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イエスの生涯

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イエスの生涯

著者: 遠藤 周作
ナレーター: 山口 恵
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このコンテンツについて

英語、イタリア語、中国語にも翻訳された遠藤周作が描くイエスの生涯。©The Heirs of Shusaku Endo 1973 (P)2023 Audible, Inc. 現代文学

イエスの生涯に寄せられたリスナーの声

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ナレーション
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ストーリー
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小説家による深い考察。腑に落ちる。

伝記・歴史小説を書く時は、史実と周辺環境を整理して深く考察し、行間を埋め、そこにあったであろうドラマを紡ぎ出す作業になると思う。この本は小説にしようとする前段の、その考察をまとめたもの、或いは、宗教学者の文学的論文、そんな内容に感じた。小説家らしく物語として表現するのも一つだが、このような形も著者の感性や思考プロセスに触れられて、面白く、とても腑に落ちた。

ただし、私には聖書を深く読み解いたことはなく、また、史実や解釈、その界隈にある謎や論争に関する知識はない。この本が果たして芯を食っているのか、或いは斬新なのか、分かる立場にはない。それにも関わらず、とても腑に落ちる感覚になったのは、著者の筆力の凄さなんだろう。

ナレーションはオーディブル屈指のナレーターである山口恵氏ゆえ、安心してこのタイトルを選んだ。

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イエスキリストの生涯について客観的に知ることができた

聖書を客観視しつつ、事実と真実とを明確にわけ伝えてくれています。今後も見解は変わりゆくものかと思うので、これからも楽しみです。

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イエスキリストの愛の本質

イエスキリストの愛というものが、初めて感じられた。癒された。

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キリストの生きた時代の雰囲気

キリストの生きた時代の雰囲気、ユダヤ教の主流派や、新派のせめぎあい、ローマ帝国との関係、メシアを渇望する人々の熱、が肌身に迫って感じられ、良かったです。遠藤さんの大胆な解釈によると、、、人々が渇望したメシアは、異国人から奪われた土地とユダヤ民族の誇りを取り戻す革命家であるのに対し、イエスは、神の愛をただただ信じ、悲しい人、苦しい人々に、寄り添おうとしたんですね。ナレーションが、鼻に掛かったちょっと癖の有る声で、好みではなかったです。

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かつてない分かりやすさ

ご本人が後書きで書かれているように、「日本人の小説家が書いた」キリストの生涯です。
宗教の教養がなくても、歴史の背景を知らなくてもスイスイ入ってくる!
今までは宗教本に対して苦手意識があったのですが、涙あり、謎あり、ちょっぴり皮肉あり(笑)で純粋に楽しい一冊でした。

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