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夫婦善哉
- ナレーター: 豊岡 聡仁
- 再生時間: 2 時間 11 分
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昨日・今日・明日
- 著者: 織田 作之助
- ナレーター: 柏木 宏, 関岡 香
- 再生時間: 44 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
『昨日・今日・明日』は、1946年(昭和21年)雑誌「キング」に発表された短編小説。スピーディなストーリー展開、活き活きと描かれた登場人物、作之助の短編小説の傑作である。
織田作之助(おだ さくのすけ、大阪生まれ、1913年 - 1947年)。『夫婦善哉』『六白金星』など大阪の庶民の生活を描いた短編小説を得意とした。
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テンポが良く、面白かった!
- 投稿者: ヨッシー 日付: 2018/07/10
著者: 織田 作之助
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道なき道
- 著者: 織田 作之助
- ナレーター: 伊藤 治明
- 再生時間: 27 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
天才バイオリニストと言われ、世界で名声をほしいままにした辻久子。彼女の幼少期をモデルとした織田作之助の短編。辻久子は生まれながらの天才ではなく、父が精魂傾けた作品でもあった。
著者: 織田 作之助
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木の都
- 著者: 織田 作之助
- ナレーター: 熊谷 敦子
- 再生時間: 40 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
大阪は緑が少ない町だといわれているが、幼少時の記憶は不思議とさまざまな木と結びついている……大阪生まれである織田作之助が、地元への思いをこめて描く大阪物語。少年時代をすごした街を回想するような筆致で、彼独特の人情を交えたエピソードを展開している好小品。一見、私小説でありながら、作者である「私」の物語と、小説として作られた「新坊」の物語が重なり合っていく。さらに、「私」が第三者的立場となっている新坊の物語にこそ、作者の幼少時代が凝縮されているという多重写しの妙が魅力です。演出=水城ゆう。(C)アイ文庫 【演出・朗読者について】「会話文と字の文のイントネーションを思い切って転換する。そんな大胆なアプローチに、熊谷敦子は果敢に挑戦してくれた。彼女の実力が存分に発揮された快作である」(水城)。 「ストーリーを追うのではなく、物語を膨らませる部分を丁寧に読むことで、全体が浮かび上がってくるような表現ができると感じた作品でした。視線の動き、空気感などを意識しました。演出を効果的にするためには標準語と大阪弁をきっちりと使い分けなければならず、思わぬ苦労を味わいました」(熊谷)。...
著者: 織田 作之助
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馬地獄
- 著者: 織田 作之助
- ナレーター: 春日 玲
- 再生時間: 9 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
戦中の大阪の風景の中、うだつのあがらない主人公は荷馬車が橋を苦悩しながら渡っていく姿をいつもながめていた。そんなとき、主人公に近づき、道を尋ねてきた男に、つい電車代をめぐんでしまう。人の心の動きと、心の動きを読む詐欺師、そして馬の苦悩の表情がたくみに描かれている逸品。 ・・朗読者は、この短い小説を一ヶ月かけて読み込んできた春日玲。一瞬に交錯する人の心の機微を表現することに、全身全霊をこめました。朗読に打ち込む春日玲の読みをじっくり味わってください。 「文芸朗読作品制作の アイ文庫の情報はhttp://ibunko.com/にて」
著者: 織田 作之助
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競馬
- 著者: 織田 作之助
- ナレーター: 岩崎 さとこ
- 再生時間: 43 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
「――寺田はしかしそんなあたりの空気にひとり超然として、惑いも迷いもせず、朝の最初の競走(レース)から1の番号の馬ばかり買いつづけていた。挽馬場の馬の気配も見ず、予想表も持たず、ニュースも聴かず、一つの競走が済んで次の競走の馬券発売の窓口がコトリと木の音を立ててあくと、何のためらいもなく誰よりも先きに、一番! と手をさし込むのだった。……」 朗読は映画女優・岩崎さとこ。その演技力には若い頃から定評があります。朗読というたったひとりの舞台で挑んだ、織田作之助の人情話。くそまじめな男の一途な恋に思い入れつつも溺れずに朗読しています。(C)アイ文庫 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」
著者: 織田 作之助
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昨日・今日・明日
- 著者: 織田 作之助
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『昨日・今日・明日』は、1946年(昭和21年)雑誌「キング」に発表された短編小説。スピーディなストーリー展開、活き活きと描かれた登場人物、作之助の短編小説の傑作である。
織田作之助(おだ さくのすけ、大阪生まれ、1913年 - 1947年)。『夫婦善哉』『六白金星』など大阪の庶民の生活を描いた短編小説を得意とした。
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テンポが良く、面白かった!
