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プレイバック

著者: レイモンド チャンドラー, 村上 春樹
ナレーター: 古屋敷 悠
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あらすじ・解説

「こちらはクライド・アムニー、弁護士だ」午前六時半。一本の電話が私立探偵フィリップ・マーロウを眠りから覚まさせる。列車で到着するはずの女を尾行せよとの依頼。弁護士の高圧的な口調に苛立ちながらも、マーロウは駅まで出向く。しかし女には不審な男がぴったりとまとわりつき……。シリーズ最終作の新訳版
©PLAYBACK by Raymond Chandler 1958Japanese translation copyright ⓒ 2016 Haruki Murakami (P)2019 Audible, Inc.

プレイバックに寄せられたリスナーの声

総合評価
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ストーリー
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村上春樹訳の名作

旧訳と違って村上春樹訳はたっぷりとした人間味のあるフィリップ・マーロウ。セリフ文のナレーションに感情表現がかなりなされていて、自分の解釈で読みたい人には向いていないがドラマのような躍動感がある。

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ありがとうオーディブル、フィリップ・マーロウシリーズ長編7作全部聴けました

村上春樹さん訳のフィリップ・マーロウシリーズ長編7作やはりすばらしいですね。
過去には清水俊二さん達の翻訳があり、それはそれで懐かしい気がしますが、
村上春樹さんの訳にはやはりチャンドラー愛があふれているような気がします。

表題の「プレイバック」の意味がなかなか解らなかったのですが、リンダ・ローリングの登場で、なるほどと思いました。
その後マーロウはリンダと結婚し(プードルスプリング物語)、シリーズが完結するということなのでしょう。

作者レイモンド・チャンドラーの不思議は妻シシーとの略奪婚、シシー八十代までの看病、その合い間での傑作「ロンググッドバイ」。作家とはわからない人種、ただ理想としたのはマーロウのような男でありたかったのでしょう。

ありがとうございます、オーディブルさん、声で聴けばチャンドラーが蘇る。.

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凡庸?時代背景

好きな点は名セリフ
「強くなければ生きていけない
優しくなければ生きる意味がない」を村上春樹さんがどう訳したか。
ネタバレなのでここには書かない。子どもの頃、「道化師殺人事件」というゲームソフトがあった。その広告にこのセリフは使われていた。しかしその原作をきちんと読んでいなかったのだ。
こうして通読すると物語は凡庸に見えてしまう。また、感情を書かないという視点は当時は斬新に受け止められたのかもしれないが感情鈍麻の激しい現代においてはそれほど効果を発揮しているようには思えなかった。仮面ライダーWのようにあちこちでハードボイルドというものが消費尽くされた商品になってしまった時代なのだ。

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