『広島の二人』のカバーアート

広島の二人

人間愛を無慈悲に打ち砕く原爆の悲劇

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広島の二人

著者: 保坂 延彦
ナレーター: 沼尾 ひろ子
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このコンテンツについて

1945年8月広島。捕虜となった米国兵アーサーは、持ち 前の反骨心により藤田軍曹と常日頃から対立していた。一方 の藤田は、捕虜生活の中でも誇りを失わないアーサーに対 し、内心では秘かな敬意を抱いていた。 だが、藤田の内心を知らないアーサーは、かねてから画策し ていた脱走計画を実行する。アーサーの身を案じ、単身で追 跡する藤田。二人の奇妙な旅路はやがて奇妙な友情を生む。 しかし、そんな二人の頭上から、敵味方を問わない無慈悲な 黒い雨が降る 。 そして数十年後「広島の二人」の物語が再び始まる。 昭和邦画界を代表する脚本家・菊島隆三から未発表の脚本「広島の二人」を託された保坂延彦が、脚本の後日譚となる「ミツ子の物語」を加えて小説化。「HIROSHIMA」を舞台に繰り広げられる、日本軍将校と米兵捕虜に芽生えた人間愛を、時に切なく、時に逞しく描く。ナレーター沼尾ひろ子が心を込めて読み上げます。©保坂 延彦 (P)2020 ジェイコード株式会社 現代文学

広島の二人に寄せられたリスナーの声

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