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  • こども講談 六

  • 著者: 旭堂 南湖
  • ナレーター: 旭堂 南湖
  • 再生時間: 1 時間 45 分
  • 3.0 out of 5 stars (1件のカスタマーレビュー)

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こども講談 六

著者: 旭堂 南湖
ナレーター: 旭堂 南湖
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あらすじ・解説

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「江戸川乱歩と神田伯龍(作・芦辺拓)」(18分)

講談には江戸時代や明治時代に作られた古典と呼ばれる話が多くあります。そして、現代に新しく作られた新作講談もあります。これは作家の芦辺拓さんが書き下ろした新作講談です。

小説家、江戸川乱歩の小説に登場する名探偵、明智小五郎。実はモデルがいまして、それが講談師の五代目神田伯龍でございます。『D坂の殺人事件』には、このように書かれています。「明智小五郎は、どちらかと言うと痩せた方で、歩くときに変に肩を振る癖がある。あの片腕の講釈師の神田伯龍を思い出させるような歩き方なのだ。明智は顔つきから声音まで、神田伯龍にそっくりだ」。こう書かれている。

さあ、二人が出会って、どんなことが起きるのでしょうか。

「怪談小噺」(10分)

これも新作講談です。旭堂南湖が小さい頃に体験したお話が元になっています。

南湖が子供の頃、公園で友達を遊んでいると、赤ら顔のおっちゃんが近寄ってきて、「おっちゃんが、こわーい話したろか」なんて言いましてね。子供達は、「きゃー、怖いー」。みんな逃げだしたりして。まだ何にも怖い話してないんですがね。子供にとっては変なおっちゃんが一番怖い。そんなおっちゃんが子供を集めて、怪談を語り出した。

「今日はな、『悪の十字架』という話を聞かしてやろう。これは怖いぞー。『悪の十字架』」 さっきまで、ワイワイ騒いでいた子供たちはシーンと静まり返って、おっちゃんの怪談に耳を傾けた。

「青春講談1」(8分)

これも新作講談です。旭堂南湖が中学生の頃に体験したお話が元になっています。過ぎ去りし青春の日々。二度と戻らない青春の日々。

その昔、雑誌の通販で、透視メガネといういかにも怪しげな商品が売っていましてね。思春期の男の子にとっては夢のような商品です。この透視メガネをかけると色んなものが見えるかも知れない。値段が四千円。迷う金額です。高いんですがお小遣いを貯めたら買えなくもない。おそらくは騙されるであろう。しかし、世の中には万が一ということがあります。

「青春講談2」(6分)

青春講談の第二弾です。過ぎ去りし青春の日々。二度と戻らない青春の日々。

中学生の頃、女の子の体つきが少しずつ変わっていく。胸が膨らんでいく。まるでつぼみが開くように膨らんでいく。まるで風船のように膨らんでいく。まるで日本政府の借金のように膨らんでいく。

「あたし引っ越すねん」

旭堂南湖の胸に残る甘酸っぱい思い出。

「般若寺の焼き討ち」(16分)

奈良県に般若寺というお寺があります。四季折々の花が咲きます。秋にはコスモスが十五万本も咲きまして、コスモス寺とも呼ばれています。本日はここが舞台になる、難波戦記冬合戦より、「般若寺の焼き討ち」という一席。

「八丈島物語」(18分)

今から四百年前、慶長の五年(西暦一六〇〇年)九月十五日。天下分け目の合戦、関が原の合戦が起こった日であります。我が国始まって以来という大いくさでありました。東軍徳川方が十万九百九十八人の軍勢、又西軍豊臣方が八万三千五十四人。

「五郎正宗の子供時代(上)」(15分)

刀鍛冶のお話です。その昔、正宗と村正という二人の有名な刀鍛冶がおりました。村正の刀を小川へ持っていき、上流に刃が向くように、ズボッと突き刺した。すると、川上から、一枚の木の葉が、流れてきました。刀とは随分離れたところを流れていたのですが、まるで、刀に吸い寄せられるように、スーッと近付くと、スパーっと真っ二つに切れました。村正は「キレロキレロキレロ」と念じながら、刀を作ったので、無用のものまで切ってしまう刀が出来上がった。

「五郎正宗の子供時代(下)」(15分)

©2021 Nanko kyokudou

こども講談 六に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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