- 投稿者: ヨッシー 日付: 2018/07/10
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著者: 織田 作之助
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著者: 織田 作之助
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wisの田中英光「離魂」―太宰治との日々
- 著者: 田中 英光
- ナレーター: wis
- 再生時間: 1 時間 14 分
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ストーリー
【解説】田中英光は、「オリンポスの果実」で知られるが、太宰治、坂口安吾らとともに無頼派作家に名を連ねる。太宰に弟子入りし、その死に衝撃を受け催眠剤中毒が悪化、太宰の墓前で後追い自殺をした。坂口は、”太宰も田中も半獣神で半貴族で、その壁にぶつかって自滅したようなものである”と書いている――。 『離魂』は「忘れかけた名品」と評されている。36歳にして初めて肉体の恋を知った「私」が、若い愛人との情欲におぼれ、強力催眠剤と酒とで泥酔して狼藉を働き、女の多淫多情に嫉妬し、女に翻弄され金を巻き上げられるなどの無頼な日々が描かれている。 自殺1年前の太宰(文中「津島治」)の仕事部屋を女連れで訪ねた「私」は、一緒に死んだT子さんらと始まった酒盛りと太宰のお道化ぶり、そこに、太宰が死に憩を願い求めていた気持ちを重ねるように書いている。そして、太宰の死を機に、「私」の日々はさらに無頼なものになっていく・・・。ちくま文庫『短篇礼讃』(大川渉編)所収。 (C)wis 【朗読】wis(透明感のある声で知られる女性朗読家)
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男性に読んで欲しかった...
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日輪
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夫婦善哉
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ストーリー
一銭テンプラを商う種吉、その娘で芸者になった蝶子、その旦那でだらしのない柳吉ら、大阪の下町に繰り広げられる人々の生と哀歓。織田作之助の名作を情緒たっぷり、リズミカルに女優・岩崎聡子が語り通しました。約1時間57分。[注]本朗読において、今日の表現基準に照らして不適切と思われる語句や表現がありますが、発表時の時代的背景と文学性を考え合わせ、底本どおりに読んでおります。ご了承ください。(C)アイ文庫
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描写がリアル
- 投稿者: 西野 友章 日付: 2018/02/02
著者: 織田 作之助
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アンゴウ
- 著者: 坂口 安吾
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- 再生時間: 45 分
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古本屋で手にとった本は戦死した親友の蔵書だった。その中に奇妙な暗号が書かれた紙が挟まっていた。
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女性の魔性
- 投稿者: kips 日付: 2023/11/22
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wisの井伏鱒二01「屋根の上のサワン」
- 著者: 井伏 鱒二
- ナレーター: wis
- 再生時間: 20 分
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ストーリー
【解説】 井伏鱒二の処女作「山椒魚」に続く佳作。「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ(『厄除詩集』)」という井伏作品の放浪的基調低音に通じる抒情的作品。 私は散歩の途中、沼池のほとりで猟銃で撃たれて苦しんでいる雁(がん)を見つけた。抱き上げたときの羽毛や体の温かみ、意外に重たい目方に、その時の私の思い屈した心は慰められる。私は、どうしても丈夫にしてやりたい思いに駆られ、家に連れて帰り治療し、羽を切り、”サワン”と名付けた。雁との心通わせる日々は続く。――しかしある月夜のこと、けたたましいサワンの鳴き声がするので出てみると、屋根の上にのぼって、飛び去っていく3匹の雁と交信している様子だった。「サワンに対する私の愛着を裏切ってかれが遠くに逃げ去るはずはない」。けれどサワンは、月の明るい夜更けに限って鳴き声をたてるようになり、そして……。 【朗読時間】 20分12秒 【朗読】wis ※透明感と落ち着きのある声で親しまれている女性朗読家です。
著者: 井伏 鱒二
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永井荷風「濹東綺譚」
- 著者: 永井 荷風
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- 再生時間: 3 時間 57 分
