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  • この世の喜びよ

  • 著者: 井戸川 射子
  • ナレーター: 志摩 淳, 林 祐人
  • 再生時間: 3 時間 27 分
  • 3.2 out of 5 stars (71件のカスタマーレビュー)

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この世の喜びよ

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あらすじ・解説

第168回芥川賞受賞!
思い出すことは、世界に出会い直すこと。
静かな感動を呼ぶ傑作小説集。
娘たちが幼い頃、よく一緒に過ごした近所のショッピングセンター。その喪服売り場で働く「あなた」は、フードコートの常連の少女と知り合う。言葉にならない感情を呼びさましていく芥川賞受賞作「この世の喜びよ」をはじめとした作品集。
ほかに、ハウスメーカーの建売住宅にひとり体験宿泊する主婦を描く「マイホーム」、父子連れのキャンプに叔父と参加した少年が主人公の「キャンプ」を収録。
最初の小説集『ここはとても速い川』が、キノベス!2022年10位、野間文芸新人賞受賞。注目の新鋭がはなつ、待望の第二小説集。
二人の目にはきっと、あなたの知らない景色が広がっている。あなたは頷いた。こうして分からなかった言葉があっても、聞き返さないようになっていく。(表題作「この世の喜びよ」より)
©井戸川 射子 (P)2023 Audible, Inc.

この世の喜びよに寄せられたリスナーの声

総合評価
  • 3 out of 5 stars
  • 星5つ
    15
  • 星4つ
    15
  • 星3つ
    17
  • 星2つ
    14
  • 星1つ
    10
ナレーション
  • 4 out of 5 stars
  • 星5つ
    24
  • 星4つ
    15
  • 星3つ
    15
  • 星2つ
    8
  • 星1つ
    2
ストーリー
  • 3 out of 5 stars
  • 星5つ
    11
  • 星4つ
    14
  • 星3つ
    13
  • 星2つ
    15
  • 星1つ
    11

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  • 総合評価
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  • ストーリー
    2 out of 5 stars

特になし

淡々と心象風景を描写していて、物語が発展していくこともなく進む。
そういう表現もありかなと、
作者は表現に対峙している。静かな文面からそれが感じ取れる。
そして収録作キャンプでは登場人物総てが私。

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  • 総合評価
    2 out of 5 stars
  • ナレーション
    2 out of 5 stars
  • ストーリー
    2 out of 5 stars

よくわからなかった

受賞作品のみ聞いています。このさくひんはえすべてにおいて拍子抜けでなぜ芥川賞受賞できたのかも理解できませんでした。今までで一番がっかりした作品でした。

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    4 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

心がほっこりした。

穏やかな日常を軽快なテンポで追い続け、過去と今の子育てと合わせながら、ささやかな喜びを感じる作品でした。著者である「あなた」がご両親に大切に育てられたことが作品に現れているのだと思いました。

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  • 総合評価
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  • ナレーション
    3 out of 5 stars
  • ストーリー
    2 out of 5 stars

導かれていくような不思議

あなたは…という語りかけは、なんとなく、「占い」のような、感じがした。ごく一般的な設定で語りかけているのよ、的な。あなたを主人公に、この設定で、あなたが物語を組み立ててね。そうそう、上手よ…と導かれて行くような不思議な語り口。二人の娘の子育てを二十年ほど前にしたので共感できるところは多々あった。が…芥川賞はやっぱりよくわからない。

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  • 総合評価
    4 out of 5 stars
  • ナレーション
    4 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

のんびりと聴けた

一話目が良かった。
子育てには後悔がつきものですが、自分が経験したような思い、特に、娘が成長と共に反発したり、こちらはそんなつもりで言っていたわけではなかったのに‥とか
全ては子を思う母の気持ちだったのにとか‥
二話目も、幼い双子と一晩離れただけなのに、頭にはずっと居て、家族への愛おしさがとても伝わり微笑みながら聴きました。もう少し長くて奥行きがあれば、なお良かった。

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    3 out of 5 stars

子育ての実感

母から見たこどもの描写が秀逸と思いました。
表題作、主人公の女性を[あなた]と二人称にしているのに、一人称語りの様な文体なのが、最初は聴きにくくて、耳障りでした。聴き進む内、これはもしかすると、自分で自分に向かって語りかけているのかな?と、感じました。
読売オンラインの著者インタビューで、著者が、次のように語っているのを見つけました。
『育休中はしんどくて、一人で「わちゃわちゃ」やっていて、誰かに見守っていてほしいなと思った。呼びかけみたいに書いたら自分の治癒にもなっていくなと感じて書き進めました。』

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  • ナレーション
    4 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

聞いてると微笑みくなる

そっと目を閉じて聞くと、聞いた言葉が頭の中のイメージとなって浮かんでくるので、とてもイメージしやすかったです。昔を思い出してどんな発言をしようかと考えるその様子に特に共感しました。

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  • ナレーション
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    3 out of 5 stars

期待しすぎてしまった

「芥川賞受賞!」「静かな感動がこみあげる!」という文言に期待しすぎてしまい、終わったときに「え?あれ?」となりました。勝手に、見事な伏線回収とか、「そことそこがつながっていたのか!」を期待しすぎていたのだと思います。
一人称視点ではないのに慣れず、いまいち感情移入できませんでした。
日常というより日常の中の非日常を描いている作品です。日常をはなれてみたら日常の尊さを感じたといった内容です。

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    4 out of 5 stars
  • ストーリー
    2 out of 5 stars

日常すぎる

文章は綺麗だが日常すぎて退屈なストーリーでした。最後までは聞いた。

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  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

包み込まれたい

日常で感じるような、味わうような、いいことも、ざらっとした言葉にしたくない感情も、「母の視点」から全てわかっているよ、「あなた」のことならね、と受け入れられているような切り口。
マイホームは、結局今の生活が1番いい、ということ?
わかるような、わかりきれなかったような読了感。

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