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  • パンとペンの事件簿

  • 著者: 柳 広司
  • ナレーター: 岡部 たかし
  • 再生時間: 6 時間 42 分
  • 4.5 out of 5 stars (321件のカスタマーレビュー)

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パンとペンの事件簿

著者: 柳 広司
ナレーター: 岡部 たかし
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あらすじ・解説

1910年、刑期を終えて出獄した堺利彦が、ある団体の設立を宣言する。その名も「売文社」。無実の罪で極悪人と謗られ、まともな職に就くことができない社会主義者たちのために創られた、文章制作を請け負う新会社だ。社の理念は「パンとペン」。新聞雑誌の原稿に、慶弔文、翻訳、手紙の代筆など。売文社は生活費のパンを得るためなら、ペンで解決できるあらゆる問題を引き受ける。ひょんなことから売文社一味と行動を共にするようになった“ぼく” は、社に舞い込む奇妙な依頼や謎を一緒に解決することになるが――。世の不条理にユーモアで立ち向かった実在の人々をモチーフに描く、傑作連作短編ミステリー。
©KOJI YANAGI, GENTOSHA 2024 (P)2024 Audible Originals, LLC

【特別動画】岡部たかしさんインタビュー

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パンとペンの事件簿に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
  • 4.5 out of 5 stars
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ストーリー
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たのしい社会主義運動!?

こんなに面白いパロディ小説があったのかと驚いた。核心には幸徳秋水が大逆事件で獄死したことが秘められているのだが登場人物たちは悲愴に陥らず官権を笑い飛ばしながら生きている。著者の筆はときに饒舌を撒き散らし聞き手を楽しませてくれる。美は乱調にあり、なんて関係してたかしら?パンとペンも秀逸だ。サルトルに由来しているだろう。続編を楽しみにしている。

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社会主義万歳

おおっぴらにはそう言えない世の中になってしまっている点では現代の日本も似たようなものかもしれない。
戦前の日本では「戦争反対」を掲げた共産主義者たちが拷問を受けたうえで亡くなったりしていた(小林多喜二さんなど)。
現代では声をあげただけで逮捕されることはない。
でも行きすぎた資本主義の結果、社会保障も削られ続け、経済格差だけでなくさまざまな分断社会もうんでしまっているのは事実かと。
資本主義を信じて疑わなくなると全てが自己責任の社会になってしまう。
そんな世の中息苦しいと少しでも違和感があるかたには是非ともお勧めできる作品だと思います。

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岡部さんの語り

語り手がやはり素晴らしかったです。ストーリーに引き込まれました。

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軽妙なストーリーとナレーション

柳広司の反骨精神のエンタメ化を岡部たかしが具現化した絶妙な作品

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ナレーションが素晴らしい

内容もそうですが、ナレーションがとても素晴らしいです♪ 楽しみました!

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良作

面白かったです。
社会主義者は何も悪い思想とは
思わないけど、偏った考えが
世間で受け入れ難いのかも知れない。
面白かったです。

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へちまの花 の精神

明治から大正にかけての日本の社会主義運動について、易しく纏められていて、且つ面白い小説に仕立てられている。まさに 堺利彦の雑誌、へちまの花 の精神を受け継いでいると思います。当時の社会批判を通し現代を省みる視点を得られました。主人公の少年は、知的ですが小卒の労働者です。インテリである堺達とは一線が引かれているというか、同じ道を歩まないのがリアルに感じました。一時交わって、心が通じ合う部分もあるけれど、売文社の一員として、執筆修行をする訳ではない、、、多分出来ない。当時の教育格差の残酷さを感じました。

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何気なく聴き始めたらハマりました

タイトルを何度も目にしましたが聴く気にならず、聴きたい複数の本の合間にポチッてみたら、引き込まれました!どなたかがコメントしていらしたように、日本の社会主義弾圧の時代を描きながら、軽妙な書きぶりに引き込まれました。聴きながら、登場人物を応援しつつ、日本の近代史にも思いを馳せました。

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こういうことも知るべきなのだ

社会をよりよく変えようとした、勇気ある人たちの話。

硬い本ではなく、物語として、つらい部分にもユーモアがちりばめられている。

ナレーションもすばらしい。ユーモアと温かさを届けてくれた。

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  • ストーリー
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ストリートは勿論、ナレーションもこの本に超マッチしていました。

その時代にマッチした題材を可笑しくも楽しく描いているところがとても好感が持てました。

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