『島はぼくらと』のカバーアート

島はぼくらと

(講談社文庫)

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島はぼくらと

著者: 辻村 深月
ナレーター: 大西綺華
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このコンテンツについて

この島の別れの言葉は「行ってきます」。きっと「おかえり」が待っているから。   瀬戸内海に浮かぶ島、冴島。朱里、衣花、源樹、新の四人は島の唯一の同級生。フェリーで本土の高校に通う彼らは卒業と同時に島を出る。ある日、四人は冴島に「幻の脚本」を探しにきたという見知らぬ青年に声をかけられる。淡い恋と友情、大人たちの覚悟。旅立ちの日はもうすぐ。別れるときは笑顔でいよう。

17歳。卒業までは一緒にいよう。
この島の別れの言葉は「行ってきます」。
きっと「おかえり」が待っているから。

瀬戸内海に浮かぶ島、冴島。朱里、衣花、源樹、新の四人は島の唯一の同級生。フェリーで本土の高校に通う彼らは卒業と同時に島を出る。ある日、四人は冴島に「幻の脚本」を探しにきたという見知らぬ青年に声をかけられる。淡い恋と友情、大人たちの覚悟。旅立ちの日はもうすぐ。別れるときは笑顔でいよう。

大人も子供も一生青春宣言!辻村深月の新たな代表作。©辻村 深月 (P)2023 Audible, Inc.
現代文学

島はぼくらとに寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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田舎の青春

キレイな話でずっと聴いていられる。でも本当は田舎ってもっと闇が深いけどね。子供同士も。

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聞きづらい

人物の演じ分けや、地の文と会話文との違いなどがブレない読みをしてほしかった。誰の言葉?会話?地の文?と、聴く読書ならではの不便を感じる読みでした。ごめんなさい。何気なく聞いているけど、読み手の皆さんは、高度な技術で「聞きやすさ」を保証してくださっているのだと改めて感じた。

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違和感ある朗読

文章が三人称なのか一人称なのか曖昧で、例えば朱里の気持ちが語られていて、朱里の視点かな?と思ってたら「朱里はそう言った」って三人称になってて「?」となる。
朗読もそれに合わせてそれぞれのキャラで語ってるのに、急に神視点になるのが違和感あり気持ち悪い。台詞のみ役を演じ分けすればよかったのに残念。また、前半部分は息づかいが顕著で耳障りだった。後半はそうでもないからノイズキャンセルしようと思えばできたのでは?と思う。
あと、たまに声のボリュームが大きくなったりしてビビる。

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魅力的な登場人物

人の多面性が強く印象に残りました。
楽しくどんどん読み進める反面、すごく考えさせられる作品でした。

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驚き方が気になる

内容と声が合っていて、とても良かったです。ただ、驚き方がみんな「うぇ!?」みたいな感じで文にそう書かれているのか、それとも声優さんの演技なのかわからないけど、うぇ?うぇ?言っててちょっとわらってしまった。
それと章ごとの数字の間の取り方がちょっと早くて、もう少し間を取ってくれてもいいかなと思いました。
声優さんの声はとても綺麗だし、可愛かった。二人の女性のその後を読みたくなった。

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優しくなれる

人の良心にたくさん触れられて、癒されました。安心して聴いていられるけど、決して飽きさせない。子供がもう少し大きくなったら読んで欲しいと思わせる、本当にいい小説だと思います。

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自然な演技◎

同著者の『スロウハイツの神様』のオーディブルの演出が残念だったのでこちらもおっかなびっくりで聴き始めました。
こちらは自然な演技で、地の文も登場人物の視点を汲んで演技されていて良かったです。

声優さんごとに文章をどう表現するのかが楽しみの一つでもあるので、こういう自然な朗読がいいです。


内容については、初期と母になってからの辻村作品をないまぜにした感じで、ちょっとどっちつかずで物足りなかったです。
島のIターン事情やそこから見えてくる内情は面白かったけれど、盗作された脚本や4人の恋模様が大きく発展することもなく、少し投げっぱなしな印象。
朱里視点で始まった物語なのに、終盤で衣花視点になりそのまま衣花の感情を乗せたまま終わってしまったのも違和感があった。
もっとメイン4人の人間模様を見たかったかも。

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スロウハイツの次に聴くのがオススメ

スロウハイツの神様がとても良かったので、次の辻村作品として聴きました。スロウハイツとリンクする設定もあり、とても良かった。スロウハイツを先に聴いてから、本作に入るのがオススメです。

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何度も読み返したい様な

散りばめられた、地上の星!
何どもくすぐられる、心と理性
こんな経験をしてみたい。

朗読も、とても素敵でした
またお願いします

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青春でした

島と海の風景が浮かび上がってくるような、風や光を感じる小説でした。こんな故郷が私には無いなあ、こんな友達が私にはいないなあ。高校生、特に女の子達に読んでもらいたいと思いました。人と人との繋がり、それを築く力は一生の宝だと改めて感じました。素敵な作品でした。

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