『歌われなかった海賊へ』のカバーアート

歌われなかった海賊へ

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歌われなかった海賊へ

著者: 逢坂 冬馬
ナレーター: 小林 親弘
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このコンテンツについて

あまりにも凄惨で、本当に人間が人間にこんなことが出来たのかというナチス政権下で起きていた出来事。
これがもし現代で、自分の身近に起きていたとしたら、それを目にしてしまったら彼等海賊たちのように動けるだろうか、無関心を装い時代の流れに沿って「賢い」生き方を選んでしまうのではないか。

とても勇気がいることですが、そういう時に「歌える人」でありたいなとおもいます。
ーー小林親弘

2022年本屋大賞受賞作『同志少女よ、敵を撃て』著者の第二作

1944年、ナチ体制下のドイツ。父を処刑されて居場所をなくした少年ヴェルナーは、体制に抵抗しヒトラー・ユーゲントに戦いを挑むエーデルヴァイス海賊団の少年少女に出会う。やがて市内に敷設された線路の先で「究極の悪」を目撃した、彼らのとった行動とは?

本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、PCサイトのライブラリー、またはアプリ上の「目次」からご確認ください。
本タイトルは12時間を超えるため、パートごとに分割してダウンロードすることができます。
本タイトルは、差し替え修正済みです。(2024年8月15日更新)

©2023 Touma Aisaka (P)2024 Hayakawa Publishing Inc.
現代文学

歌われなかった海賊へに寄せられたリスナーの声

総合評価
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    1
ナレーション
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    290
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    55
  • 星3つ
    11
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    1
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ストーリー
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せつない、、、、、

前作品の内容がわたし的には衝撃的で、何回も何回も繰り返し聴いた作家さんなので、見つけた瞬間、聴き始めました。結果、聴き始めたら止まらず、一気聴きです。淡々と語るナレーターなのですが、話が衝撃的で色んな感情を呼び覚まされながら聴きました。なんといってもレオンハルトの気持ちを考えると切なくなります。また戦争時の人々の気持ちとか、人としての気持ちとか、考えさせられる部分が随所にあって、読んだ後誰かと内容について語りたくなる本です。超オススメ。

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現実に力を持つ小説だと思った

一気読み(聴き)でした。そして余韻が凄くてまだ抜け出せていない感じがします。
フィクションだけれども、今現在起きている色々な不正や暴力に対して「知っていても、君は行動しないのか?」と問われているような切迫感があります。
エルフリーデや若い女性登場人物のセリフが女言葉ではなく、ごく自然に今の若者が話している言葉で表現されているのが良いなと思った。

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前作に劣らぬ傑作

前作があまりにも素晴らしかったので、今作も聴いてみた。確かな歴史的考察に裏打ちされた、なもなき少年少女が歴史の渦に翻弄される様を、ちょうど現代の問題意識に合致する形で提供し、それを至高のストーリーにまとめてある。前作も涙が出てしまったが、今作がどうか? はネタバレにもなるので避ける。ナレーションも、登場人物を見事に演じ分けており、聞きやすく没入感を味わえる満点の作品。

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これをAudibleで聴けるなんて

物語もナレーションも星5じゃ足りないくらい素晴らしいものでした。

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命懸けの若者たち

ナチス統治下に反旗を翻した少年少女は実際にいたのかわかりませんが いてもおかしくないと思える内容でした。文字通り命懸けの作戦を実行し、と没頭して読んでいたのが小説だったと思い出した主人公だが、それを聴いている私自身もフィクションの世界にいたのだと気づく。
再び聴きたいと思える作品でした。

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ノンフィクション風のフィクション

前作の「同志少女敵を撃て」といい、戦争に翻弄される若者の物語だけど、前作に比べると少しノンフィクション寄りの描かれ方のように思えました。展開が淡々としていて、前作程の感動が無く、人物にもあまり思い入れが出来ませんでした。ナレーションも声のトーンが低く過ぎて、電車の中とか騒音の激しい道路などを歩きながらだと聞き取れなくて苦労しました。

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落ち着いていて、表現力豊かなナレーションが素晴らしい。

まだ読み始めたばかりですが、すでに良いです。ゴールデンカムイの杉元役小林親弘さんと知る前まで、普通に聞いてましたが、気づいておどろきました。ゴールデンカムイ鎖骨すねゆ

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前作ほどではないが良かった

ワクワク、ハラハラのストーリー展開でとても楽しく聴けた

エーデルワイス海賊団は、命をかけて行動したが、人々の行動は変えられなかった
後世にほとんど影響を与えられなかった

悔しいような寂しいような、それで良かったようなエンディングだった

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深く心に刺さる名作中の名作!

前作「同士少女よ、敵を撃て」同様、テーマもストーリーも、膨大な資料を元に綿密に調べ上げられ、とてもフィクションとは思えない臨場感で、深く心に刺さる名作です。登場人物の台詞一言一言が重く残り、残酷な描写も絶妙な匙加減。逢坂作品は、今まで200タイトル聴いてきた中でダントツの作品だと思います。是非、翻訳して世界中の人々に読んで欲しい。素晴らしいの一言。次の作品が待ち遠しい。

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約250タイトルに聴いたなかで、トップレベルの素晴らしさ

小林さんのナレーション目当てで聴き始めました。audibleでは250タイトルほど聴いていますが、トップクラスの素晴らしさでした。
地の部分では穏やかな染み入るような声でとても聴きやすく、キャラクターにほどよく感情を注ぎ込むというバランスのいいナレーションは、なかなかないと思います(あまり感情的な朗読が苦手なため)。

あまりにナレーションがよかったので、2回聴いて、ストーリーを改めて噛み締めました。少年たちが第二次世界大戦末期という激しい時代に巻き込まれていく様子がリアルに描かれており、途中につらくなる場面もありましたが、聴き終わった後、心に残る作品でした。
主人公たちが幸せな人生を送ったことを祈りたくなりました。
また折に触れ、聴き直したい作品です。

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