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命の経済~パンデミック後、新しい世界が始まる

著者: ジャック・アタリ (著), 林 昌宏 (翻訳), 坪子 理美 (翻訳)
ナレーター: 福原 安祥
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あらすじ・解説

二〇二〇年初頭、アジアの一都市で発生した感染症は
爆発的に広がり、西側諸国のロックダウン、
さらには世界規模での経済停止という
前代未聞の事態を引き起こしました。

なぜ、中国は抑え込みに失敗したのか。
パンデミック(感染症の世界的流行)の発生を許した
先進諸国の初動の誤りはどこにあったのか。
甘い幻想に溺れることなく、第二波の直撃を避けるには
何をなすべきなのか。

本書でアタリ氏は、世界にまたがる
自身の情報ネットワ ークを駆使して
今回の危機の真相を明らかにし、

パンデミック後の世界を克明に描きます。
古代文明の時代から現代まで、
感染症は社会と経済の構造に変化をもたらし、
世界の勢力図を大きく描き換えてきました。

米中という二つの大国のひずみが露呈したいま、
今後の世界の覇権を握るのは誰なのか。
ヒトとモノの移動が制限されるなか、未来の個人、
企業、国家は何を指針としていくべきか。
ヨーロッパ随一の知性が訴えるのは、事実から目を
背けずに向き合い、真実を語ることの重要性です。

歴史を紐解き、現状を分析し、未来を見通す。
傍観者でも、隷属者でもなく、自ら主体的に生きる
存在となるために。

博覧強記のアタリ氏が、
二〇二〇年のロックダウン下のフランスで書き上げ、
日本語版刊行を前に、最新のデータに基づく加筆を
行った渾身の一冊です。

(本文の構成)
はじめに
第一章 命の値段が安かったとき
第二章 未曾有のパンデミック
第三章 一時停止した世界経済
第四章 国民を守り、死を悼む政治
第五章 最悪から最良を引き出す
第六章 命の経済
第七章 パンデミック後の世界
結論 「闘う民主主義」のために
©ジャック・アタリ (著), 林 昌宏 (翻訳), 坪子 理美 (翻訳) (P)2021 Audible, Inc.

命の経済~パンデミック後、新しい世界が始まるに寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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名著です。必読!

パンデミックの数年後には独裁政治が、
またその数十年後には環境破壊で人類が住めない世の中に、そうなる前に人類のやるべき事は?
政治の本来の役割とは?
色々考えさせられる。
コロナ対策の成功例に台湾をあげず
韓国ばかりなのがおやっと思ったけど
TVやネットの情報に一喜一憂する人こそ
読むべき一冊。
あと選挙に行かない人、
適当にキャッチコピーだけ見て投票してた人も
今後の参考にして欲しい。
日本政府にもアタリ氏のようなブレーンがいたらなぁ...

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2020年時点の話と考察

有名な著者ですが、少なくとも私の周囲ではあまり善い話は聞かなかったので時間の無駄かと思いましたが、折角の聴き放題なので最後まで聴かせて頂きました。
2020年からどの様に変化して行ったかを思い返しながら、思っていたよりは色々な考察に同意ができる部分もあり、また私の周囲で著者の善い話が無かった理由も理解できました。
EU諸国を観て著者の考えを照らし合わせると、鵜呑みは善くないと思いますが、学ぶところも在りますので読み手(聴き手)次第だと思います。

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淡々と事実を整理している

2020年に書かれた本なので、2020年後半以降については書かれていませんが、2020年のコロナ流行初期がどんな状況であったかを淡々と事実を述べていて非常に良い。
つい最近の出来事だが、当時のことを自分も世界も忘れてしまっている。
また新たな感染症は来ると確信しているが、そのときのためにもぜひ2021年以降についても整理して欲しい。
何が正解だったかは分からない。ロックダウンについては否定的立場をとっているが、自粛だろうがロックダウンだろうがその国の文化・法律・慣習などからみた正解は複数あると思う。
日本をはじめとするアジアのようにマスクを当たり前のようにすることのできない文化圏もある。
未だに「コロナはなかった」「コロナはただの風邪」など陰謀論を叫ぶ者もいる。
将来再び来るであろう世界の感染症流行期にどんな対策を取ればよいのか、2020年のコロナ流行で何を学びどう活かすのか、是非世界のトップリーダーで話し合っておいて欲しいと思う。

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