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梅崎春生「桜島」
- 著者: 梅崎 春生
- ナレーター: 豊岡 聡仁
- 再生時間: 2 時間 46 分
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ストーリー
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旧主人
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ストーリー
島崎藤村(本名春樹)は、明治学院在学中にキリスト教に入信し、西洋文学に影響を受け、北村透谷らと雑誌「文学界」を創刊しました。それまでの和歌や俳句などの定型詩や漢詩とは異なる新しい文体の詩人と
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坂口安吾名作選
- 著者: 坂口 安吾
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- 再生時間: 14 時間 1 分
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ナレーション
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ストーリー
昭和初期に活躍した「無頼派」の代表的作家である坂口安吾の代表作10作品を発表順に収録。坂口が「作家」として認められていくきっかけとなった『風博士』、坂口の代表的歴史小説である『二流の人』など
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午市
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色街として知られる吉原のそばにある、親戚宅に遊びに行った新婚夫婦。 単純な昔風の男である主人は、風情あふれる街を見せてふたりを喜ばそうと、たまたま開かれていた吉原の午市へと案内する。そこで吉原の女たちを眼にした新妻は…… 新妻の漠とした煩悶に、著者・宮本百合子の不幸だった最初の結婚の体験が垣間見えるようです。 (注)朗読において、今日の表現基準に照らして不適切と思われる語句や表現がありますが、発表時の時代的背景と文学性を考え合わせ、底本どおりに読んでおります。ご了承ください。 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」
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嵐
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明治時代の作家であり、明治文学史上大きな存在である尾崎紅葉による未完の長編連載小説。
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一高の学生、間(はざま)貫一はお宮と許婚であったが、銀行家の御曹司に見初められた彼女は親によって無理やり別れさせられてしまう。貫一は復讐のため高利貸しとなるが、お宮も幸せに暮らせずにいた。会話を口語体にしながら、地の文は文語文という雅俗折衷の文体が好評を博し、紅葉を流行作家とした一作。
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文語体も聴きやすく楽しめました
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著者: 尾崎 紅葉
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wisの井伏鱒二02「女人来訪」
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【解説】 新婚2週間もたたないうちに、家庭争議の素が舞い込んできた。「第3者としての一女性」という妙な差出人からの手紙であった。読めば、学生時代の友人に結婚を勧められた女学生、”岡アイコ”の知り合いらしい女性からだった。もう8年も前のことなのだが、岡アイコは、私の結婚申し込みを断っておきながら、私のことが気になって仕方がなかったという。その時のお詫びと気持ちの整理に本人がお訪ねしたい、と言うのだそうである。探偵社を使って私の消息を調べたそうだが、その調査内容のなんと正確なこと! かつて結婚まで考えた、「厭でない女」が自分を訪ねてくるという申し出に、私はどこかそわそわ、ドキドキ。慌てて隠したはずの手紙も勘の鋭い妻にあっさりと見つかってしまい、遂に彼女ははやってきた・・・。 「そんな最近に結婚したくらいの男は、厭でない女といっしょに歩くことなど大好き」――と書く井伏鱒二独特のユーモアが滲み出る作品。滋味深い男ごころをさらりと描く。 【朗読時間】 57分25秒 【朗読】wis ※透明感と落ち着きのある声で親しまれている女性朗読家です。
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家族
- 投稿者: tkhsh 日付: 2023/05/18
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wisの内田百けん③「私の『漱石』と『龍之介』(抄)」
