『おじさんとモルフォチョウ〜人には「奥」があるということ』のカバーアート

おじさんとモルフォチョウ〜人には「奥」があるということ

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おじさんとモルフォチョウ〜人には「奥」があるということ

著者: 茂木 健一郎
ナレーター: 後藤 敦
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このコンテンツについて

ぼくは、大学院の博士課程の修了目前の二月くらいまで、就職が決まらなかった。それで、本当に困ったなあ、と思っていた。 研究室の先輩には、「茂木くん、研究生の手続きをしておいた方がいいよ」と言われた。「履歴書に穴が開く」ということを忌み嫌う日本社会の風土を初めて知ったのも、この頃である。 幸い、理化学研究所に新しくできたばかりの脳の研究グループに拾われた。トップは、伊藤正男先生だった。和光市の研究所を訪問して、伊藤先生とお話しして、5分くらい経った時に、「4月から来ていいよ」と言われた。なんだか、正直、ほっとした。4月から、和光市のキャンパスに通った。何から何まで、新鮮だった。自由な研究環境で、のびのびと思索することができた。その頃のことが、現在に至るまでの私の礎となってくれている。(本文より) 脳科学者茂木健一郎の原点ともいうべき書籍『生きて死ぬ私』の続編となるエッセイ「続・生きて死ぬ私」を連載したメルマガ茂木健一郎「樹下の微睡み」はこちらから→http://yakan-hiko.com/mogi.html©Kenichiro Mogi, (P) 2016 Audible, Inc. 自己啓発

おじさんとモルフォチョウ〜人には「奥」があるということに寄せられたリスナーの声

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ナレーション
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