平家物語 巻第七
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岡崎 弥保
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著者:
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作者不詳
このコンテンツについて
南北朝時代の琵琶法師・覚一(かくいち)が1371年に完成させたといわれる覚一本を、割愛することなく原文のまますべて収録しています。
巻第七は、寿永二年(1183年)四月から七月を描く。勢いにのる木曽義仲軍をおそれた平家一門はついに西国へとおちてゆく。
平家は源氏軍を追討しようとするが木曽義仲に惨敗する。比叡山の僧侶たちにも見限られた平家の衰勢は明らかとなり、平家一門は都を離れ、西国へ下る決意をする。気配を察した後白河法皇は平家から逃れ、身を隠す。住み慣れた邸宅に火をかけ、それぞれの思いを胸に平家一門は次々と都を落ちてゆく。福原にたどり着いた平家一門は旧内裏跡も焼き払い、西国へと船を出すのだった。
<収録内容>
01 清水冠者(しみずのかんじゃ)/02 北国下向(ほっこくげこう)/03 竹生島詣(ちくぶしまもうで)/04 火打合戦(ひうちがっせん)/05 願書(がんじょ)/06 俱梨迦羅落(くりからおとし)/07 篠原合戦(しのはらがっせん)/08 実盛(さねもり)/09 玄肪(げんぼう)/10 木曽山門牒状(きそさんもんちょうじょう)/11 返牒(へんちょう)/12 平家山門連署(へいけさんもんへのれんじょ)/13 主上都落(しゅしょうのみやこおち)/14 維盛都落(これもりのみやこおち)/15 聖主臨幸(せいしゅりんこう)/16 忠度都落(ただのりのみやこおち)/17 経正都落(つねまさのみやこおち)/18 青山之沙汰(せいざんのさた)/19 一門都落(いちもんのみやこおち)/20 福原落(ふくはらおち) <作者・成立>
作者未詳。『徒然草』に、平家物語の作者は信濃前司行長(しなののぜんじゆきなが)という記述があるが、確証はなく異説も多い。
成立は十三世紀初めごろ。琵琶法師の平曲によって全国に広まったため、巻数や内容の差異があるさまざまな異本が伝わる。当初は三巻本であったが、十二巻本に増補され、さらに灌頂巻(かんじょうのまき)が加わった覚一本が現在ではよく知られている。覚一本は、琵琶の名手・覚一(かくいち)が1371年に完成させたものといわれる。©2019 PanRolling.
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『源氏物語』全五十四帖 与謝野晶子による現代語訳をすべて朗読し、
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近代で最初に『源氏物語』を訳した与謝野晶子は、それぞれの帖の冒頭に、その 帖の内容をふまえた歌を一首詠んでいます。その晶子の歌もすべて収録しています。
第一帖 桐壺
光源氏 一~十二歳
主な登場人物 桐壺更衣、藤壺
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時の帝桐壺は、それほど身分の高くない桐壺更衣を寵愛し、二人の間には輝くような美しい皇子が生まれた。しかし、桐壺更衣は他の女たちの嫉妬や嫌がらせを受け、また病気がちであったために三歳の皇子を残して病死してしまう。
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