豆柴シリーズ

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豆柴センパイはおばあちゃん あらすじ・解説

毎日おいしくごはんが食べられるように。
心地よく眠れるように。
どこも痛くないように、苦しくないように。

さんぽ嫌いで食べることが大好き! そんな豆柴センパイの“介護生活”が始まったのは14歳頃。それから4年余りをかけての、紆余曲折ありつつも見事なランディングまでの愛おしい日々――。切なくもすがすがしいエッセイ。

老犬のかわいさは、日々積もる。

今を生き、生きるだけ生き、そしてそのときが来たら潔く旅立つ。

足元がおぼつかない、目が見えづらい、椅子の下にハマる、深夜の「グル活」と絶叫、トイレの自由化と紙パンツ、車椅子暮らしに流動食……。目まぐるしく変化するセンパイの様子にあたふたする人間たち、それを生ぬるく見守る弟猫のコウハイ。60代で認知症を患い早く逝った母や、脳梗塞で倒れ車椅子で生活する父の介護とセンパイを重ねつつ、工夫を凝らして、人もセンパイもコウハイも、ゆるゆるご機嫌、ときどき涙な日々。
©YUKIKO ISHIGURO, GENTOSHA 2024 (P)2024 Audible, Inc.
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