione di grande piacevolezza, intessuta di notizie curiose e anche divertenti, dove l'erudizione si scioglie in uno stile elegante e privo di pedanterie.

【長野県の方言】「ずくなし」=「なまけ者」 たまに更新【ずくなしラジオ８９８】 雑談時々コーヒー☕️のお話 小さな珈琲屋で実際にあったショートストーリー 【小さな珈琲屋の独言】 スノーボードに行った時にだけ放送する番組 【懲りずにスノーボードする人】 サウナスパ健康アドバイザーとしてサウナ紹介的な番組 【大人のサウナ道】 の4本立てです。