日本が近代化に向けて大きな一歩を踏み出した明治時代は、実はとても厳しい社会でした。社会が大きく変化する中、人々は必死に働き、頑張りました。

十六世紀にはヨーロッパの二流国に過ぎなかったイギリス。それがなぜ世界を動かす帝国になり得たのか?

私たちが日々実践している文字による言語活動は、長い時をへて形づくられてきたものだ。古代における漢字の受容から、往来物による学びの時代へ。近世の文字文化の多様な展開から、近代学校の成立へ。

幕末の英雄と言えば、西郷隆盛、坂本龍馬、勝海舟ら。だが歴史を動かしたのは彼らだけではない。

元陸軍参謀が最後に企てた”作戦”とは？1961年（昭和36年）４月４日、元陸軍参謀にして参議院議員の辻政信は、羽田空港から東南アジア視察のため単身、飛び立った。

弟・義経との小さな行き違いを大騒動に発展させて権力を手にし、鎌倉幕府を確立した源頼朝。抜擢されたことで激務に追われ、上司・信長への不満を溜めていった明智光秀。

二〇二一年初の米国連邦議会襲撃事件．憲法修正第二条を盾に武装した人民（ミリシア）と対峙する連邦キャピトル警察・州軍（ミリシア）が繰り広げる異様な光景が意味するものは何か．

世界暦と黙示的文学が終末意識を突き動かすとき，ヨーロッパの歴史は大きく躍動した．古代末期に源流をもつ地中海＝ヨーロッパの歴史を，人びとを駆動し「近代」をも産み落とした〈力〉の真相とともに探究する．

ヤマト建国、壬申の乱といった歴史の転換点で重要な役割を担い、天皇家にも絶大な影響力を誇っていた東海地方の豪族、尾張氏。古代史における重要人物にもかかわらず、その正体を知る者はほとんどいない。なぜなら、尾張氏は最古の歴史書『日本書紀』から消されたからだ――。

パンデミックは世界を変えたのか――新型コロナの大流行を経験した私たちには，疫病と人類の関わりを問い直すという重い課題が突きつけられている．

一五～一八世紀，ヨーロッパ文明がまばゆい光を放ち始めたまさにそのとき，「魔女狩り」という底知れぬ闇が口を開いたのはなぜか．

近代日本は「流行病」「難病」との闘いの連続だった－－。明治天皇や陸海軍兵士たちが悩まされた脚気から、軍民に蔓延したスペイン風邪などの伝染病、「亡国病」と恐れられた結核やマラリア…

ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作は、日本の神話から平安時代までの嘘を暴く！

教員七年目，松本サリン事件の現場から近い県下屈指の名門高に転勤した著者が生徒たちと模索した教育実践，歴史総合の授業を充実させるための作戦（方法）を経て…

「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書の登場が，アジア各地で大きな反発を招いた．その問題点は日本の植民地支配に関する記述である．

2025年の大河ドラマの主人公は、蔦屋重三郎！蔦屋重三郎の実像とは？田沼時代と現代の共通点とは？東洲斎写楽を世に送り出し、権力にも屈しなかった「江戸のメディア王」の魅力と、彼の生きた時代を読み解く一冊。

東京の都市化・近代化を進めたといわれる関東大震災(大正12年/1923年)は、実は人々に過去への郷愁や土地への愛着を呼び起こす契機となった。

日本は一つ、ではない。歴史も一つ、ではない。この国の歴史は、ぬるい。……日本史を動かす6つの法則とは? 本郷日本史の集大成。

戦争、内戦、テロ……。なぜ今、中東地域で惨禍が繰り返されるのか？ その理由を、パレスチナやイスラエルの歴史、数次にわたる中東での戦争から、詳細にわかりやすく解説。

Based on his observations over three decades, Henry Kamm, Pulitzer Prize-winning New York Times Southeast Asia correspondent, unravels the complexities of Cambodia. Kamm's invaluable document - a factual and personal account of its troubled history - gives the Western listener the first clear understanding of this magic land's past and present.