- 著者: 内田 百けん
- ナレーター: wis (ないとうさちこ)
- 再生時間: 3 時間 22 分
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ストーリー
漱石の回想をまとまった形で書いた門下生としては小宮豊隆や森田草平がよく知られているが、内田百閒もまた、直接接した漱石の貴重な姿をこのような形で遺した。
著者: 内田 百けん
あらすじ・解説
年中借金取りが出入りする貧乏な天麩羅屋の娘の蝶子は、小学校を出るとすぐ女中奉公に出されました。
17歳で芸者になると、明るくお転婆な気性が愛嬌となり、人気芸者へと成長。
そんな時出会ったのが、安化粧問屋の息子で妻子持ちの柳吉でした。
3ヶ月ほどで仲を深めた2人は、柳吉が東京に行くのを機に駆け落ちをします。
ところが、震災に遭い、大阪の蝶子の実家に戻ることになりました。
そして、黒門市場の中の路地裏の2階に間借りをして生活を始める2人。
しかし柳吉に職がなく、蝶子が臨時雇いのヤトナ芸者として稼ぐことになります。
その稼ぎで遊びに出かけるようになった柳吉は、実家の父親から勘当されてしまいます。
更に妻は籍を抜いて実家に戻り、娘は柳吉の妹が母親代わりとなって面倒を見ることになりました。
柳吉は口実を作って実家に行くも、娘に会わせてもらえず、蝶子の貯金に手をつけて放蕩する日々。
そんな姿を情けなく思う蝶子ですが、家を飛び出して楽天地横の自由軒でライスカレーを食べるうちに柳吉が恋しくなるのでした。
やがて柳吉は働き口を見つけ、蝶子もまたヤトナ稼業に身を入れるようになりました。
そんな中、妹が入り婿を迎えることを機に父親から廃嫡された柳吉。
実家への思いや娘への愛情を断ち切ることができず、またも放蕩する日々を過ごします。
そこで蝶子は、自力で柳吉を一人前の男にしようとしました。
資金を貯めては店を開く2人。そのうちに柳吉が病気を患い、入院費などで出費が嵩むようになり、蝶子は再びヤトナに出るようになりました。
そしてある日、同じ抱え主の元にいた芸者と再会する蝶子。
その出会いにより、それからの柳吉と蝶子にまた変化が訪れます。
織田作之助
大阪生まれの小説家。第三高等学校の卒業試験中に病に倒れ、療養後に復学するも、勉学に対する意欲を失って中退しました。1935年頃、のちの妻となる宮田一枝と出会い、同時期に作家活動を開始します。当初は劇作家を志して戯曲を発表していましたが、フランスの小説家・スタンダールの影響を受けて小説家志望へと転じました。そして同人誌『海風』に発表した処女作「雨」が、武田麟太郎に注目されました。「夫婦善哉」は、改造社の第一回文芸推薦作品となり、文壇に出て本格的な作家生活に入るきっかけとなりました。また、太宰治や坂口安吾らと共に無頼派として活躍し、「オダサク」の愛称で親しまれました。
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カスタマーレビュー:以下のタブを選択することで、他のサイトのレビューをご覧になれます。
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- 2023/05/31
好みが分かれる作品
作者の織田作之助に興味があって、代表作というこちらを拝聴。好みが人によって分かれる作品ですね。この人たちを観察・考察して楽しむ見方もあると思うのですが、初見(初聴?)では柳吉の無神経さとどうしようもなさに嫌悪感を感じ、蝶子に「なぜこの人と…」という疑問と若干の呆れを強く感じました。ナレーターさんの演じる柳吉がもうほんと素晴らしくて、やなとこ全部表現されてました。この人にも可愛いと思えるところがあったのかな…自分の中で整理してから、また聴き直してみようと思います。
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
ありがとうございました。
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総合評価
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- tkhsh
- 2023/02/02
ドタバタ物語
ひたすらに蝶子の情が深いというか、柳吉がダメダメすぎる……でもそれでも好きな人と一緒にいたいんだなと思うと、切ない気持ちになります。
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
ありがとうございました。
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- 2022/11/17
自分にとっては新鮮な作品
大阪を舞台にしただけあって、軽快な関西弁のやりとりが印象的。
苦しい生活を送る蝶子を思わず応援したくなります。
あとちょっとした事ですが、食べ物に関する話も多くちょっとした飯テロ感もあります。
感覚的な話ですが、生きていくという事と食べるという事って切っても切れないものですよね。
それがこの作品のちょっとした味付けみたいな様にも感じました。
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
- がんちゃん
- 2023/03/02
視点が変わる
聞いていて見ている視点が変わるのが面白い。当時の大阪の風景が見えるよう。
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