夫婦善哉
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ナレーター:
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豊岡 聡仁
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著者:
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織田 作之助
このコンテンツについて
年中借金取りが出入りする貧乏な天麩羅屋の娘の蝶子は、小学校を出るとすぐ女中奉公に出されました。
17歳で芸者になると、明るくお転婆な気性が愛嬌となり、人気芸者へと成長。
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3ヶ月ほどで仲を深めた2人は、柳吉が東京に行くのを機に駆け落ちをします。
ところが、震災に遭い、大阪の蝶子の実家に戻ることになりました。
そして、黒門市場の中の路地裏の2階に間借りをして生活を始める2人。
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更に妻は籍を抜いて実家に戻り、娘は柳吉の妹が母親代わりとなって面倒を見ることになりました。
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そんな姿を情けなく思う蝶子ですが、家を飛び出して楽天地横の自由軒でライスカレーを食べるうちに柳吉が恋しくなるのでした。
やがて柳吉は働き口を見つけ、蝶子もまたヤトナ稼業に身を入れるようになりました。
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実家への思いや娘への愛情を断ち切ることができず、またも放蕩する日々を過ごします。
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そしてある日、同じ抱え主の元にいた芸者と再会する蝶子。
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織田作之助
大阪生まれの小説家。第三高等学校の卒業試験中に病に倒れ、療養後に復学するも、勉学に対する意欲を失って中退しました。1935年頃、のちの妻となる宮田一枝と出会い、同時期に作家活動を開始します。当初は劇作家を志して戯曲を発表していましたが、フランスの小説家・スタンダールの影響を受けて小説家志望へと転じました。そして同人誌『海風』に発表した処女作「雨」が、武田麟太郎に注目されました。「夫婦善哉」は、改造社の第一回文芸推薦作品となり、文壇に出て本格的な作家生活に入るきっかけとなりました。また、太宰治や坂口安吾らと共に無頼派として活躍し、「オダサク」の愛称で親しまれました。©2022 PanRolling
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- 2023/05/31
好みが分かれる作品
作者の織田作之助に興味があって、代表作というこちらを拝聴。好みが人によって分かれる作品ですね。この人たちを観察・考察して楽しむ見方もあると思うのですが、初見(初聴?)では柳吉の無神経さとどうしようもなさに嫌悪感を感じ、蝶子に「なぜこの人と…」という疑問と若干の呆れを強く感じました。ナレーターさんの演じる柳吉がもうほんと素晴らしくて、やなとこ全部表現されてました。この人にも可愛いと思えるところがあったのかな…自分の中で整理してから、また聴き直してみようと思います。
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
ありがとうございました。
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総合評価
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- tkhsh
- 2023/02/02
ドタバタ物語
ひたすらに蝶子の情が深いというか、柳吉がダメダメすぎる……でもそれでも好きな人と一緒にいたいんだなと思うと、切ない気持ちになります。
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
ありがとうございました。
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総合評価
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ナレーション
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- k.sou
- 2022/11/17
自分にとっては新鮮な作品
大阪を舞台にしただけあって、軽快な関西弁のやりとりが印象的。
苦しい生活を送る蝶子を思わず応援したくなります。
あとちょっとした事ですが、食べ物に関する話も多くちょっとした飯テロ感もあります。
感覚的な話ですが、生きていくという事と食べるという事って切っても切れないものですよね。
それがこの作品のちょっとした味付けみたいな様にも感じました。
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
ありがとうございました。
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