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氷点

著者: 三浦 綾子
ナレーター: 遠藤, 西村 健志, 安田 愛実, 有賀 友利恵, 野口 晃, 宮負 潤, 村上 めぐみ, 大島 昭彦, 春山 壱樹
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あらすじ・解説

昭和39年12月から翌年の11月まで、約1年に渡って朝日新聞に掲載された『氷点』は、三浦綾子の故郷である北海道旭川を舞台に、人間の原罪をテーマに描かれています。

「原罪とは何か」という関心を人々にもたらしたこの作品で、まだ無名だった三浦綾子が一躍脚光を浴びることとなりました。
法に触れるような罪ではなく、人間として生まれてきた者すべてにあるものだとする「原罪」。
キリスト教の洗礼を受けた著者ならではとも言える、信仰に根ざしたテーマを登場人物それぞれに反映させた本作は、大衆的な要素によって堅苦しくならず、読む人の心に深く残ることでしょう。
「汝の敵を愛すべし」という新約聖書のイエスのことばを座右の銘とする啓造と、その妻の夏枝を主人公として繰り広げられていく物語を、朗読でお楽しみください。

三浦綾子(みうら・あやこ)

1922年4月、北海道旭川市生まれ。
高等女学校卒業後、17歳から7年間小学校教師を勤めるが、太平洋戦争後、罪悪感と絶望を抱いて退職。
その後、肺結核と脊椎カリエスを併発して13年間療養生活を送る。闘病中にキリスト教に出逢い、1952年に洗礼を受ける。
1959年、三浦光世と結婚。1964年、朝日新聞の1000万円懸賞小説に『氷点』で入選し作家活動に入る。
その後も『塩狩峠』『道ありき』『泥流地帯』『母』『銃口』など数多く小説、エッセイ等を発表した。
1998年、旭川市に三浦綾子記念文学館が開館。1999年10月、逝去。
©2022 (公財)三浦綾子記念文化財団

氷点に寄せられたリスナーの声

総合評価
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
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  • 星4つ
    14
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    5
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ナレーション
  • 4.5 out of 5 stars
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ストーリー
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すばらしい作品でした

始めの1時間位は、おもしろいのかな、やめようかなと思いながら聴いてましたが、どんどん面白くなっていき、最後まで夢中で聴きました。

最愛の娘を殺した犯人の子供を育てるという家族の苦悩、それぞれの愛憎、誠実さ、醜さ、特にもらわれた娘である陽子の純粋、健気さに感動しました。

ナレーションも最高、文句なしです。

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  • ストーリー
    4 out of 5 stars

昼ドラ

石橋叩いて渡るほど慎重で責任ある院長先生が、こんな選択するかなと初期設定に無理あるが物語として楽しかった。
陽子の幼少期こそ彼女の出生元が原因だったが、育ってきてからのことは、もはや出生元云々ではない。
娘に嫉妬する母と娘に欲情する父、
この夫婦は、立派な出生元の貰い子でも、或いは実子でも美しい娘に育てば同じことするんじゃないかと思った。
昼ドラばりのドロドロだった。
続編もあるらしいが、もうお腹いっぱい。
船のシーンでのラジオからの声が歪みすぎて聴き取れなかった。尺長いし大切な部分なので聞き取れないのがストレスだった。
あと、不自然に30秒ほど無音になる部分がありましたがバグでしょうか。

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    5 out of 5 stars

どんどん引き込まれていきました

難しい表現がなく、耳で聴いてもわかりやすかったので、物語の世界にスッと入り込めました。
そして入り込んでしまったら最後、結末がどうなるのか気になって、どんどん引き込まれていきました。
「氷点」とはそういうことだったのかと。
三浦綾子の作品は、どれも深く考えさせられますね。

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素晴らしい!

原作はもちろん、臨場感溢れるナレーション、背景音、最高でした!

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よかったです

大昔に読んだことがありますが、今回は聞くことができてまた深まりました。

効果音ナシで聴きたいです。(どの作品でも思います。)

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ナレーションに困った人が混ざってる。

ナツエ(母)のナレーションが下手すぎる。
タツコ(おばさん)のナレーションが凄く良い。
出番の多さから逆にして欲しかった。
電話や拡声器の声が小さすぎて聞きづらいのも難点。

ストーリーはすごく良かった。

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物語に引き込まれました。

自分勝手な思い込みや妄想が人生を狂わすことを実感しました。

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    4 out of 5 stars
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名作を聴ける価値

若い頃に氷点を読み深く感動しました。今回オーディブルで朗読を聴くという形で再び触れ、この作品の深さに歳ばかり重ねた自分でしたが同じように生きるのとの難しさ、原罪について考えさせられました。
一点、陽子の声が幼児から高3まで変わらなかった点だけが不自然だったので星一つマイナス。とはいえとても可愛い声で感情もこもっていたのは間違いありませんが。

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    5 out of 5 stars

聴き始めると止まりません

良質なラジオドラマを聴くようでした。あらすじは知っていましたが、聴き始めると止まらず、毎晩、午前3時過ぎまで聴いていました。文章は簡潔で分かりやすく、それでいて深い味わいがあります。これは、著者が結核療養中に人々に宛てて手紙を綴ったり、短歌をうたったことで培われた才能ではないかと思います。

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    5 out of 5 stars

30年以上ぶりの興奮

高校生くらいに読んだ時もグイグイ引き込まれて読んだが、今聞いても同じかそれ以上に面白い。善人ばかりのこの小説に際立つ夏江のキャラが楽しい。昭和の昼メロと言われればそうかも知れないが、面白いものは面白い。

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