『出世と恋愛 近代文学で読む男と女』のカバーアート

出世と恋愛 近代文学で読む男と女

(講談社現代新書)

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出世と恋愛 近代文学で読む男と女

著者: 斎藤 美奈子
ナレーター: 水瀬 まり香
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このコンテンツについて

「青春とは何か」とは男女ともに簡単には定義できない命題だが、前提として必要なのは「精神的親離れ」である。しかし青春期は、自分の将来への不安に迷い、徐々に自分の世界を見つけるが、同時に好きな人ができる時期でもある。 日本の近代文学の主人公である青年たちは、恋を告白できず片思いで終わるケースが多い。たまに恋が成就しても、ヒロインは難病や事故などで、なぜか死ぬのだ。日本の男性作家には恋愛、あるいは大人の女性を書く力がないのではと著者は喝破する。 たかが文学の話ではないかと思うなかれ、近代文学が我が国ニッポンの精神風土に落としている影は思いのほか深い。 明治期の立身出世物語が青年たちの思想に与えた時代背景は見逃せない。同時に戦争が文学に与えた強い影響も。 しかし夏目漱石『三四郎』から20年、女性作家の宮本百合子『伸子』で、「新しい女性」が恋愛や結婚に縛られない「生きる価値」を見つける時代が近代にも到来する。男女ともに時代の変遷とともに成長するのだ。 近代文学で描かれた男女の生き方は、現代日本の「人生の成功と恋愛」にかける人々の思いを読み解く大いなる鍵となる。©斎藤 美奈子 (P)2023 Audible, Inc. 文学史・文学批評

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面白くて聞きやすい

斎藤さんの小気味よい文章に水瀬さんの落ち着いたナレーションがマッチしていて、とても面白く聞きやすい。

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昔読んだ文豪作品がごっちゃになってしまう理由と対策がわかった

『挑発する少女小説』同様、物語の構造と登場人物の役割を俯瞰して、年代ごとの変遷をたどり(こう書くと、本書のもつ愉快さや爽快さと比べて地味すぎてびっくりするけれど)どのような問題意識が登場人物や著者にあったのかを整理してくれたおかげで、なぜ昔がんばって読んだ文豪作品の内容が記憶の中でごっちゃになってしまっていたのかがよくわかった。作品の類型整理なんて大味な読み方になってしまうのではという危惧もあるが(実際端折っている部分にも名場面名台詞はある)、むしろ型を認識することで似た場面での登場人物それぞれのちがいが際立ち、なぜちがうのかを考えることでより深く能動的に読むことができるのだと知った。取り上げられた作品たちを再読してからまた本書を読んでみたい。
本文は理知的に情報を整理していくなかにときどき「イミフ(意味不明)である。」などかなりカジュアルなツッコミもあり、ナレーションのバランスを取るのが難しそうなのにすんなり聞けて素晴らしい。

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よかった

挑発する少女小説が、とっても面白かったので、楽しみにしていました。

斉藤さんの分析は今回も冴えているけれども、小説に描かれている女性が、少女小説の時ほど魅力的でないので、その分どうしても前作の方がおもしろいです。

それにしても、今年出たばかりの新刊が、早速オーディオブックで聴けてうれしいです。
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