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夜と霧 新版

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夜と霧 新版

著者: ヴィクトール・E・フランクル (著), 池田 香代子 (翻訳)
ナレーター: あんべ あつし
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このコンテンツについて

〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。
では、この人間とはなにものか。
人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。
人間とは、ガス室を発明した存在だ。
しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉

「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、
日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。
原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。

世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、
原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。

私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。
20世紀を代表する作品を、ここに新たにお送りする。


『夜と霧』 霜山版と新版(池田訳)について
「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、
日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。

原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。
その後著者フランクルは1977年に新たに手を加え、改訂版が出版された。
みすず書房では、改訂版のテキストよりまた新たに『夜と霧 新版』(池田香代子訳)を2002年に出版し、
現在は、『夜と霧――ドイツ強制収容所の記録』霜山徳爾訳本と、
『夜と霧 新版』池田香代子訳との、
ふたつの『夜と霧』がある。
いずれもみすず書房刊。
-みすず書房-
本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、PCサイトのライブラリー、またはアプリ上の「目次」からご確認ください。

©Eleonore Frankl and Gabriele Vesely-Frankl 1977, Published in Japan by Misuzu Shobo 2002 (P)MEDIA DO Co.,Ltd.
ヨーロッパ

夜と霧 新版に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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    9
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    1
ストーリー
  • 5 out of 5 stars
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生きる理由

なぜ生きるのか?何のために生きるのか?それを知っているものは生き続けられる。
自分のすること・できることで誰かが喜んでくれるなら、それだけで生きる意味があると思う。

絶対誰にも奪うことができないもの、それは過去の記憶、喜び、楽しい体験、夢や希望。心の拠り所、笑顔、優しさ、笑いなど心の中のほっこりしたもの。

体の頑強さよりも精神面の強さで人は強く生きていける。

人間は単純に良い人と悪い人に分けられる。

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7つの習慣と言う本の主体性について、この本が例になっている。一度読んでみようと思っていたが、なかなか機会がなかった。audiableにあってありがたい。極限状態に置かれた人々の中でほんの一部の人が発揮する主体性とは何かが理解できた。

本文はそれぞれの状況に置かれた人の反応がどうなるかを淡々と記述している。特に良いとか悪いとか感じることがなかった。本人が細かく聞かれない限り医者とだけ周りに伝えていた。専門を明かさなかったことで生存率が上がった。結果、精神科医としてこの本を出版することができたのはよかったことである。

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何回読んでも素晴らしい

精神的に裸にされた人間を強い意志で描いています..........

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アウシュビッツに収容された精神科医の視点から見た囚人の精神分析

「人は短い睡眠時間や少ない食事量でも生きることができる。ではここで死ぬというのはどういう場面か?それは生きる勇気がなくなった時だ」
極限状態に置かれた人間の体験談を知ることができるのは本書以外ではあまり見たことがありません。本書の時代から80年後を生きる私たちに自由が如何に尊いものなのかを改めて問い直してくれる本です。

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ルールは全て嘘

人間は環境に適応できると筆者が体験する内容は涙が出た。
この世に当たり前とされている

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ユダヤ人という言葉が出てこない

以前メロディアスライブラリー(ラジオ番組)で取り上げられて以来、読みたいと思っていたが、今回Audible化されて、ようやく念願がかなった。
収容者で次第に人間らしさを奪われていく限界的な状況が、20センチの段差をあがる筋力もない、家畜を働かせるためのごとく石を投げられる、といった具体的な描写で表現されており、嘆息しか出なかった。また、解放されたあとも、いち早く救出されたと思っていた人々が、建物に押し込められて全員焼き殺されたという事実も、おそらく証拠隠滅のためだけにそこまで酷くなれるものなのかとショックだった。そのような状況下でも、生き続けるために未来を見据える必要があるという精神医学者ならではの言葉に、生へとしがみつくための姿勢を学ぶ思いがした。
訳者後書きで、ユダヤ人という言葉が旧版に出てこないことに触れており、そこで初めてヴィクトール・フランクル氏がユダヤ人に起きた悲劇としてではなく、人類普遍な史実として手記を残しておきたいという気持ちに思い至った(新版では執筆当時の国際情勢を鑑みて、ユダヤ人という言葉をあえて使っている箇所があるとのこと)。
体に染みこませるために、何度でもAudibleを聴き直そうと思う。

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人間はいかなる状況下でも、それに対応して生きられるという点が、ありありと語られている。

誰もが読むべき名著です。人は望みさえあれは、幸せな経験があれは、それだけで生きられる、という話しを聞き共感しました。

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死の捉え方

生死の選択ということを考えさせられる
トラウマは生傷として残るということ、暴力が横行している今、私たちは立ち止まって何のために生きているのか、みんなで対話しなくてはならないと思った。

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人生が生きる意味を問う

生きる意味を、人生が、個人に瞬間瞬間、問うてくる。それは抽象的なことや思考ではなく、具体的なことで、何らかの行動が要求される。今自分は体を動かすのか、何もせずにうずくまって、やり過ごすのか、ただ苦しみを味わうのか?自分のコントロールが、極めて限られている状況が続く中、人は生きる意味を自分に問うことはない。

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大切な一冊に出会いました

何でもっと早く読まなかったんだろう。ナレーションも素晴らしかったです。

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